長女のこと

私の第一子。長女の名前は
アカと言います。
アカには、第一子ということもあり、
でき損ないのお母さんで、
かなり迷惑をかけたと思います。

アカを生んでから、
私は正しい家族の形はどんなだろう?と
考えるようになりました。
親は、どう子どもに接するのが
正しいのか、わからなかったからです。
育児書もたくさん読みました。
アカの成長の記録も
細かく書き出しました。
テレビでさ◯えさんや、
ちび◯るこちゃんも観たりして、
家族団らんの様子や、
おかずや、会話なども学びました。

アカは丈夫な子どもで
手もかからないような子でしたが、
ほんとにかわいくて、
いつもそばにいました。

アカが2才のときに
弟の長男シロが生まれるのですが
シロには知的障害があり、
体もすごく弱い子でした。
アカはシロの面倒も
よく見てくれました。
シロを育てられたのも
アカがたくさん協力して庇ってくれた
ことも大きいように思います。

気が強くて、正しいことは正しいと
誰にでも噛みついてしまうような子で
父親であった元夫から
殴られたりすることも多くて
その度に
私が庇って盾になると
後からとても心配してくれるような子でした。

中学3年で
大きく環境が変わっても
頑張って、頑張って
精神的に家族を支えて
高校にも通いました。
反抗期には、暴言や暴力がすごくて
頭を抱えてしまいましたが(笑)

高校を卒業し、就職して
家を出るときに
「いろいろあったけど、けっこう
楽しかったよ。育ててくれてありがとう。」
と言ってくれました。
見送りしたあと、さみしさとうれしさで
泣いてしまいました。

今アカは
結婚して、子どももふたりいます。
かわいい孫たちを連れて
遊びに来てくれます。
住んでいるところが遠方なので
頻繁には会えませんが
電話やLINEなどでしょっちゅう
会話しています。

私が母親になれたのは
アカのおかげだと思っています。

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