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「機嫌がいい」ことの重要性を考えてみる

前職の上司はとにかく「機嫌が悪かった」。
アシスタント達や部下、皆が出社した時にその上司の顔を見て陰鬱としたのを何度も見ている。私もそうだった。

「機嫌が悪い」と何が悪いのか?

機嫌が悪いと空気が悪くなる。
空気が悪くなると、話しにくくなり、世間話だけではなく、仕事の話もしにくくなる。
もちろん、仕事としてすべきだ、という声は十分に理解できる。
しかし、人であり人間である。
不機嫌な人間に仕事の失敗や相談をしていい返事がもらえるとは到底思えない。
仕事であるから、という人は、「仕事なんだから機嫌くらいコントロールしろよ」と強く言いたい。

次に、話す機会が少なくなる。
当たり前だ。機嫌が悪い人と誰が話したいのか?
そうなると、コミュニケーションの数も少なくなり、チームワークなどどこ行く風、となるのが見えている。
よって、いい話も、悪い話も得られる機会は少なくなり、結果的に仕事の効率は下がると思う。

悪いことばかり書きたくないので、最後。
機嫌が悪いと、自分勝手な人と思われる。
上に立つ人間である上司はその課や部を統率し、部下が働きやすい環境を作ることが仕事である。
自分の仕事だけでなく、部下の仕事も見るべきだろう。
機嫌が悪いということは、自分のことだけで手一杯であるということ。
部下のことを見る余裕がない、つまり、上司になるべきではない人間だと思う。

では、ここで「機嫌がいい」とどうなるか考える。

「機嫌がいい」と何がいいのか?

機嫌がいいと空気が良くなる。
挨拶から始まり、軽い立ち話があり、気持ちよく仕事を始めることができる。
上司としても部下から挨拶をきちんとされて気分が悪いことはないだろう。
部下としても簡単な話をしたこともあり、相談事もしやすくなるに違いない。
もちろん、悪い話をしたところで笑顔で対応されることを期待するわけではない。
ON・OFFをきちんとしているからこそ、叱責があっても聞くことができるし、積極的に報告相談ができるようになるのである。

機嫌がいいと話す機会が増える。
仕事の進捗や最近の業界の話、新しい技術についてなど、色々な情報をさまざまな世代から聞くことができる。これは貴重である。
話す機会が多いと相談するハードルも下がる。早く相談してくれれば大きな問題になる以前に対処もでき、部下としてもストレスなく対処をすることができる。対処ができれば、己の自信となり、仕事ができるようになるためにさらに質問や相談をしていくだろう。
これは上司部下どちらにとってもWINWINではないだろうか。

機嫌がいいとメンタルが安定する。
機嫌が悪い人は常に緊張状態にある。交感神経が優位に立っているのである。
それでは、きちんとした判断は難しい。
機嫌を良くすることでメンタルを安定され、自らの仕事の効率も上げることができるのである。

最後に

どうだろうか?
機嫌を良くすることは上に立つものとして必須なスキルではないだろうか?
「自分の機嫌は自分でとる」くらいの気概で臨むことが必要ではないか?

せっかちでイライラすることもある自分にも再度心していきたいと思い書いてみた。


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