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【12/19・20(土日) 上演】とよた劇場元気プロジェクト 第三弾本公演「オレたちの物語」

とよた劇場元気プロジェクトとは?

愛知県豊田市で活動している演劇人が、コロナ禍の中で上演可能な芝居作りの試みをするプロジェクトです。

とよた劇場元気プロジェクト第三弾「オレたちの物語」

あの頃、オレたちは輝いていた・・・だよな? ゴトー!?

作・演:石黒秀和
出演男子部:ホーリー 小林俊彦 堀川智広 大矢哲路 つげ周爾 加藤康裕 川越健志 いっこ
スタッフ:稲葉収治 小島みさえ 折橋衣月 岡崎昌子 永田ゆか
音楽・音響:正木隆 照明:西山敏昭
チラシデザイン:原田文奈 マネージャー:西村健一

【日時】

12/19(土)19:30開演、12/20(日)15:30開演

【場所】

豊田市民文化会館 小ホール 

【料金】

各回 2000 円(共通券3000円) 未就学児不可、全て当日精算。
※共通券
同日で「ワタシたちの物語」、「オレたちの物語」両公演ご覧になる方

【申し込み】

10/10 (土)午前 10時より「とよた演劇協会WEBサイト」にて
https://toyota-engeki.jimdofree.com/form

主催:とよた演劇協会
後援:豊田市、豊田市教育委員会、(公財)豊田市文化振興財団

あらすじ

ある地方都市。若い男ばかりのパワフルでハートフルな演目で人気を博した劇団「バンブードッグ」。人気絶頂、東京進出も目論み始めた矢先、突然、リーダーで看板役者でもあった後藤信一が理由も告げず退団を発表し、大混乱のうちに劇団は解散となってしまった。

それから25年。新型ウィルス感染拡大でロックダウンとなった日本(架空)。元劇団員たちは、それぞれの場所でそれぞれの生活を送っていた。

そこへ突然、今まで音信不通だった後藤から、元劇団員たちに一通の招待メールが届く。

「こんな時だからこそ、また芝居をやろう!俺たちの力で日本を元気にしよう!詳細は〇月〇日〇時にオンライン(zoom)で!」。混乱する元劇団員たち。なぜ? あいつが? 今さら? ・・・。

そして迎えた〇月〇日〇時。それぞれの思いを抱え、中年となった男たちがオンライン上で再び顔を合わせる。しかし、そこに、ホストである後藤の姿と声はなく・・・。

登場人物

後藤信一(51) 
劇団元リーダー。カリスマ的人物で人望も厚く、作・演も務め劇団を一躍人気劇団にした。しかし、ある日突然退団を発表し姿を消す。以来、どこで何をしているのかは誰も知らない。メンバーの中では、とにかく誠実でいい奴だった・・・と記憶されているのだが・・・。

山田和明(50) 
後藤とともに劇団を立ち上げた元サブリーダー。後藤とは親友でありライバルであり戦友でもあった。芝居への熱い思いと一途さをもった男。後藤の退団は本当にショックで、いまだにそのショックを引きずっている。それはなにより無二の親友を失った悲しみでもある。甲野美咲に純情な恋心を抱いていた。劇団解散後もフリーで演劇を続け、現在は地方都市の小劇場の運営を任されながら、役者、演出家としても活動している。美咲のことが忘れられず、ずっと独身でいたが、40を過ぎてから今の妻と出会い、結婚。現在、幼い娘が一人いる。ロックダウンで運営する小劇場は閉鎖の危機。かなり追い詰められている。後藤からのメールで心が大きく揺れる。両親は他界。

堀尾学(49) 
劇団の元二枚目スター。そのルックスと肉体美で多くの女性ファンがいた。が、現在は・・・。天才肌であまり細かい事は気にせず、努力することも好きじゃない、と思われていたが、実際は気の弱いところもあった。なんでも器用にこなせるのだが、あれ以来打ち込めるものが見つからず、いまだフリーター(あるいは派遣)、独身である。芝居はやっていない。でもよく観に行く。父親はすでに他界。長年自宅介護していた母親が現在、施設(あるいは病院)におり、会えない日々が続いている。自分を変えたいと思っている。

矢頭健一(52) 
普段は男っぽく、豪快な印象なのだが、実は女性の心も持っていて繊細。後藤に恋心に近い感情を抱いていた。しかし自分でそれは認めていない。現在は芝居とは縁を切り、(公務員など)かたい職業に就いている。シングルファーザー、中学生(もしくは高校生)の娘が一人いる。両親は田舎に健在。

津村明(49) 
劇団では色物というかぶっ飛びキャラだった。今は実家の家業を継ぎ、普通の人となっている。恐妻家。娘が二人に息子が一人。現在演劇はやっていない。平凡な生活の中で、昔の自分や夢を美化しているところもあり、劇団時代は自慢の一つ。現在、家族には内緒でアイドル(あるいは美少女アニメなど)にはまっている。

大迫健太(52) 
元々はアクション俳優志望。劇団でも、アクション担当だった。女性にモテたい願望が強く、そもそも俳優もアクションもモテたい一心ではじめた。そんな、少々打算的な思いで入団したということもあり、また、少々鈍感なところもあり(そこが女性にモテない最大の理由)、劇団やメンバーに対する思い入れも他のメンバーほどはない。解団したのは、後藤のせいだとみんなが言うのでそう思い込んでいるのだが、正直あまり内情は分かっていなかった(と言うかあまり興味がなかった)。解団後は、ジムのトレーナーになり、今も筋肉は毎日鍛えている。しかしロックダウンでジムが閉鎖中なので、ネットで筋トレ動画など流したりしている。自分はそこそこ顔もイケてて、ボディもよく、女性にはモテると思っているのだが、鈍感なところと人のいいところがあり、結局ずーと独身。最近オンライン婚活にあけくれている。そんなこんなで今回のメンバーの中では唯一オンラインには強い。劇団時代は堀尾をライバル視していた。小学6年まで横浜に住んでいた。初恋の相手は小学2年の時、近所に住んでいた松永良江ちゃん。母親と二人暮らし。

川澄登(45) 
一番の年少者。後藤に憧れ高卒で入団した。無口で不器用だが、何事にも一生懸命で、皆に弟のようにかわいがられていた。解団後、東京に出て、現在は名脇役として、TVにも出てそれなりに名の売れた役者になっている。憧れていた後藤に裏切られ、彼を一番憎んでいる・・・と皆に思われているのだが、実は彼だけが本当のことを知っていた。つまり、後藤は、自ら辞めたのではなく、皆に辞めさせられたのだ・・・(と記憶している)。その怒りを持って、今日はここに来た。母親は幼い頃に亡くなり、父親が田舎に一人いる。

甲野美咲(50)
劇団バンブードッグ創立メンバー。劇団唯一の女性だが、表には出ず、マネージャーに徹していた。美人で聡明、皆のマドンナ・・・(と皆には記憶されている)。後藤が退団する半年ほど前に、劇団から突然姿を消す。妊娠し後藤と結婚したという噂もあるが・・・。

劇団バンブードッグ
後藤と山田、美咲が大学時代に立ち上げた劇団。男ばかりの劇団にしたいと美咲が言い、彼女はマネージャーに徹した。その後、堀尾や津村に声をかけ、他の大学や社会人だった矢頭、大迫なども加わり、笑いと涙、パワフルな演目で人気が出ていく。大学卒業後も続けることを誓い、川澄も加わり、さらに人気劇団となっていくが、美咲がやめ、その後ある日突然後藤が辞め、山田が引き継ぐことも話し合われたがメンバーそれぞれの事情もあり、結局結成5年ほどで解団となった。後藤の退団の理由は実はよく分かっていなく、美咲との結婚など色々な憶測が飛んだが、本当のところは誰も知らない。バンブードッグは「笑」の意味。

※あらすじ、登場人物設定は変わる可能性があります。

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