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すぐに使えて一生役立つ20の技術!ビジネスに欠かせない「わかりやすく伝える力」を伝授

今回は、「入社1年目から差がつく」シリーズ最新刊『入社1年目から差がつく ロジカル・アウトプット練習帳』をピックアップします。

メール、プレゼン、企画書、会議…ビジネスシーンにおいて、自分の考えを相手に伝えることは必要不可欠です。しかし、思うように伝えられなかった、と感じた経験は何度もあるのではないでしょうか。
本書では、日本で最も選ばれているビジネススクール・グロービスの「思考領域トップ」である著者が、相手に 「わかりやすく伝える」 ための20の技術を紹介しています。

相手起点、そして、わかりやすさが中心

ビジネスシーンにおいて、自分一人だけで何かを成し遂げることには限界があります。そのため、自分の考えていることを相手に伝えるということは重要なスキルです。
もし、自分の伝えたいことの内容が論理的で合理性が高くても、相手に受け止めてもらわなければ、意味がありません。

相手に受け止めてもらうためには、まず、 「伝えようとしている内容を相手がどのように受け止める可能性があるのか」 ということをしっかり考える必要があります。そして、 「どのように伝えるとわかりやすいのか、理解されやすいのか」 を考えることも重要です。

本書では「相手から考える」「わかりやすく伝える」、この2 つの視点を柱に伝え方を考えていきます。

豊富な実例で、実践力が鍛えられる!

わかりやすい文章の出発点は、一文一文がわかりやすいこと。主語と述語を丁寧に表現することが重要です。「1つの文をきちんと成り立たせる」ための演習問題を解いてみましょう。

<演習問題>
省略された主語に注意してどのように修正をすればよいか考えてください。
「哲学の授業にとても多くのことを考えさせられ、とても多くのことを教えてくれた」

今回の文は、2つの述語が入っている重文になります。
まず、最初の述語 「考えさせられ」の主語は何かを考えます。「考えさせられた」のは、私になりますので、主語は私となり、それが省略されていることになります。
後半の述語は「教えてくれた」です。誰が教えてくれたのかというと、文脈を踏まえると「哲学の授業」が教えてくれたということになります。主語を戻して表現すると以下のようになります。

「私は、哲学の授業にとても多くのことを考えさせられ、哲学の授業は、とても多くのことを教えてくれた」

さらに、主語を揃えると、以下のように表現することができます。

「私は、哲学の授業に多くのことを考えさせられ、また、(私は哲学の授業に)多くのことを教わった」

同じ文の中で、主語が変わると読み手に負担を与えることになります。文を作る際に、 主語が変わらないように丁寧に作ること がポイントです。

自分自身の思考を客観視できる、もう 1 人の自分を育てる

相手にわかりやすく伝える上では、「自分自身の考え」に対して、客観視して捉えなおすことができることが重要です。 「メタ(高次の)認知」 という言い方などもされます。意識的にもう 1 人の自分を育て、自分自身の思考をチェックできるようになることが、 「わかりやすく伝える」ことを身につける近道 になります。

上司や部下とのコミュニケーションに悩む方、プレゼンや会議で思うように意図が伝わらないといった経験がある方、ビジネスパーソンの基礎となる「伝え方」の技術を学んでみませんか?

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