2024年元日 薩埵(サッタ)峠で初日の出


2024.01.01
今回の北陸周遊旅行の最後の日はちょうど元日であり、初日の出を見ようとやってきたのは、旧東海道五十三次を歩いた際に立ち寄っていた、薩埵(サッタ)峠であった。展望台駐車場には数台しか駐められないのを知っていたため、前日の夜から陣取るためにやってきていた。


薩埵峠は、歌川広重「東海道五十三次」を語る上で欠かせない宿場町・由比エリアに位置し、現代では東名道、国道1号、東海道本線と富士山とのこの構図を見たことがある人は必ず居る地であった。


前夜の駐車場は8台のスペースがあるうち5台が埋まっていた。


初日の出はおおよそ7時頃と言うことで6時に起床していたら、既に回りには大勢の人が集まっていた。


難所だった薩埵峠を経ず、海岸線を安全に通行できるようになったのは、嘉永7年(1854年)の大地震で海岸が隆起してからだという。


現代ではその狹い海岸線に大工事が繰り返され、日本の大動脈が束ねられたようにして走っている。


6:55 富士の頂が赤く染まってきた。現在、薩埵峠ハイキングコース上で亀裂が生じている箇所が確認されたため、安全が確保できるまで興津側駐車場及び由比側駐車場から展望台の間を通行禁止となっていた。


7:02初日の出。


2024年は災害などで人が悲しまなく穏やかな1年になって欲しいね。


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