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富山に移住するなら、マチナカか、郊外か?

皆さんこんにちは。ママスキーのありつかです。
私自身、石川県から富山県に移り住んで早10年以上が経ちました。
富山県と一言でいっても、富山市中心部の「マチナカ」か、のどかな風景が広がる「郊外」かによって、生活スタイルは大きく変わります。
今回は、「マチナカ」に移住したNさん、「郊外」に移住したAさんのお二人にインタビューし、移住のメリットや意外な発見、これから移住を検討している方へ伝えたい思いなどを伺いました。参考にしていただけると幸いです。

【ゲストプロフィール】
・マチナカ代表Nさん…東京都出身。転勤をきっかけに富山県へ移住。現在は富山駅周辺のマンションで生活。
・郊外代表Aさん…埼玉県出身。夫が富山県滑川市出身で、地元に帰ることを決めたため一緒に移住。現在は夫の実家の敷地内に一軒家を建て生活。

県外出身者から見る、富山県の良さ

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【Nさんの場合】
生活費がとにかく安い!特に教育費には驚きました。都市圏だと、子どもの教育や治安環境を考えて私立に受験したりインターナショナルスクールへの進学を望んだりもしました。でも富山県は、公立・県立で十分安心して進学できます。親も心に余裕をもって子育てが出来ると思います。

【Aさんの場合】
スーパーのお魚がこんなに美味しいなんて…!と感動しました。回転寿司なんて桁違い、水道水までも美味しい…と、美味しいものに恵まれている富山県。カフェのレベルも高いです。
また、個人差があると思いますが、私は富山県に移住して花粉症を発症しなくなりました。お肌も不安定なアレルギー体質で、エステより皮膚科に通うことが多かった私ですが、今では肌が荒れる頻度がかなり減り、皮膚科に通う必要がなくなりました。これはきっと、綺麗な空気とお水のおかげかな…?と思っています。

「マチナカ」「郊外」の魅力

【マチナカ】
富山駅の近くに住んでいれば、車がなくても暮らせるのは間違いありません。ただ、引っ越した当初は「駅周辺が一番栄えているだろう」と思っていたのに、実際は生活用品を買えるようなお店がなく不便に感じました。でも、自分が将来年をとったときのことを考えると、車がない生活に慣れておいたほうが良いと思います。
以前、駅前のマンションから別の駅前マンションに引っ越した経験があります。他の地域も考えたのですが、実の両親が来県するときの便利さもあり、やはり駅前を選びました。
それと、富山県は休みの日に無料で遊びに行ける公園がたくさんあるので、マチナカでも十分に楽しめます!

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【郊外】
海なし県で生まれ育ったため、歩いていける距離に海があることに未だにテンションがあがります!そして、公園がとにかく多い!海に面した公園、立山連峰が横目に広がる公園、スターバックスのある公園…など、魅力たっぷりの公園が県内各所にあるのも嬉しいです。
今までは電車が5分おきにくるような都会で生活していましたが、今は1時間に2~3本。でも、最寄り駅までは歩いて5分ほどですし、郊外でも十分に生活できます。
それと、人口が少ない分、人とのつながりにビックリすることがあります!ご近所さんやお買い物先などでも、地域全体で子育てをしてくれ、とにかく人の温かさとやさしさを身近に感じます。私の住む地域では、第二子保育料無料など子育て家庭にありがたい制度も確立されています。待機児童は私の地域では聞いたことがありません。

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不便な点、気になる点

【Nさんの場合】
天気は基本的に曇り。あと、湿度が高いです。富山の女性のお肌がきれいなのも納得です。

【Aさんの場合】
方言が分からない。年配の人同士の会話は、喧嘩しているのかと勘違いしてしまうほど。移住当初は、方言の影響もあってか、結束力が強くみえて疎外感を感じていました。
また、以前まで当たり前だったことが出来なくなったことに不便を感じることも。(ex.都市銀行がない、終電がはやい、TV番組が少ない)

移住を考える方に伝えたいこと

【Nさんより】
家庭菜園をしたい、畑をしたい…など、明確な目的があるのなら郊外でも良いと思います。でも、もう少し軽い気持ちで田舎もいいな、と思うくらいならマチナカから住み始めても良いと思います。
人口は都会よりずっと少ないけれど、富山にいると、家柄に関係なく知り合えたり仲良くなれたりするから、多様性が高いと感じます。そういう環境で子どもたちに過ごしてほしいです。

【Aさんより】
地方ニュースで「こんなことがニュースになるの?」と思うような、ほんわかするニュースがありふれています(ex.保育園児が芋掘りをしました!)。そういったニュースを見るたびに、平和でいいところだなぁと実感します。
子どもとお散歩中に見上げる空が広かったり、青空のもとに広がる立山連峰など、とっても癒されますよ。


いかがでしたか?
最後に「住む場所を選べるならどこに住みますか?」と尋ねたところ、お二人とも『今の場所がいい』と答えてくださいました。
マチナカ、郊外、どちらもメリット・デメリットはありますが、“住めば都”というように、きっと地域に根付いた生活が送れますよ。

この記事が富山県への移住を考えるきっかけになりますように…。



【ライタープロフィール】
株式会社ママスキー 在塚美香(石川出身)

ママスキーさん

「ママになったら、ママスキー」を合言葉に未就学児ママのための情報サイトを運営。主催イベントでは1日に約10,000人の来場実績を持ち、そのノウハウで自治体・企業のイベントを企画する。2019年に法人化し、「ママを楽しく、面白く、ジブンらしく。」を理念に子育て世代と社会を繋ぐ幅広い事業を展開している。

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