豊岡映画センター

豊岡映画センターは、豊岡劇場、豊岡在住アーティストなどが中心となり、定期的な映画上映会…

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豊岡映画センターは、豊岡劇場、豊岡在住アーティストなどが中心となり、定期的な映画上映会を開催するプラットフォームです。 出張映写・イベントの企画提案の依頼を受け付けております。作品等の企画内容も含めてお気軽にご相談ください。 問合せ先:toyooka.eiga@gmail.com

最近の記事

"他者を傷つける社会に生きる、当事者として"「リトル・ガール」上映会@豊岡劇場

豊岡劇場さんで、ドキュメンタリー映画『リトル・ガール』が上映。上映後は、俳優(青年団)の和田華子さんを招き、豊岡在住映像作家・歌川さんの司会のもと、話を伺った。和田さんは「俳優・劇作家・演出家・制作者に向けたLGBTQ勉強会」を2019年頃から開催。演劇の作り手に、LGBTQに関する基礎的な知識や日本の現状、創作現場における就労環境の改善に向けた情報を共有する活動を行っている。(※以下敬称略) 実施日:2022年6月19日 上映・会場:豊岡劇場  上映後トーク担当:豊岡映画セ

    • "今何かやらなければいけない"「浦安魚市場のこと」上映会@豊岡劇場

      「映画と楽しもう、但馬のおさかな」と題し、ドキュメンタリー映画『浦安魚市場のこと』を上映。上映後は、豊岡在住の歌川達人監督が司会をつとめ、城崎に店を構える「おけしょう鮮魚」の桶生夫妻にお話を伺った。(※以下敬称略) 浦安魚市場から、姫路の市場へ想いを馳せる裕介さん:僕は生まれも育ちも豊岡市津居山で地域に根付いた商売(おけしょう鮮魚)をさせてもらってます。 美樹さん:私たちは姫路中央卸売市場の姫路魚類株式会社というところで働いていて、そこで出会いました。(詳細は下記リンクか

      • 11/3(水・祝)「ラ・カチャダ」上映後トーク with 姚瑶さん

        ドキュメンタリー映画「ラ・カチャダ」上映後、芸術文化観光専門職大学講師の姚瑶さんを招き、話を伺った。 ▼語学学習と演劇、自分を受け入れること私は、教師一家に育ち、将来は教師になろうと思っていました。 中2の夏にドラマ「東京ラブストーリー」を見て日本に興味を持ち、語学教師になることを決心したんです。 大学卒業後は、九州大学で博士号を取り、「外国語を習得するのに演劇の手法が有効」という仮説を立て研究を進めています。 私の第二外国語は、日本語です。以前、私は大学の成績は良いのに

        • 10/30(土)「ラ・カチャダ」上映会@江原河畔劇場 with 石井路子さん

          ドキュメンタリー映画「ラ・カチャダ」上映後、芸術文化観光専門職大学講師・ドラマティーチャーの石井路子さんをお招きし、「表現教育について」お話を伺った。 ▼他人に自分を開いて受け止めもらう私は、もともと高校の国語の先生でした。 いろいろな経緯があって、校長先生から「正課の授業として演劇をやってほしい」と依頼を受けました。ですが、私は演劇の授業や芸術の専門教育を受けたことがなかったんです。そこから専門教育を研究を始めました。表現を教育の中に取り入れる方法や、生徒が表現を通して成

        "他者を傷つける社会に生きる、当事者として"「リトル・ガール」上映会@豊岡劇場

          10/30(土)「ラ・カチャダ」上映後トーク with 福田倫子さん&高橋智子さん

          ドキュメンタリー映画「ラ・カチャダ」上映後、青年団・俳優の福田倫子さんと髙橋智子さんをお招きし、「演劇ワークショップについて」お話を伺った。 1)演劇を通して世界を見ていく▼高橋智子さん 演劇の良さも怖さもすごい詰まっていました。 大学時代、オリザさんから「演劇を通して世界を見ていく」ことを教わりました。自分の解像度を上げていくことで、世界の色が変わって見えていくということです。劇中の彼女たちもそのプロセスを体感していたと思います。 自分の経験を語って舞台を作り上げていくの

          10/30(土)「ラ・カチャダ」上映後トーク with 福田倫子さん&高橋智子さん

          「愛と法」上映会@江原河畔劇場

          ドキュメンタリー映画「愛と法」上映後、青年団・俳優の和田華子さんをお招きし、トークイベントが開催された。 和田華子(わだ・はなこ)さん 俳優。青年団俳優部所属。 1988年生まれ、青森県十和田市出身。 京都造形芸術大学舞台芸術学科にて演技の基礎を学ぶ。 2019年より『俳優・劇作家・演出家・制作者に向けたLGBTQ勉強会』を企画・開催。 <あらすじ> カズとフミは大阪の下町で法律事務所を営む弁護士夫夫(ふうふ)。仕事も生活も二人三脚のふたりのもとには、全国から"困っている

          「愛と法」上映会@江原河畔劇場

          「愛と法」上映会@豊岡劇場

          豊岡映画センター上映会 vol.02では、ドキュメンタリー映画「愛と法」を上映。豊岡劇場での上映後、監督の戸田ひかるさんにお話を伺った。 <あらすじ> カズとフミは大阪の下町で法律事務所を営む弁護士夫夫(ふうふ)。仕事も生活も二人三脚のふたりのもとには、全国から"困っている人たち"が相談にやってくる。セクシュアル・マイノリティ、養護が必要な子どもたち、戸籍を持てずにいる人、「君が代不起立」で処分された先生、作品が罪に問われたアーティスト…。それぞれの生き方と社会のしくみとの

          「愛と法」上映会@豊岡劇場

          "ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう" 「僕の帰る場所」上映会@豊岡劇場

          ”ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう”と題し、ミャンマー日本合作映画「僕の帰る場所」を上映。監督の藤元明緒さんから、上映後にZoomでお話を伺った。 脚本/監督/編集:藤元明緒 1988年生、大阪府出身。ビジュアルアーツ専門学校大阪で映像制作を学ぶ。日本に住むあるミャンマー人家族の物語を描いた長編初監督作『僕の帰る場所』(18/日本=ミャンマー) が、第30回東京国際映画祭「アジアの未来」部門2冠など受賞を重ね、33の国際映画祭で上映される。長編二本目となる『海辺の彼

          "ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう" 「僕の帰る場所」上映会@豊岡劇場

          "ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう" 「僕の帰る場所」上映会@江原河畔劇場

          ”ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう”と題し、ミャンマー日本合作映画「僕の帰る場所」上映。ミャンマー仏教が専門の京都大学東南アジア地域研究研究所の川本佳苗先生を上映後にお招きし、「ミャンマーの現状について」お話を伺った。 1)映画で描かれているミャンマーの人々の世界 ミャンマーの大学で仏教を学んだ川本早苗さん。ミャンマーで長く暮らした経験から、この映画に共感する点も多いと言う。 (以下、川本先生) ミャンマーの方々は愛国心が強い傾向があります。映画の中で描かれるお母

          "ミャンマーの現在と、日本の移民を考えよう" 「僕の帰る場所」上映会@江原河畔劇場