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人生初の探偵事務所と音信不通の日々

こんにちは、豊宵みさです。
今日は、離婚迷走期にパワースポットに次いで探偵事務所へ足を運んだ時のお話です。

1.夫の浮気を疑って探偵事務所へ

山奥の神社へ行く数日ほど前、夫から切り出された離婚理由について今一度思いを巡らせながら、あまりに唐突すぎる提言に「やはり、他に相手がいるのでは…?」という気持ちを抑えられなくなっていました。

そうして「不倫 調査」「不倫 探偵事務所」といったワードをGoogleの検索窓に打ち込み、「探偵って怪しくない?」「本当に大丈夫だろうか?」とぐるぐる悩みつつも、勇気を振り絞って、とある探偵事務所の無料相談に申し込みをしました。

しかしながら、1軒目の大手の探偵事務所での調査費用は1回数十万円と、当時の私にはとても容易に支払える金額ではありませんでした。

それでもすっかり猜疑心に苛まれてしまった私は、1軒目で得た「夫との話し合いの後に尾行する」という戦略を1ヶ月後に会う予定の日に実行すべく、2週間後に別の探偵事務所へと足を運びました。

事務所は寂れたビルの2階の一室にありましたが、そこで待っていた50代くらいの「おかん」という言葉がぴったりの気前の良さそうな事務員を見て、少しだけ緊張が和らぎました。

私は初対面のその女性に経緯を話し、ひとしきり現状について共感を得た後、促されるままに夫の写真を見せたのですが「目が笑ってない」だの「冷たそう」だの言われ、不倫をしていそうだと言い切られたのです。

それを聞いた私は、夫への疑いの気持ち一杯で訪れたはずなのに「何故見ず知らずの他人に夫のことを悪く言わなければいけないのだろう」と、少しだけむっとしてしまいました。(この時はこれが愛着だなんて気付きもしませんでした)

そうして、翌日には調査員の方と電話で打ち合わせをし、夫と会う日程の詳細や場所が分かったら連絡する約束をし、十数万円のお金を振り込んだのでした。

…しかし、残念なことに、そのお金が使われることはありませんでした。

2.音信不通の日々の始まり


1軒目の探偵事務所への訪問後、一度だけ夫と話し合いのために会ったのですが、その後、夫との音信不通が本格的になりました。

それ以前にも、別居直後に1ヶ月、一度簡素な連絡を挟んで2ヶ月と、元々連絡無精で仕事の忙しい夫との音信不通は珍しいものではなかったのですが、そこから次に連絡が取れるまでには8ヶ月の日々が過ぎていました。

最初は「連絡が来れば離婚の話が進んでしまう…」と不安に駆られていたため、仕事が終わってスマホやポストを確認し、LINEやメール、郵送物(調停のお知らせ等)が届いていないのを見てはほっとする毎日を過ごしていましたが、

とは言え、最後に会った時に「次は1ヶ月後くらいかな」と、夫から提案してくれたにもかかわらず、約束していた1ヶ月後の話し合い間際になっても一向にLINEは既読にならず、夫の意思が全く見えなくなってしまった私は、月に一度くらいのペースで気の進まないメッセージを送りながら、やるせない日々を過ごしていました。

そうして、三次元的に動きの見えない夫のことに意識を割いて落ち込むことにも疲れてしまった私は、「引き寄せの法則」をベースに、自分自身のこととじっくり向き合い始め、これが後に私の人生を大きく変えるきっかけとなりました。

今思えば、これは「離婚したいのかどうか分からない」「夫に会うのが怖い」という私の思いが引き起こしていた現実だと思います。

私がこれ以上傷付かないように、じっくり考えて答えを出せるように、タイムラグを与えていただいていたのです。

そんなこんなで自分と向き合うことに集中して3ヶ月ほど経ったある日、とある「嫌な予感」を機に、とんでもない事実を知ることとなります。

その話はまた次の機会に。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

豊宵 みさ

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