育休中に再読。「未来の働き方を考えよう」人生は2回、生きられる
絶賛4人目子育て中ですが、ようやく3ヶ月ということで、最近は少しリズムが掴めてきて読書時間も少しずつ確保できてきました。
前回はパタニティブルーの話を書いたのですが、どうやらこのアラフォーという年代は色々と悩みが多そうな年代のようです。それも重なってのパタニティブルーだったのかなと思っています。
アラフォー関連の本もあって何冊か読みました。
また、4人も生まれて経済的、時間的にもいけるのかという葛藤も少しはあったのかなと分析してます。
マイ本棚を少し眺めていた中で再び出会ったこの本がびびっときました。
未来の働き方を考えよう 人生は2回、生きられる
単行本は2013年に出たのですが、約10年前のものとは思えないぐらいの内容です。むしろ今読んでこそ社会が追いついて来て実感として腑に落ちそうです。
ちきりんさん、先見の明、ありすぎです。
文庫本を私は2016年の3月に読んでたようで、メモなどしていたようです。その時はアラサーでちょうど1人目が生まれた時ぐらいです。そしてkindle版も紙の本の存在を忘れていたのか2021年に購入しています。
働き方ブームやミニマリストな若者たち
この本の中でもありますが、最近私の周りでも転職する人が重視する価値として、日常的な規律からの自由や個人生活の優先、やりたい仕事をやることの価値、周りのスゴイと思えない大人たちに失望などはまさにその通りだと思います。
反対に、組織としては、これからの若者たちにはいかに自由にやりたいことを仕事の中で取り組んでもらえるか、ミッションとして共有できるかが必要だ感じました。
そして、ミニマリストに代表されるように案外自分の最低生存月額を知ればなんとか暮らしていけるというのも納得です。所有せずにシェアで済ませれば結構安上がりになります。子育ても1人目よりも2人3人と育てて行くほうがあまりお金をかけすぎずにできます。
実感として特に1人目はついお金をかけてしまいがちです。それは最初から3人や4人目まで産むとは思っていないから、かもしれませんが。
2つの人生を生きる
ちょうど40代で働き方を選び直すということで机上の検討でいいから一度は考えてみようとあります。緩やかな引退や色々なプチ引退の話もあり、マネジメントや寿命に関する発送の転換についても述べられています。
2つの人生を生きる中で、職業人生は2回選ぶものと考える、という発想。
アラサーの時はそこまで意識していませんでしたが、この10年間で時代も周囲もだいぶ変わってきました。
自分も社会人になって20年弱、同じ職場でしたが、専門性も磨きながら異動により様々な部署を経験して今後の職場人生も見えてきた今日この頃。
2回目だからこそ選べる人生。
妻がメインで働き、自分が育児業務に転職した状態になるとは10年前には思っても見ませんでした。
育児休業もひとつのプチ引退の形(パターン4の交代引退の一種)かなとも思いました。もちろん育児はありますが、時間の流れは夫婦共働き時代と比べると少しゆったりと余裕が出てきます(特に平日)
ずっと定年まで働き続けるのかな、と思ってたのですが、それは自分の周りはそのような同質な人が多いからこそだと思いました。
最近育休中に接する人は割と自由な人が多いので、そのような自由な働き方があるのは組織に属しているだけでは見えなかったので、本当に育休はいい機会だと思います。
オリジナル人生を設計するために
最後にオリジナル人生を設計するためにということでステップ1から3ということで、手に入れたい人生を明確にし(ステップ1)、複数の将来シナリオを考え(ステップ2)、市場で稼ぐ力をつけよう(ステップ3)とあります。
実は今、自分がやりたいことがあまり明確になってないことがひとつの悩みなのかもしれないと思っています。
組織で働く場合であっても個々が市場で稼ぐことができなければ生きていけなくなってくる時代が到来しています。
まさに育児休業によって組織から少し身を引くことによって、市場からの評価に直にさらされそうなこの感じ。
そして我が子に市場で生きていく力をどうやってつけてあげるか、という視点を持っていきたいと思います。親子ともに市場感覚をともに身につけていきたいと思います。
育休期間がその小さなチャレンジが少しずつでもできればと思っています。
良い本は何度か読み直して見ると新たな発見がありますね。それではまた!
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