ピンホールマーケティングって何? ~米子の架空の飲食店を例に解説します~
こんにちは、トワサンです!
noteもだいぶんこなれてきました。
色々なジャンルの記事をそれぞれの人が深掘りしてて、とても興味深いものばかりで日々学びになっています。
今日はその中から気になった、少し聞き慣れない「ピンホールマーケティング」について私なりにお話します。
この手法は、特に小規模ビジネスや地域密着型ビジネスに非常に効果的です。
架空の飲食店を例に挙げながら、どのように活用できるか考えてみましょう。
ピンホールマーケティングとは?
ピンホールマーケティングとは、針の穴(ピンホール)のように狭い市場や特定のターゲット層に絞って、ピンポイントでマーケティング手法にするのです。
特に、少ない予算で効果的に目標にアプローチできるのが魅力です。
米子市の飲食店を例にして考えてみよう
さて、米子市にある「山陰旬味亭」という提携農家が有機栽培した野菜や地元食材を使った飲食店を例にちょっと考えてみます。
このお店がピンホールマーケティングを活用するために、地元の人や観光客を対象に、どのようにしてお店の魅力を伝えるカギは何か?
目標を立てることが成功の鍵
まず、ピンホールマーケティングの始まりは、「誰に情報を届け誰に利用して欲しいか」を明確に絞り込むことです。
例えば、地元住民だけでなく、大山登山、アウトドア好きの健康志向の人々や皆生温泉を訪れる観光客もターゲットに入れます。
男女や年齢、家族・団体なのか4名以下の個人なのかというのも考慮するのもいいですね。
兎に角、特定の層に向けたメッセージを発信することがポイントです。
具体的なアプローチ方法
目標が明確になったら、今後どのようにアプローチするかを考えます。
例えば、InstagramやFacebookなどSNSを活用して、特定のハッシュタグ(#大山登山 #山陰グルメなど )を使って投稿することで、ピンポイントでその層に届きます。
内容もターゲットが見たり読んだりした時に共感できる内容がいいですね。ターゲットの気持ちになってとか行動を実際に深掘りしてとかも大事です。当たり前ではありますが、キモだと思います。
また、どこに情報を載せるかも重要です。
ターゲットがどこから情報を取得するのかを想像し、仮説をたて、実際に調査する。
地元の観光サイトに「大山登山の後に立ち寄りたい地元食材店のお店」として紹介記事を掲載し、食べログやGoogleマップでのレビューを増やすことで、興味を持つ人に自然と見つけてもらえる、地元観光に特化した情報を提供しながら、狭い範囲での効果的なPRが可能です。
「宣伝やブランディングはSNSを活用して〜」と思う経営者や広報担当の方は「バズらせたい」「映えらせて」「より多くの人に届くように」など、広範囲に深く、そして、めちゃくちゃ沢山の人に来店してもらったり、物を買ってもらったりなどというコンバージョンを期待しますが、資本・予算や知名度に応じて、その範囲は決まってきますし、直ぐに効果を期待を求めるのはよほど条件が揃わないと難しいです。
地域密着型のマーケティングも
地域に行ったマーケティングも、ピンホールマーケティングの一つです。
例えば、米子市内の住民に向けた特別なキャンペーンや、地元イベントとのコラボ企画を行うことで、地域内でのリピート客を増やすことただし「地元限定」の特典は、近隣の顧客を惹きつけるためにとても効果的です。
さらに、地元メディア(新聞やラジオ)を使った宣伝やPRも、地元の年配層やインターネットを使わない層にリーチするためには有効です。
米子でも日本海新聞のちょっとした記事に取り上げられた翌日に大行列なんてことは未だに多いです。
また、特定の地域やコミュニティに向けた狭い範囲での宣伝活動を続けることで、地元に愛される店という認知は進むでしょう。
データを活用して最適化
ピンホールマーケティングでは、実施後のデータ分析も非常に重要です。
例えば、どの投稿や広告が一番効果的だったのか、どの層が実際に店舗を訪れるかをSNSのインサイトやGoogleアナリティクスを使って確認し、その結果を元に次のプロモーションの内容を最適化します。
データ活用は、小さな改善を積み重ねることで大きな効果を生むため、ピンホールマーケティングにおいて重要な要素です。
目標を絞って挑戦し、最も効果的なアプローチを見つけていくことで、広告費やマーケティングコストを極力抑えつつ、効果を最大化できるようになります。
米子市全体での活用も
ピンホールマーケティングは、個人の飲食店だけでなく、地域全体でも活用できる手法です。
例えば、米子市が観光客を呼び込むために、大山登山や温泉を訪れる観光客をターゲットに「登山後に立ち寄るべき温泉」 「温泉後のフラッと入れるグルメスポット」としてPRすることで、より具体的な目標に対し効果的に訴求することができます。
まとめ
ピンホールマーケティングは、狭い市場に焦点を当てながら、効果的に目標層にアプローチする手法です。
特に米子市のような地域に踏み込んだビジネスでは、この手法が非常に有効です。
私、トワサンもこのピンホールマーケティングを活用して、米子市の地域でビジネスを頑張っている中小企業の経営者や個人事業主の皆さんと一緒に成長していきたいと考えています。