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「この資料いいね!」と言われる人は「調べる力」が優れている! 『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版)』

今回は、注目の新刊『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版)』をピックアップします。

皆さんは「リサーチ」という言葉を、どう捉えているでしょうか。

「顧客の声を把握すべきだ、というのは理解できるが、何をどう調べていいのかわからない」「◯◯業界(市場)について調査・報告してほしい、と依頼されたが、具体的な進め方がわからない」...

いろいろネットで検索してみたり、本を読んでみたりしたものの、結局うまく情報の整理ができない。そういった経験はないでしょうか?
本書は「リサーチ=情報をただ集めるだけの作業」に終わらせず、経営コンサルタントが日々活用しているリサーチの技法(調べ方のコツ)を学びながら、 「情報をさがす」→「情報をつくる」ためのスキルを磨く ことのできる1冊です。

デジタル時代のリサーチの価値とは?

瞬時に情報にアクセスできるようになった世界で、いまや小学生の夏休みの自由研究から大学生の論文まで、調べたいことは数秒で手に入るでしょう。
そしてこれはビジネスの場でも同じで、上司から「調べておいて」と言われて提出した資料が、ネットの検索結果のコピー&ペーストという思考停止病も蔓延しています。

そもそも、ネット検索でビジネスにおける意思決定に重要な情報を、一瞬で入手することはほぼ皆無。それでもなんとか、意思決定に役立てられるよう、情報を整理・加工する力が必要となります。

リサーチとは「考える」作業そのもの。ビジネスの意思決定に繋がるインサイトを抽出することであり、これがリサーチの本来の価値 です。情報をただ集めるだけとなった瞬間、それは価値のない行為だと言えるでしょう。

意外な習慣がリスクに? 日常生活のNG行動とは

本書ではコンサルタントが日常的に活用する 「10のリサーチ技法」 をご紹介。複数の技法を目的や状況に応じて使い分けつつ、組み合わせて使用します。
どのように組み合わせて使用するかは、具体的なケーススタディの中で、 「リサーチ目的の確認」「リサーチプランの設計」「実行・アウトプット化」の流れ に沿って解説していきます。

「調べる」は誰でもできる、差がつくのは「考える」力

リサーチスキルを磨くことのメリットは数多くあります。

・よい意思決定のための材料を得ることができる
・思い込みを排して、事実を把握することができる
・抽象化思考を鍛えることができる...etc

常に前提を疑い、事実を解釈し直し、「知識」を更新していくことがリサーチであり、その営みが私たちが置かれた状況をより適切に理解することを助け、個人や組織の運命を左右していくのです。
情報が手に入りやすくなったということは、「普通のリサーチ」では誰がやっても同じ、普通の答えしか出てきません。
本書を通して、「調べる・考える」スキルに磨きをかけ、「普通のリサーチ」とグッと差をつけてみませんか?


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