見出し画像

Amazonプライムビデオで配信中の好きだった作品【映画のアウトプット】

アウトプットが苦手ということを理由に始めたnoteです。
今回も映画のアウトプットをしていきます。
Amazonプライムビデオで観れる好きな映画5選です。
何を観ようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
2022年7月7日現在で配信中の作品になります。


アオラレ

2021年/監督:デリック・ボルテ/ソルスティス・スタジオズ

ストーリー
寝坊してあわてて息子を学校へ送りながら職場へと向かう美容師のレイチェル。車を運転する彼女は信号待ちで止まるが、信号が青になっても前の車は一向に発進しようとしない。クラクションを鳴らしても動じないため、レイチェルは車を追い越すが、つけてきた男から「運転マナーがなっていない」と注意されてしまう。謝罪を求める男を拒絶し、息子を無事に学校に送り届けたレイチェルだったが、ガソリンスタンドの売店でさっきの男に尾けられていることに気づく。レイチェルは店員から男があおり運転の常習犯であることを警告され……。

原題は『Unhinged』。直訳で「やばい」という意味のようです。文字通り、ヤバいです。あおり運転の究極を目の当たりにします。
“ヤバい”運転手を演じるのはラッセル・クロウ。一時期とってもおデブちゃんになってましたが、この映画の役作りでしょうか。ルックスからヤバい臭がプンプンです。
タイトルから想像した鑑賞前の「こんなもんだろう」という予想、大きく上回る展開が待っています。
基本的にはあおり運転をされる側の主人公の女性目線で描かれますが、追ってくるヤバいおじさんの猛追が半端ないです。こんなのひとたまりもありません。
最後の最後のシーンまでお見逃しなく。
配信開始したばかりです。

ウィリーズ・ワンダーランド

2021年/監督:ケビン・ルイス/カルチュア・パブリッシャーズ

ストーリー
車が故障し、人里離れた町に取り残された男。通りかかった修理工に助けられるが修理代を払えず、支払いの代わりに、廃墟となったテーマパーク「ウィリーズ・ワンダーランド」の清掃員として一晩だけ働くことに。しかしパークには暗い過去があり、かつて子どもたちに大人気だった動物キャラクターのロボットたちは恐ろしい殺人鬼と化していた。園内に閉じ込められた男は、容赦なく襲い来るロボットたちと死闘を繰り広げる。

その散財癖からお金が無くなり、オファーされた作品には選ぶことなく出演しているらしいニコラス・ケイジ。かつては観る者を魅了する映画にたくさん出演していたにも関わらず、近年は「なんだこの映画…」となかなかほめづらい映画にも多数出演しています。(あくまで個人的な感想)
ただ、彼が出てるってだけで観たくなっちゃうんですよね。本当に不思議。
さて、この映画でのニコラス・ケイジはどうかというと…一言もしゃべりません。セリフが一切ありません。ただ、セリフがなくともめちゃくちゃやってくれます。
セオリー的に考えると、ロボットたちが襲い掛かってきて、どうやってこの園内から逃げるか…なのですが、この映画は真逆です。ロボットたちが恐れてしまうくらい、ボッコボコにしていきます。余裕で。
そんな彼は、夜通しの清掃仕事ということもあり、しっかり休憩時間を取ります。せっせと園内をピカピカ掃除して、襲ってきたロボットと出会えばボッコボコにして、腕時計のタイマーが鳴れば、どんな状況でもスーッっと休憩室に帰っていきます。笑えます。そして謎の缶ジュースをがぶ飲みし、ピンボールでストレス発散し、時には爪を綺麗に整えてたりします。休憩を満喫しています。笑えます。
休憩時間終了のタイマーがなると、また園内の掃除を再開する。この繰り返しです。
アドレナリン全開でロボットをボコボコにするニコラス、ジュースをがぶ飲みして気持ちよさそうなニコラス、ピンボールで興奮して踊りながら腰を振るニコラス、全部魅力的です。
ニコラス・ケイジ好きならもちろんですが、爽快でちょっと笑えるホラー映画をお探しの方に是非おすすめの一本です。
こちらも配信開始したばかりです。

サウンド・オブ・メタル -聞こえるということ-

2019年/監督:ダリウス・マーダー/アマゾン・スタジオズ

ストーリー
「ヴェノム」「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のリズ・アーメッドが主演を務め、聴覚を失ったドラマーの青年の葛藤を描いたドラマ。ドラマーのルーベンは恋人ルーとロックバンドを組み、トレーラーハウスでアメリカ各地を巡りながらライブに明け暮れる日々を送っていた。しかしある日、ルーベンの耳がほとんど聞こえなくなってしまう。医師から回復の見込みはないと告げられた彼は自暴自棄に陥るが、ルーに勧められ、ろう者の支援コミュニティへの参加を決意する。

第93回アカデミー賞で編集賞と音響賞を受賞した作品。
「音」の表現が凄まじく、まるで見えないはずの音を見ているような感覚になります。リズ・アーメッドの演技がそうさせているといっても過言ではありません。本当に素晴らしく圧巻。
自分の障害に向き合う姿、また、このままで良いのかと葛藤し、どのような希望をもって生きていこうか悩み、行動を起こしていきます。
そして自分ならどう悩み、どう受け止め、どう行動していくのだろう、と考えることとなるでしょう。
終盤にかけてのリズ・アーメッドの表情、本当に感服です。エンドロールに入る瞬間、私は言葉を失いました。
全人類に見ていただきたい、Amazonプライムビデオの中でも必見の一本です。

哀愁しんでれら

2021年/監督:渡部亮平/クロックワークス

ストーリー
市役所に勤める小春は平凡な毎日を送っていたが、ある夜、不幸に見舞われ全てを失ってしまう。人生を諦めかけた彼女の前に、8歳の娘を男手ひとつで育てる開業医・大悟が現れる。優しく裕福で王子様のような大悟に惹かれた小春は、彼のプロポーズを受け入れ、不幸のどん底から一気に幸せの絶頂へと駆け上がるが……。

主演の土屋太鳳がオファーを3度断り、4度目で出演を決めた、近年の日本映画の中でも怪作の一本になるのではないでしょうか。
序盤、主人公に立て続けに起こる不幸な出来事。コメディ調の演出に思わず笑ってしまうほど。そこに医者と運命の出会いをし、幸せ絶頂。まさにラブコメディ映画です。
しかし、「めでたしめでたし」にならず、どことなく不穏な空気が流れ始め、あれよあれよと気づけば取り返しのつかない、最悪の結末に向かっていくのです。ここまで観ている側を裏切り続ける映画、なかなかないのではないでしょうか。
監督が土屋太鳳にオファーをし続けた理由が見終えてわかりました。この映画、要所要所に彼女に選択の余地が与えられていて、そして自分の思い描く幸せのため、彼女なりの選択と行動を起こしていくのです。天真爛漫でスポーティなイメージもある土屋太鳳なので、その選択が正解にも見えるのですが、いつの間にか「あれ、これってまずくない?」と、なぜか納得してしまっていた自分に気づきます。土屋太鳳、よくやり切ったな、すごいなーと感心しました。
彼女の今後のキャリアを考えても、異色の一作になるのではないでしょうか。
私は見終えた後、数日間、「土屋太鳳はどうしたらよかったんだろう…」としばらく考え続けてしまいました。
ハッピーエンドではありません。が、見応えは十分です。

見えない目撃者

2019年/監督:森淳一/東映

ストーリー
警察学校の卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ。自身も失明し警察官の道を諦めた彼女は、事故から3年経った現在も弟の死を乗り越えられずにいた。そんなある日、車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から助けを求める少女の声が聞こえてくることに気づき、誘拐事件の可能性を訴える。視覚以外の感覚から感じ取った“目撃”情報を警察に提示するなつめだったが、警察は目の見えない彼女を目撃者と認めず捜査を打ち切ってしまう。なつめは少女を救うべく奔走し、事故現場で車に接触したスケボー少年を探し出す。やがて女子高生失踪が関連づけられ、連続誘拐事件の存在が判明。なつめは事件の闇へと切り込んでいくうちに、弟の死とも向き合うことになる。

2011年の韓国映画『ブラインド』の日本リメイク版。
オリジナルは未鑑賞なのですが、非常に秀逸なサスペンス映画です。
R-15指定ということもあり、少し人を選ぶ演出も所々ありますが、映画全体を通して見応えが半端なく、恐ろしさと痛快さを最高に堪能できるサスペンス映画となっています。
視力以外の神経を研ぎ澄まし、恐れながらも事件の真相に近づく勇敢な主人公を吉岡里帆が見事に演じ切っています。個人的にはイメージとかけ離れた役でしたが、お見事でした。
そしてこの映画、率直に怖いです。しっかり怖い。日本映画ではなかなかお目にかかれないめちゃくちゃサイコキラーとの戦いです。
あまり前情報は入れず、そこそこの覚悟だけを持って是非ご覧いただきたい作品です。


今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。
今後も見てよかったな、と思った映画をアウトプットできればなと思っています。
ありがとうございました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?