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最後の晩餐の1食前【無意味記事】

について考えたことはあるだろうか。

「最後の晩餐に何を食べたい?」という話題。
頻繁にではないけど、たまに頭の中や会話に浮かぶことがある。
「明日地球が滅亡するとして」「今後栄養カプセルしか飲むことができないとして」など、前提は様々だが、

「人生最後の"食事"として、何を食べたいか」

というのがこの話題の聞くところだろう。


最後の晩餐について

ガチ『最後の晩餐』

そもそも「ラストの食事」を「最後の晩餐」と言ってすぐ意味が伝わるのは、かのレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画、『最後の晩餐』があるからだろう。

そこでふと思うのは
「彼らは何を食べているのか」
ということであった。

まじでどうでもいいんだけど、なんか気になった。
そこで『最後の晩餐』について調べるために図書館へ向かった。

キリストの伸ばした左手の先には丸いパンが見え、右手の先にはワインの入ったグラスがある。・・・・・・パンとワインは、西洋ではもっとも基本的な食事である。日本のご飯と味噌汁に当たるといってよい。

宮下規久朗、『食べる西洋美術史:「最後の晩餐」から読む』、光文社、2007年、pp.17-20

ほう。
そうなんだ。
結構基本的とされている食事がまずあるらしい。

しかし、メインディッシュがあったとしたら何であったか。レオナルドの絵ではどうなっているのだろうか。・・・・・・画面左には、魚がいくつも盛られた大皿があり、テーブルのあちこちに、魚の切り身にオレンジかレモンの薄切りが添えられた取り皿が置かれているのが見えるようになった。

宮下規久朗、『食べる西洋美術史:「最後の晩餐」から読む』、光文社、2007年、p.22

なるほど。
修復などによってその食事の内容が見えるようになってきたようだ。
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』ではパン・ワイン・魚のメインディッシュが最後の晩餐であるようだった。
また、一概には言えないものの、西洋では肉=悪い意味、魚=良い意味として結び付けられることもあるとあった。

ガチ『最後の晩餐』ではこのようなメニューだったらしい。
このメニューが、キリストが「最後にこれ食べてぇ~」として選んだものかどうかは分からないが。

最後の晩餐に何を食べるか

では、
みんな最後の晩餐として何を食べたいのか。
これも調べてみることにした。
検索をかけると
「#ラスメシ」
なるタグがあったことをネット記事で知った。
流行に疎い自覚はないのだが知らなかった。
流行ってたのかな?

以下その記事(PRTIMES「【全国意識調査】#ラスメシ 2022 年版 老若男女 2000 人の「人生さいごに食べたいもの」圧倒的1位は?」)を参考にする。

このような結果だった
以下TOP10
1位:寿司
2位:焼肉・ステーキ
3位:ラーメン
4位:カレーライス
5位:家族の作った料理
6位:おにぎり
7位:うなぎ
8位:白ごはん
9位:オムライス
10位:ハンバーグ

ほう、という感じだった。
これただの好きな食べ物ランキングじゃないか?
とも一瞬思った。
だが5位の「家族の作った料理」というのにほろっときてしまった。
いいね。確かに。

細分化されたデータも掲載されており、男女で3位以下に特徴がみられるとあった。

1位「寿司」、2位「焼肉・ステーキ」は男女とも多くの票を集めましたが、3位以下はそれぞれに特徴が見られました。「ラーメン」「カレーライス」「そば」は、全体の票の70%近くが男性。逆に、女性の割合が特に高かったのは「家族の作った料理」(女性が80%)、「オムライス」(女性が74%)、「ケーキ」(女性が95%)でした。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000055929.html

なるほど。
「家族の作った料理」は女性のほうが割合が高いらしい。
「ケーキ」も確かにおいしいし、もう最後だから罪悪感ないしいいかも。

最強は「家族の作った肉寿司」かな?
でも「家族経営の創作料理居酒屋・バル【肉寿司食べ放題】」が最後の晩餐だったらいやすぎるかも。

わたしが何を食べたいか。
これはこのランキングを見る前から考えていたのだが
「実家のカレー」かな。
ランキングをみても納得した。
みんなカレー好きだよね。それに家族の作った料理食べたいよね。

ということでここから
わたしの最後の晩餐=実家のカレー
で話を進める。

もうそんなにないけど、話

最後の晩餐の"1食前"

これである。
意味は分からないかもしれない。
だが考える必要があると思う。

例えばランキング1位だった「寿司」を最後の晩餐に設定したとする。
その1食前に2位である「焼肉・ステーキ」を食べるのが正解なのだろうか。

なんとなく焼肉に行くと絶対食べすぎる。
単品オーダー制にしても、食べ放題にしても、
肉を焼き、米を食べ、冷麺を食べる。
調子乗ってキムチ食べる。
食べ過ぎる。
ステーキにしても、油の取りすぎで腹を下してしまうこともあるだろう。
それが悪いこととは決して言わない。
だがその日の夜には「寿司」が控えているのである。
ただの寿司ではない。
"最後の晩餐"としての「寿司」なのである。

絶対後悔しない?
昼に焼肉を食べたことを。

わたしはすると思う。

そもそも、最後の晩餐の1食前に
思い入れの強いものを食べるべきではないと考えた。
だって絶対食べすぎちゃうから。
それに「ああ、こっちが最後の晩餐だったかもな」とか思ったら最悪。

「だったらどっちも最後の晩餐に食べればいいじゃん」
とも思った。
しかし、「焼肉・ステーキ」と「寿司」が混同している空間の「それら」で満足できようか。最後の晩餐が。

バイキングしかなくないか?多分。
そこの寿司が、焼肉が、"最後の晩餐"でいいのか?
せっかくなら専門の店のものを食べたい。

だからこれを提唱したい。
「最後の晩餐の1食前は軽めにしよう」
である。


ここで考えたわたしの"最後の晩餐の1食前"は
サンドイッチ
である。
これ、いいと思うんだよな。
程よい。
まあこれは「実家のカレー」が最後の晩餐であるという前提だからかもしれないが。
サンドイッチを食べすぎることがありますか?
それにいろいろ種類あるし。


は?

なに言ってんのって話でした。
ここまで読んでいる人も別にいないだろう。
こういうどうでもいいことを考えてみてはどうでしょうか。
時間の無駄の意味を知り、それの満たすところを知れます。

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