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パワポ芸人トヨマネのおすすめの本まとめ

こんにちは。Twitterにパワポで作ったしょうもない作品を上げまくっているパワポ芸人のトヨマネと申します。

よく質問をいただくので、今日は僕が好きな本をまとめてみようと思います。

0.読書の仕方について

まず、読書をするにあたって僕が気を付けている2つのポイントについて書いておきます。

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新しい知識やスキルはインプットではなくアウトプットで身に付くものです。読んでハイ終わりではなく、友人や家族に内容や感想をどんどんシェアしてみましょう!

どういうところがおもしろかったの?」という質問に答えられないなら、その本を読んでいないのと一緒です。

※ただしビジネス書に限る

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僕は会社に入ってから読んだ本のタイトルと著者、着手日/読了日、感想、おすすめ度を全てスプレッドシートに記録しています。

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こんな感じです。(微妙に個人情報を含むのでまるっと公開はしません…すみません)

このように記録しておくと、後で誰かに本を勧めたり、自分が積み上げてきたことを振り返ったりするときにメチャクチャ便利です。本に限らず、自分がやったことを記録するのはマジでサイコーなのでぜひ。

ちなみに2020年は計41冊の本を読みました。

で、今日はこのスプレッドシートの中からおすすめ度が星5のものをいくつか紹介してみようと思います。

1.外資系コンサルのスライド作成術

まずご紹介したいのはやはりこの本。

僕にとってパワポのバイブルであり、ぜひ読んでいただきたいと思っています。

「まず紙とペン」
「ストーリーが7割」
「引き算のデザイン」

など、僕がパワポを作る上で重要視しているキーワードのいくつかはこの本を読んだことから出てきています。マジで名著です。

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ちなみに著者の山口周さんは電通⇒BCG⇒ATカーニーという異色の経歴を持っている方で、僕はこの方の考え方がメッチャ好きで他にも色々読んでます。

同じく山口さんの本で、こちらもオススメです。

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2.超・箇条書き

続いてはこちらの本です。

仕事をしている上で、「メールの書き方って仕事の進め方にめちゃくちゃ影響を与えるよな…ちょっと勉強してみるか」と思って適当に買った本でしたが、かなりサイコーな本でした。

箇条書きは、情報を整理する上で非常に有効な表現手法です。

しかし、使い方に気を付けないとうまく情報が伝わらなかったり、かえってわかりにくくなってしまうことすらあります。

※上記はかなり悪い例です

なので、箇条書きとは一定のテクニックを駆使して作られるべきものであり、そうして作られた”伝わる箇条書き”を本書では「超・箇条書き」と呼んでいます。

テクニックとは以下の3つです。

構造化:相手が全体像を一瞬で理解できるようにする
物語化:相手が関心を持って最後まで読み切れるようにする
メッセージ化:相手の心に響かせ行動を起こさせるようにする

この3つの箇条書きが非常に優れているのでこれで割と内容わかっちゃうんですが、そう言わずぜひ買って読んでください。

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マジで名著です。同じ著者の本でこちらもオススメです。

https://amzn.to/3jQmbrb

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3.バイトを大事にする飲食店は必ず繁盛する

続いては少し毛色が変わってこちらの本です。

居酒屋チェーン「塚田農場」はご存知の方が多いと思います。著者の大久保さんは、かつて”伝説の繁盛店”と呼ばれた錦糸町店の店長を務めていた方。

飲食店に限らず、組織全体としての従業員満足・顧客満足を上げるためのヒントが満載の本です。数千人規模の大きな組織にも、数人のチームにも通じるものがあるのではと思います。

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4.問題解決-あらゆる課題を突破するビジネスパーソン必須の仕事術

続いてはこちら。ちょっと”いかにも”なタイトルですが、非常に良い本です。僕が最初の部署で大変お世話になった上司のNさんがバイブルと呼んでいる本でもあります。

本書では、その名の通り「どうすれば問題を解決できるか?」が語られます。仕事というのは常に問題解決の連続です。

問題解決には以下の3ステップがあると著者は語ります。

1.where…問題がどこにあるのか?
2.why…その問題の原因は何か?
3.how…ではどうすればよいか?

僕がこの本を読んで一番感銘を受けたのは、「how思考の落とし穴」と言う言葉です。きっと皆さんも覚えがあるでしょう、問題がどこにあるのか、なぜそれが起きているのかを突き止める前に、とりあえず手近な対策を打ってしまった経験が…。

何をするにも、howが来るのは常に一番最後です。これを肝に銘じて万物に取り組んでいきたいと思います。

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5.マーケット感覚を身につけよう-「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

続いてはこちら。山口さんと並び、僕がメッチャ好きなちきりんさんの本です。

ちきりんさんの本は全部おすすめなんですが、僕が特に好きなのはこちらです。

マーケティングというとなんだか難しそうなイメージがあります。マーケターを生業としている人は、何やら難しいカタカナ語や小難しいフレームワークを多用したりしがちです。

しかし、ちきりんさんはきわめて平易な言葉を使って「マーケット感覚」すなわち市場で何が求められているのか、それに応えるために何をしなければいけないのかを考えるスキルを語ります。

ちきりんさんによれば、マーケット感覚は以下の5つの方法で磨かれます。

①プライシング能力を身につける
②インセンティブシステムを理解する
③市場に評価される方法を学ぶ
④失敗と成功の関係を理解する
⑤市場性の高い環境に身を置く

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他にもいくつかちきりんさんの本を読んでいますが、軒並みおもしろいです。

あと、ちきりんさんとは全く関係ないですが伊賀泰代さんという方の本もおもしろいです。

6.1年で成果を出す P&G式10の習慣

次はこちら。

こちらも割と”いかにも”なタイトルですが良い本でした。今の部署の部長が勧めていた本です。サクッと読めます。

いわゆるP&G式仕事術の本なのですが、僕が一番感銘を受けたのはフィードバックの項目でした。P&Gではとにかくフィードバックを非常に重要視しており、フィードバックをする側、受ける側両方に以下のような姿勢が求められるそうです。

■フィードバックを相手にあげる時
・相手が聞く耳をもつ状態かどうか確認する
・相手にとって意義のあることに集中する
・何がどうよくなるのか、つながりと成功像を伝える

■フィードバックをもらう時
・具体的でピンポイントなコメントを求める
・よくわからない言葉があれば具体例を尋ねる
・どんな小さいフィードバックであっても感謝する

何しろ、#人間関係はフィードバックから です。フィードバックのスキルが言語化されているのを目にしたのは初めてだったので、とても興味深く感じました。

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7.あたらしい、あしらい。 あしらいに着目したデザインレイアウトの本

こちらはデザインの本です。

僕はデザイナーみたいな副業をさせていただいているので、よく「デザイン関係でおすすめの本を教えてください!」と質問をいただくのですが、実はあんまり読んでません。

こちら↓のnoteでも書いているとおり、僕にとってデザインの先生はGoogle先生であり、身の回りのあらゆる制作物です。

ただ、さすがにもうちょっと勉強してみようかな…と思い買ったのがこちらの本です。イマイチな例と改善例がセットでポンポン提示され、改善ポイントがきちんと言語化されているので、マネしやすく非常に実用的です。

とは言え人間はインプットではなくアウトプットで覚える生き物なので、読んで満足せず、自分の手を動かしてあしらいをマネしてみようと思っています。#学ぶはまねぶ ですね。

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8.Google流資料作成術

僕はパワポ芸人を名乗っておきながら、基本的に独学(というか実務とGoogle先生)でパワポ技術を身に付けてきたので、いわゆるパワポ本はほとんど読んだことがありませんでした。先述の「外資系コンサルのスライド作成術」くらいです。

しかしある時、「パワポ芸人としてもうちょっと世の中にどういう本があるのか知っておいたほうがいいのでは…?」と思い、買いあさったパワポ本のうちの一冊がこれでした。

これは、メッチャいい本です。ひとことで言うと、「データビジュアライゼーション書籍の決定版」だと思っています。

元Googleの方が書いているだけあって、内容はやや「データの見せ方」に寄っています。単なる数字の羅列=データからメッセージを抽出し、見やすく加工して相手に伝えるという一連のプロセスをきわめて明快に説いています。

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9.スマホ脳

皆さん、普段スマホ使ってますか?

きっと日々使いまくっていることでしょう。しかし実は私たちは、スマホを「使っている」のではなく、スマホに「操られている」のかも…

そんな気持ちにさせてくれる名著です。

スウェーデン生まれの精神科医である著者は、「20万年続く人類の長い歴史から見れば、人類が科学技術と共に生きているのはほんのわずかな時間である。人間の脳は未だに狩猟採集社会に適応しており、スマホをはじめとしたデジタル機器に適応できていない」と警鐘を鳴らします。

ついついスマホに手が伸びてしまう、横に置いてあると仕事や勉強に集中できない…数々の身に覚えのある記述に、だんだんと恐ろしい気持ちにさえなってきます。

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この本を読んだ僕は、とりあえずAmazonで目覚まし時計をポチりました。なぜか?その理由はぜひ本を読んで確かめてみてください。

ひとまず現時点での僕のおすすめ本は以上です。また良書に巡り合えたら、少しずつこちらに追記していこうと思っています。

すてきな読書ライフを!

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