旧裁判所Old Courthouse セントルイス
2023.06.27
アメリカ横断24日目。今回のアメリカ横断旅行、第1章はルート66を使い、シカゴにあるルート66の起点を目指し、途中では国立公園群を巡るため、一時離脱があるがこの国立公園巡りが第2章で、そして第3章は、シカゴからカナダに越境、ナイアガラの滝、ワシントンDC、ニューヨーク、ボストンまでの行程であった、第2章国立公園巡りも終え、、再び第1章の続きルート66を使いシカゴまで目指すことになった。
セントルイスにやって来た。治安が悪い都市として有名だが、全くと言ってその気配は無い。ここは旧裁判所です。地図。この裁判所が建てられたのは1828年のことで、幾度かの改築を経て1860年にはそれまであった木製のドームが銅を吹き付けた鉄製のものに替えられた。ドームの高さは58.5mあり、20世紀に入るまでセントルイスで最も高い建物であり、1877年まではセントルイスの地方裁判所として使われ、また、1856年から1876年まではミズーリ州の最高裁判所として使われていた。 旧裁判所は歴史的な2つの裁判で特に知られている。1つは1847年に始まり、1850年代後半まで争われたドレッド・スコット裁判で、これは黒人奴隷ドレッド・スコットが身の自由を求めて起こした裁判で、これをきっかけに奴隷制度に対する論議が巻き起こり、やがて南北戦争を引き起こした。もう1つは、1870年代に争われたバージニア・マイナー裁判で、これは女性参政権の付与を巡っての裁判であった。現在の施設は、博物館として運営され、館内にはフランス植民地時代から現在に至るまでのセントルイスの歴史に関する史料が展示されているが、文献を見ても理解できるはずもなく館内には入らなかった。
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