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自分に合う仕事が見つかる!?有楽町にある「富山のUIJターン者への就職サポート」を取材!

こんにちは。ライターのchiharuです。

富山移住を検討する際、気になるのが「仕事」ですよね。
「私に合うお仕事って富山にあるの?」「UIJターンで、仕事をどうやって見つければいいの?」
このような仕事に関する不安を抱えている方も多いはず。

そこで今回、富山県への移住に関する相談窓口「富山くらし・しごと支援センター」有楽町オフィスのしごと相談員・細川さんにお話を伺いました。


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┃「富山くらし・しごと支援センター」ってどんなところ?


-----「富山くらし・しごと支援センター 有楽町オフィス」で、しごと相談員をされている細川さん。富山県企業への就職を希望されている方のサポートをされています。今回は、富山移住に伴う就職状況などのお話を伺います。センターではどのようなサポートが受けられるのでしょうか?

細川さん:具体的には、まず「とやまUターンガイド」という求人サイトがあるので、そちらへの登録をおすすめしています。「とやまUターンガイド」には、日々私達の仲間が富山県内の企業を回って求人を探してきてくれているので、いつでも旬の求人が出ています。そして、このサイト内で応募をしたい求人が見つかれば、私経由でご紹介状と一緒に応募することができます。

その際、応募書類の書き方や注意点、面接での話し方、内定が出たときの注意点など、応募から内定、就職するまでを支援させて頂いております。

-----富山の旬の求人情報をもとに、相談から就職するまで一連の流れを支援してもらえるのですね。それは心強い!県外にいながら富山で就職活動をするのって、不安も多いかと思いますし、手厚い支援をしてもらえるのは嬉しいですね。

細川さん:特に移住は、住む場所と仕事の両方が大きく変わるじゃないですか。人生の大変革というか。だからみなさん、とても不安なのですよね。

ですので、単に求人情報を提供するだけじゃなく、顕在化した求人がない場合は、企業に電話をして「何かポジションはないですか?」と直接問い合わせをするなど、濃い支援をさせて頂いております。

-----え!?企業に直接問い合わせまでしてくれるのですか!?

細川さん:はい(笑)例えばご実家にUターンされる方の場合、都会の方は運転免許証を持っていない方も多いので、ご実家から歩いて通える範囲にある企業に電話して、「今仕事を探している方がいるのですが、求人はありませんか?」と問い合わせることも。特に女性は、運転したくないという方も多いので。


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-----それは手厚い~!自分一人で就職活動をするより、確実に間口は広がりそうですね。

細川さん:それは間違いないですね。それに、ここには「くらしの相談員」もすぐそばに常駐していますので、「仕事」と「暮らし」の相談を同時進行ですることができます

例えば、海や山のそばに住んでのんびり暮らしたいという希望が大前提にある場合、「富山だったら○○市に移住するのがいいですね」という感じで提案をさせて頂き、住む場所がだいたい決まったら、「では次に通える範囲で仕事を探しましょう」という流れで、仕事のご提案もできるのです。

逆に「最低年収はどれくらいほしい」とか「こんな仕事がしたい」とか、ご希望がある場合は、それに合う仕事を探して、そこに通える範囲で住む場所を探す流れでご提案することもできます。仕事と暮らし、どちらも並行して探すことができるのが、この「富山くらし・しごと支援センター」の存在意義かなと思っています。他の求人マッチングサービスではできないことだと思いますね。

-----そこまで手厚く支援してくれるマッチングサービス、見たことないです!仕事と暮らしの関わりってとても大きいと思うので、両方任せられるのは安心ですね。

細川さん:ぜひ大船に乗ったつもりで相談しにきてほしいですね(笑)


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┃富山にはどんな就職先が多いの?

-----富山にはどんな就職先が多いのでしょうか?富山にある企業の特徴も教えて下さい。

細川さん:新型コロナウイルス感染拡大の影響が出る前は、富山は有効求人倍率は全国的に見ても高かったのですよ。特に富山の企業で求人が多いのが、製造業やIT系企業です。

富山はキレイな水が豊富で電力も安いので、富山に工場を作りたいという精密機器や半導体の企業が多いですね。

-----確かに製造業は多いですね。富山は地震も台風も少ないですし、広く土地を使えるのもメリットですよね。あと、医薬品関連の企業も充実しているようなイメージがあります。

細川さん:そうですね。ご存知の通り「富山の薬売り」が有名な富山県には、医薬品の製造工場なども多いのですよ。

-----そうなのですね。やはり製造業やIT系企業への就職を希望される方が多いですか?

細川さん:実はそうではなくて。ここで一番多く聞かれるのが「富山に仕事はありますか?」という質問。ただその質問をする方々は、富山県の有効求人倍率はどうか、失業率はどうか、ということを知りたいわけではなくて。本当に知りたいのは、自分に合う仕事があるかということ

ですので、まずしっかりキャリアコンサルティングを行ってから、それをもとに企業を提案しております。やはりこれまでの経験の延長線上での仕事をご紹介することが多いですね。

-----今までどんな仕事をやってきたのか、という点が仕事選びのポイントになるのですね。全くの未経験業種を希望される方もいらっしゃるのでしょうか?

細川さん:はい、たまに富山のものづくりに携わりたいという方が来られます。若い方は、特に伝統工芸の職人を希望されることも。富山県高岡市には「高岡銅器」という有名な伝統工芸があるのですが、その仕事をご紹介した経験も過去ありますね。あとは、味噌作りの工場や酒蔵などもご紹介したことがあります。

-----地方ならではの「ものづくり」の魅力に惹かれ、憧れを抱く方も多いのかもしれませんね。

細川さん:そうですね。その気持ち、よく分かります(笑)


┃ワーキングママ・外国人・シニアの就職事例

-----働く女性(ワーキングママ)の就職事例を教えて下さい。

細川さん:最近は、子育てママの相談も増えています。妊娠・出産を期に、広々とした地域で悠々と子育てをしたいと、奥さんの実家のそばに家を建てる・・・いわゆる「嫁ターン」が多いですね。

実際、仕事はほぼ決まります。事務職とかコールセンターとか、ご本人が就職したいという意思で継続的に就職活動をすれば、ほぼ100%で決まりますね。

-----そうなのですね。ワーキングママ世代に合う仕事の数が多いということですか?

細川さん:仕事の数というより、富山の企業は働くお母さんに対して理解がとても深いので、職場の雰囲気も良くて働きやすいのが特徴なのです。


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-----富山には、働くママに優しい企業が多いのですね。素晴らしい!富山県民として自慢したいです(笑)では、外国人移住者の就職ってどうなのでしょうか?

細川さん:これまで私が担当した外国人の方々は、だいたい奥さんが日本人で旦那さんが外国人というパターンが多いです。スローライフというか、自然の中での生活に憧れを持って移住される方も少なくありません。よくテレビ番組で目にする、外国人夫婦が農園で野菜を作って暮らす・・・という自給自足の生活に憧れて、移住の相談に来られる方もいらっしゃいます。

-----なるほど。スローライフ、私も密かな憧れですね(笑)

細川さん:ただ、なかなか現実的に自給自足で生活するのは大変なので、私は就職をおすすめしています。自給自足の生活は、老後の楽しみにとっておいてもらって(笑)
外国人の就職は、例えば英語のネイティブであれば英語教師とか。その方が今までやってきたこと、プラスαで外国語の特技を活かした仕事をご紹介しています。

-----語学力が活かせる仕事って、強いですよね。

細川さん:そうですね。同じレベルで戦うとなると、どうしても日本人の方が有利なので、やはり英語力で勝負ですね。

-----では、シニアの就職状況はいかがでしょうか?

細川さん:シニア世代の就職活動は、正直に言うと結構難しいです。なかなか正面から行っても面接にたどり着けないパターンも多いので。ですので、年齢等の個人情報を伏せた概要を予め預かって、各企業に「こんな方がいらっしゃいますが、仕事のポジションはありませんか?」と直接企業に問い合わせて提案することが多いです。
ここ最近ご紹介したIターンの男性は、もともと経営相談に携わっていた経歴から、総合病院の経営相談役、また大手経済研究所の内定をもらうことができました。

-----シニアの方も安心して仕事を探すことができますね。自然の中でゆっくり老後を暮らしたいというシニアの方は増えている気がします。

細川さん:そうですね。そこがやはり、今後の課題ですね。いかに、受け皿を作って対応できるかどうかが鍵だと感じています。


┃しごと相談員、大変だったことある?

-----これまで「しごとの相談員」をされてきて、大変だったことはありますか?

細川さん:大変だったことは、あまりないですね。ただやっぱり、「どうしても年収一千万円ほしい」とか「この仕事じゃないとだめ」とか、何社応募をしてもダメで結局諦めた方も何名かいらっしゃいます。条件を下げたくないという気持ちも分かりますし、それはもう仕方のないことかもしれませんが。

逆に最近は、「コロナの影響で、どうせいい就職先ないでしょ」とランクを下げて、目の前にある仕事に飛びついちゃう方も多いです。もっとその方の経歴に合う就職先があったのではないか・・・と感じることも実際あります。ですので、就職先の希望や条件は、上から攻めていって徐々に下げていきましょうとお伝えしています。

-----確かにコロナウイルスの影響で、求人を出している企業はほとんどないでしょ?と勝手に思って、つい下から攻めちゃう方も多いのかもしれません。「もっと上から攻めていきましょう」と、背中を押してくれる役割でもあるのですね。


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┃富山への移住を検討されている方へのアドバイス

-----富山への移住をためらっている方も多いと思います。そんな方々へ向けたアドバイスをお願いします。

細川さん:準備することは大切だと思います。でも、準備ばかりしていると、本番が来る前に人生が終わっちゃいます。そうしたいと思っているのであれば、ためらわずに従ってみることをオススメします。

実は私も若い頃に移住を考えた時期があって。でも迷っているうちに、子どもが生まれて、仕事も忙しくなり・・・。

-----結局、移住は実現しなかったのですね。迷っているうちに、タイミングを逃してしまうこともありますもんね。

細川さん:みなさん間違いなくためらうと思います。そんなときは「もういいや」と足を踏み出してみてください。いつでも相談に来てくだされば、踏み出したい方向に向かって背中を押すことができると思いますので。

-----踏み出さずに後悔しないためにも、勇気を出して一歩踏み出すことが大切なのですね。最後に一言メッセージをお願いします。

細川さん:まずは一歩踏み出してみてください。人が成長するのは時間がかかりますが、変化は一瞬です。気持ちの切り替え一つで、人生は大きく変わります。それに向けて、私たちは全力でご支援いたします。

-----仕事と暮らし、どちらも頼れる「富山くらし・しごと支援センター 有楽町オフィス」。単なる仕事のマッチングではなく、人生が変わる瞬間をしっかり見守ってサポートしてくれる、移住を検討される方にとっての心強い存在なのだと実感しました。富山に住んでいますが、私も細川さんに相談したくなっちゃいました!(笑)どんなときでも親身になって相談を聞いてくれる、お話上手でちょっぴりお茶目な「しごとの相談員」細川さんに、ぜひ会いにいってみてください。

【富山くらし・しごと支援センター】

《住所》 
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館8階 NPO法人ふるさと回帰支援センター内

《TEL》
くらし 080-8870-2456
しごと 070-2798-7878

《時間》 10時~18時
《休み》 月曜・祝日・年末年始

▼HPはこちらへ 
https://toyama-teiju.jp/toyama_support-center


【ライタープロフィール】

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Chiharu

1985年生まれ。富山県出身。18歳で関西に上京し、大阪・京都・奈良にて12年間を過ごす。30歳のときにUターンで富山に移住。現在、小学生の男の子1人を育てるシングルマザー。
北陸の女性を応援するwebメディア「ワタシゴト」のママライターとして、
北陸のよいモノ・コト・ヒトを発信する活動を行っている。

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