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第6回 ビジネスとフレンドの 境界線|トロントの多様性をクリエイティブに楽しむ

今回は法人化後に訪れたマネジメント内のビジネスとフレンドの境界線の引き方やコミュニケーション事情についてお話をしたいと思います。

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 私達のマネジメントチームは、日本生まれ育った私、カメルーン出身の両親の元でフランスに生まれたJoe Tamko、そして日本人の両親の元にカナダで生まれたMark Hashimotoの3人で成り立っています。3人とも生まれ育った環境も違えば、仕事に対する考え方も違います。JoeとMarkともに知人の紹介で知り合っており、出逢った当初からビジネスを一緒にやろうという話はしていませんでした。Creators’ Loungeの組織自体は2012年から初めておりましたが、2人と知り合い、結果的にジョインしてもらうことになったのは2014年になります。ですので、ある程度の組織の形は出来上がっていた上で、法人化の実現、事業の加速をしてもらったのが現在マネジメントに加わっているJoeとMarkの2人ということになります。

 しかし、最初からビジネスで知り合っているわけではなく、友人としてコミュニケーションを取っている時間が長かったので、法人化した後のミーティングでは意見がぶつかることも多々ありました。特に私が「法人化したのであれば、売り上げも上げないといけない」「ビジネスプランもしっかりと作らなければならない」「面白いビジネスなのだから出資を受けよう」など、一人で気持ちが高ぶっていた時期もありました。バッググランドが違うメンバーと事業を共に進めることへの難しさを感じたことも事実です。ただどんな事があろうとも私達は喧嘩別れはしない様、同じ志を持つ仲間として事業に取り組んで行くことを約束しました。

 結果的に私達は、法人化した後でも友人としての関係性を第一優先として事業に取り組む形となります。これはもちろんメリットとデメリットもありましたが、私達が出した答えでした。

 今回のコラムでは書ききれなかったので、次回はマネジメント同士のコミュニケーション事情についてお話させていただきます。

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