28.悪い奴ほどよく眠る

28.悪い奴ほどよく眠る
 
表題であるが我が国を代表する映画監督・黒澤明氏監督の映画のタイトルである。主演は後の大スター三船敏郎。クランクイン当時の三船敏郎は39歳。21歳と言うこれからという時期に大東亜戦争が始まり俳優としてのデビューは終戦後の東宝ニューフェイスとしてだそうだ。人は生まれる時期や国を選べないが、戦死をしていれば当然大スターと呼ばれる三船敏郎は誕生していない。
 
一方で時代と言う波にうまく乗って行ける人も存在する。大スターと言うワケでもないが現在の都議(大田区選出)に、もり愛という議員がいる。現在44歳。公式HPなどに生年月日は書かれていないが昭和53年(1978年)生まれあたりだ。議員としてのプロフィールで「子育て中」といった庶民派のような記述があるが、こうしてPRするのも議員としての仕事であろう。年齢を考えると大学卒業時はいわゆる就職氷河期で苦労したような事が書かれている。そうした中で選挙スタッフや議員秘書として政治に関わり、区議(3期)を経て現在は東京都議だ。子どもが生まれたとするのは39歳の時で、高年齢出産という事になるのだろうが、現在の医療の進化や社会構造を考えるとそれほどまでに遅いというものではないだろう。ちなみに、現在の出産に於ける40代の母親は1.3%(初産に限らない)である。東京都では 1.9%というから珍しい事でもないのだが、子育て世代と言う事で市井の生活を営む有権者へのアピールをしているのだろう。
 
しかし選挙は水物とも言う。特にもり愛議員の所属政党は都民ファーストの会。都議への初当選はいわゆる小池ブームに乗った平成29年(2017年)選挙。昨年執行された令和3年選挙では小池ブームも去り、希望の党の失速など逆風の中ではあったが2期目の再選を果たしている。平成29年選挙では55名(追加公認含む)の当選者を出したものの離党者も出る中で令和3年選挙時点での議席数は45名。事前報道では半減するのではとされたが、どうにか31議席を確保している。
 
本ブログでは特定の政党や候補者個人を応援する意図はないのではあるが、同議員の公式ブログに登場しているのは、なんと、かのウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実ではないか(https://ameblo.jp/moriaioota/entry-12438104956.html)。同議員は子育て真っ最中(ご子息は現在5歳)ということで、子育て支援や「子どもの人権」と言うのは重要なテーマなのであろう。
 
私としてもそうした施策が非常に重要な事である事は理解するし、同議員もブログの中で【こどもの貧困】を背景として、生まれながらに様々な経験や学力にも格差が生まれている現状に【こどもの人権】という視点は欠かせませんと言う事を記している。
 
続いて同議員はその中で「すべての子ども達の命が尊ばれ、生まれた環境に関わらず誰もが自分らしく生きられる」事が「子どもの権利」であるとして、党所属議員らと弁護士を招聘して言わばシンポジウムのようなものを開催しているのである。
 
その事は決して悪い事ではない。むしろ生活に密着した行政運営のために必要な事であるのだが、その招聘している弁護士と言うのがウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実と言うのは、悪い冗談にもほどがある。
 
同記事は令和元年(2019年)のものであるが、その勉強会に参加している他の弁護士についても伊藤ゆう子と言う名前がある。木村ウソツキ真実の悪の殿堂である日野・子どもと家族破壊法律事務所の所属弁護士名に伊藤由子と言うのがいるが、おそらくこの人物であろう。(現在、弁護士会の検索で伊藤由子は存在しない。婚姻で姓が変わっているなどの可能性がある)要は同じ穴のムジナだ。
 
さて木村ウソツキ真実や子飼いの女狐・伊藤由子がその勉強会とやらで述べているのが子どもの貧困問題という。その中に東京大学進学者の家庭の平均所得が950万円とする部分がある。もり愛議員、ちょっと悪いがブログの内容はおそらく弁護士が用意した資料のコピペと、弁護士の発言の手元のメモ書きの丸写しであるのか、前後の脈絡が不明だったり、細かい間違いがあまりにも多い。まあ木村ウソツキ真実らに勉強会・講演の報酬をいくら用意したのかは不明だが、木村ウソツキ真実も報酬の安いやっつけ仕事なのであろう。中身も非常に杜撰なのだ。この悪党に関しては、私のこれまでのブログで暴露しているが、その実態は「カネのために 子どもを苦しめる悪徳弁護士」に他ならない。
 
東京大学進学者の家庭の収入が一般的な平均より高い事は確かであろう。ただ所得が950万円と言うのはおそらく間違いでしかない。と言うのも年収950万円と所得950万円では意味が全く異なる。ついでに東京大学の入学定員は3000人であるから、一部に高額な収入の有るものの子息が1人でもいればその数値はハネ上がる。労働者の平均年収は437万円(転職情報サイト記載の数値)とされるが男性と女性では平均値も異なる。更には転職サイトにある統計は年代が考慮されていない。キャリアが収入に直結する我が国の雇用慣行では年代ごとに収入も異なるワケだが、子どもが大学進学となると親の年齢は収入が大きくなる40代後半から50代が大多数を占める事は明らかである。50代男性は平均で661万円。加重平均なので、実際のボリュームゾーンはもっと少ないのであろうが、女性の多くが専業主婦だった時代とは異なり、女性の有職率が同年代では60%を超えている。
 
多くの共働きの世帯収入は950万円より少ないかも知れないが、さほど問題視されるような差にはならない。無論、最低賃金に毛の生えたような収入でしかない事も往々にしてあろうが、情けない東大コンプレックスが透けて見えてくる。
 
償還などの問題は当然に起きうるし、決して手厚くもないが実質的な国策としての奨学金もその方法を知っていればであるが、使う事が可能だ。そもそも東京大学は国立であり、学費も相応に安い。むしろ進学者の家庭の平均年収という問題で言えば私立音大などを調べてみればそれこそもっと高くなることも明白だ。私立音大と言ったケースは「特殊」とでも言いたいのであろう。とは言え自分が望んだ進路を選択しえない子どもと言うのはどうしても出てきてしまう。その理由は様々であろう。最近のはやり言葉に「親ガチャ」と言うのがある。離婚家庭か同課に関わらず「親ガチャ」にハズレたという話はよく聞くし、私自身もそうした当事者を存じている。まあそれでもハズレの「弁護士ガチャ」「裁判官ガチャ」のハズレの怖さはそれ以上なのかもしれない。
 
しかしブログの内容はお粗末だ。文中で表題的に「司法サービス充実にかんする意見交換」とあるが、「かんする」って漢字書きすれば「関する」だ。ひらがなでも分かればいいのだろうが、個人が製作するブログなどと違って議員は公人であり議員報酬に加え文書費や交通費などの実費弁済的費用も公費で賄われているのだ。新聞などで常用漢字や一般的に使われる漢字を制定して、それ以外の漢字使用を控える事から「てん末」「覚せい剤」といった混ぜ書きもあるが「関する」と言うのは常用漢字でもあり、学習指導要綱に定められる小学校の学年別漢字配当表では4年生で習得すべき漢字として示されているのだ。
 
漢字の変換漏れの指摘など揚げ足取りと言われそうであるが、揚げ足取りレベルの話で言えば木村ウソツキ真実がこれまでにやってきた私の相手方代理人としての活躍から考えれば初歩のレベルでしかないのだ。
 
このシンポジウムで「子どもの権利」などと木村ウソツキ真実は言いながら、悪の殿堂、日野・子どもと家族破壊法律事務所代表として子どもの権利を散々に破壊してきた実績がある。その一端はもり愛議員のブログにもキッチリと示されているのだ。その中に弁護士の仕事をもっと知っていただきたいとして「味方業 中立が求められる行政と違って、その人の味方に徹せられる」とある。
 
要は法の穴を突いてでも子どもの権利を無視して、依頼者が子どもに会わせない事で報復を企図するのであれば、ウソツキの絶対王者としての本領を発揮し平気でウソをついてでも目的を果たすという事だ。
 
面会交流の阻止、まさに人倫に背く。旧くより人の道を説く五省と言われる教訓の中に「至誠に悖るなかりしか」と言うのがある。現代的な用語に置き換えれば「誠実さや真心、人の道に背くところはなかったか」となろう。自らの心にそう問いかける事で人としての道、つまりは人道や人倫に反しなかったかと言う反省だ。
 
木村ウソツキ真実は、私が子どもとの面会交流を求めた申し立ての際に、それまでに認められていた間接交流の「一部」である写真などの送付について取り敢えずその当時は(多少遅れる事ぐらいはあっても)毎月裁判所で決められた枚数を送付してきた。もちろん送ってくるのも相手方はイヤイヤながらであったのだろう。私が写真の時系列などを知りたいのでプリント時に日付を入れて欲しいという事を当時の代理人を通してお願いした事があるのだが、たったこれだけの事で半年以上も要しているのだ。フイルム写真なら撮影時に設定がなければ日付も入らないのだし、そうした設定のない使い捨てカメラ(写ルンですなど)であれば「出来ない」とするのは分かるが、携帯電話なども含めたデジタル画像は、そのexif情報からプリント時に容易に入れる事が可能であるにも関わらずだ。
 
その申立は子どもとの直接の交流を求めて申し立てたものであるが、裁判所がキチンと子どもとの直接交流を相手方に示せば、これまでも決められた写真送付は実行しているのだから可能性はあると私は踏んでいたのだ。そこで「毎月写真送付を行ってくれている事はありがたい事だと思っている」と、こちらとしても社交辞令に過ぎないと言われるかも知れないが、一応はお礼を述べていたのだ。ところがウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実にかかれば「申立人(私)も写真送付がありがたいと述べている」と、まさに真逆の話に「すり替え」てくるのだ。
 
斯様な弁護士をシンポジウムに招聘し、剰え内容もロクに理解出来ていない上でブログとして意味不明の取り上げ方しかできないものが公職である議員として相応しいと言えるのだろうか。
 
もちろん正体を知り得なかったという事であろう。この辺は私も弁護士と言う肩書を迂闊に信じて親権を騙されて奪われたという過去があり、それこそ人の事など言えないだろうがと言われても返す言葉はない。
 
まあ、この木村ウソツキ真実、実は子どもから引き裂かれた親の会である親子ネットの講演まで務めていたことがある。これはつまり、プーチンロシアが戦争はいけません、と言っているのと同じだ。とんだ二枚舌である。
 
一方で尼崎市議で現職の西藤彰子議員が先日自身のFacebookで公開している記事がある。これは令和4年6月26日、つまりはつい先日の日曜日、フジテレビ系で朝の7:30から放送された「日曜報道THE PRIME」で離婚後の共同親権の導入を巡る討論である。
 
西藤彰子議員は、公式HPで自らが離婚の経験者で、同居親として子どもを育てたという事を公表している。これも先のもり愛議員の公開プロフィールと共通するのは議員自身も市井の生活者というアピールであろうことは疑いようがない。
 
同番組では出演者の選定に際して、強硬な共同親権反対派を排除したと聞き及ぶのだが、我が国の放送法では公共の電波を介して行うものに於いては、番組の内容について4つの条件が「名目上」は定められている。その4つとは「公序良俗に反しない」「政治的に公平」「事実を曲げない」「様々な角度で検討」である。
 
公序良俗に反しないというと、いわゆる「放送禁止用語」が思い浮かぶかも知れないが、それだけでなく「子どもの人権を無視する面会交流阻止」と言ったものが当然に含まれるのだ。公平性への配慮、様々な角度でとなれば、例えばDVはどうするといった例外への配慮は必要であろうが、そうなればでっちあげDVやけしかけDVが蔓延するだけだ。フジテレビとしても苦肉の策であろう。
 
要は実子誘拐がDVから逃れるため、とすり替えられているのだ。
 
西藤彰子議員はその記事の中で「子ども達が成長し、別れた父親に会いたいと言われ、子の福祉を理解していなかったと反省した」と述べている。子どもの人生を、子から親であることを強制的に放棄させられた側の人生をメチャクチャにしておいて「反省した」では済まされないことだが。
 
西藤彰子議員が離婚に際して相手方との面会交流をどのようにしてきたかと言う事については全く触れられていないが、多くの離婚で「子どもとの断絶」が起きている現状からしても、十分な面会交流が出来ていなかったのであろう。確かにその事に気付いて今後は議員として、行政の一因として親子関係の再構築が重要な事をご理解いただいた事は重要な事でもあるが、その子どもたちにしてみれば母親が今さら反省したところで「失われた時間は戻ってこない」というのもまた確かなのである。
 
木村ウソツキ真実のような悪徳弁護士が魑魅魍魎のように跋扈する事を許しておけば、離婚後に共同親権が導入されたとしても同じような被害に遭う子どもたちをなくすことは出来ない。このような悪党は必ずや「例外」を利用して、カネのために さらなる親子の引き離しを図るからだ。
 
実際に私も相手方に子どもを誘拐されてから法的な離婚成立まで11か月の時間がある。この間は一応私も子どもの親権者だったのだ。取り敢えずそのおかげで東大和警察署の計らいもあって1~2分だけ子どもに会えている。
 
しかし結局はそれだけなのだ。
 
つまり、法を悪用し詭弁的な法匪・ウソツキの絶対王者木村ウソツキ真実や、同じく人権派を標榜し、自らは「子育てのため」と子どもの権利破壊委員会の活動を休んでいると言いながら、よその子の権利などどこ吹く風、得られる報酬が子どもたちの涙で濡れようともお構いなしの谷口朋子。私にとって憎んでも憎み足りない悲憤の敵でしかないのだ。

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