23.裁判所で行われている「ウソツキゲーム」をさらに掘り下げる(前編)

庶民と言うものは騙すもの。どこかの独裁者が陰で言いそうなものだが、我が国では庶民ではなく裁判官と言うものを上手く騙す事が弁護士の仕事だ。実際に弁護士でもある政治家、一応政治家は引退したと言う事らしいが現在では国政政党の維新を創始した橋下徹はその著作「まっとう勝負!」の中で述べているのが「弁護士と政治家は嘘つきがなるもんだ」と言っている。
 
政治家と言うのは人気商売、どんなに優れた政策を提言できる能力があろうとも選挙で票を獲得できなければ無職へ成り下がるしかない。そのために多少過激な言葉で耳目を集める必要があると言った事情を割り引いたとしても、ホンネと言うより弁護士はウソで塗り固めても実利を得た方が「利口」だという事だ。
 
相手方に実子誘拐を最初に指南した自称・子どもの人権派 極悪弁護士谷口朋子が所属する東京弁護士会が制定している東京弁護士会人権賞という表彰制度がある。同会に拠れば表彰制度の趣旨として人権擁護活動に携わった組織や人物を表彰する事で、人権の発展、定着に寄与するとある。そもそも弁護士は弁護士法で基本的人権の尊重が義務付けられる。東京弁護士会が自ら制定する賞をどこに授与するかはそれこそ勝手にやればいい事であるが、近年の傾向を見れば何とかさんを救う会と言った再審無罪事件の組織に与えられている事が多い。
 
もちろん無実の罪で投獄されたり処刑されるような事があってはならないと言うのは当たり前の事であるが、考えて見ればいい。再審無罪事件と言う事は、最初の裁判が「間違っていた」と言う事だ。刑事司法に於いて弁護人なしでの裁判はあり得ないワケだから、言って見れば「最初の弁護士は何をやっていたのか」だ。そして「有罪を下した裁判官は一体何を見ていたのか」だ。
 
私とすれば裁判官や弁護士どもを擁護する気持ちはさらさらないが、見方を変えれば「裁判と言うものがウソをつく事を余儀なくさせるシステム」なのだと痛感せざるを得ないのだ。
 
人を欺くと言う行為は、その相手が「信じる」という事と一体を成す。ヘンな話お人好しで騙されやすいという人もいるであろう。組織的な詐欺事件が発覚した時に往々にしてあるのが(利益などに目が眩んで)騙されてしまった方が悪いという論調だ。確かに慎重に判断していれば騙されずに済んだというケースもあるのだろうが、騙す方は相手の心理などに付け込み「巧妙にワナを仕掛けてくる」のである。
 
弁護士の本来的な職務としてはそうした欺瞞を見抜き、相手のワナから依頼者を守る事なのではと思うが、どうやら本職の弁護士と言うのは違うもののようだ。
 
私自身のケースを非常に短くまとめると、自称・子どもの人権派であり且つウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実が「子どもの親権を相手方としての離婚に応じれば(この時点で約1年あまり会えていない)、子どもと会わせる」と騙され(私の立場から言えばその言葉を迂闊に信じてしまい)て親権を失って子どもと生き別れにされたという出来事だ。
 
私が当時2歳児の上の子と一緒に小一時間程度買物に出た際に、相手方は近所に住む次兄と結託して当時生後3ヵ月という乳飲み子であった下の子を拐かし、警察を呼んで騒ぎとなっている最中に上の子も誘拐。当時はあまりにも出来すぎたシナリオにすら気付かないほど動揺したのであろうが自分自身迂闊だったとしか言いようがない。その後に相手方は私の養父(既に亡くなっている私の実母の再婚相手)にも難癖をつけて金員を収奪(この経緯は本ブログ8.全てを冷静に思い返す(2)に記してある)、更には私名義だった郵便貯金通帳の残高をゼロにした挙句送り返すといった暴挙に出れば、私が手も足も出ないと踏んでの行動もあったのだ。
 
確かに私には弁護士を介して何かをすると言った知識もなかったし、私自身も婚姻当時は専業主婦だったので自身の貯蓄などはなかった。相手方が残高をゼロにして送り返してきた通帳にしても「元はオレのカネ」と言うのが相手方の言い分だ。養父にしても社会生活を営む程度に年金収入があるが決して裕福というワケではない。そんな私が弁護士を介してきたのだから相当に狼狽したのかもしれない。
 
最初は絶対的に有利で負ける事などないと踏んでいたのだろうが、弁護士を代理人としたことで事件後の供述調書に書かれていた内容が随分と「ぶっ飛んだ」話へと変貌を始める契機となっている。
 
正直最初は何も分からなかったが、同じ実子誘拐被害、ウソツキ弁護士被害を被った当事者仲間との連携以降、その手口と言うのが明るみに出るのだ。その当事者仲間も「同じような被害」にあっているので、読み解く事が容易なのだ。
 
当初は「外出先席の事で口げんか」となっていたものが私が暴れ狂う女という心証を植え付けるために男性警察官3、4人で押さえつけてもなおも暴れるような描写に変貌しているのだ。この事もこれまでに本ブログで記しているのだが、警察官と言うのは当然に訓練を受けた屈強な人たちである。少なくとも押さえつけられたら(それなりの男性でも)身動き一つする事が出来ない。警察官の学ぶ逮捕術は近代に確立したもので被疑者や現行犯人を制圧するためのもので、職務の際の受傷事故などを防ぐ護身術でもある。相手に動く隙を与えれば自らの安全に支障を及ぼす。そのため現代でも研究が重ねられているほどだ。ちなみに警察大学校術科教養部の発表に拠れば、現職警察官の技能検定有段者は 95%であり、任用間もない若手警察官でもない限りほぼ100%だ。当然だが段位を持たない若手警察官も訓練は受けている上に体力的にも優れている事から逃れる事は一般人であれば絶対に不可能であり、そのような「有り得ない事」を述べているのが分かるような事まで平気で書いてくるのだ。
 
もちろん根底には私が我が子を何の前触れもなく突然誘拐されたことで相手方に軽傷を負わせた事件があり、その事で有罪判決を受けたという事があろう。
 
(当時の担当検事は「正直、夫婦間でよくあること」「子ども小さいし、子どものことを考えたら相手方も事件にはしないだろう」とは言っていたが)
 
実際私が弁護士を探す際も事件の事を伝えると勝ち目が薄いと見られるのか「そういう人」は困るんですよね、と言う事を言われ断られる事も何度もあった。私からすれば「そういう人」とひとくくりにされるのは仕方がないとは思う反面、そこに至るまでどういう事情があるのかを読み解き、裁判では双方の主張を精査し、勝てるとは言わないまでも対等な審理に資する解釈を、一般の人では不可能と思えるような知識を用いて構築するのが弁護士の仕事なのではと言う思いもある。
 
とは言え確かに簡単ではない。それこそ私の性格やら考え方を全部理解して結論を導き出すなんて事を、当初の相談の30分や1時間。それから受任契約をしてからの聞き取り、如何に優れた弁護士でもムリと言うものだ。私の性格や考え方を知っているような親友と呼べる相手がいたとしても、その親友が法に通じ、更には主張や陳述を第三者に理解できるように「言語化」する事も更に難しい。
 
いわゆる勝ち目の薄いスジ悪事件を受任しても、そこからの主張・立証の積み重ねや相手方への反論追及で形成を整え、場合によっては相手の息の根を止めるとまでは言わないが、少なくとも対等な判断が可能な態勢へ持ち込む事は非常な労力と神経をすり減らす作業であろうし、わざわざ火中の栗を拾う事はない。これは私の案件ではないのだが、こうした作業を実際に一人でやってのけた当事者がいる。その当事者の相手方代理人の弁護士、ついうっかりその当事者の反証と「カネ儲けばかり企む極悪弁護士」という事に対して「法テラス事件だし儲けだけでやってない」と苦し紛れに言ったそうだが、冷静さを失うと弁護士でもそんなもんだ。
 
人との関係は難しい、不誠実な態度や不熱心な対応、コミュニケーションの不足や疑心暗鬼。ここまで書いてなんだが、実は私の苦手なモノばかりだ。人は往々にして自らの不利な事を意図するかどうかは別として伝えようとはしない。裁判に於いて弁護士も依頼者から聞いていなかった事実を暴露されて慌てふためく事もあるようだ。先の「カネ儲けばかり企む悪徳弁護士」だが、相当にウデが悪いのか散々にやらかしてくれたらしい。内容は聞いてはいるがイチイチ書くとキリもない。ただ私が思ったのは良く調べてキチンと反証材料として精査したのだと言う事だ。
 
一つだけ記すと、この事件は無職の母親側に子どもを誘拐されたケースなのだが生活は老親の年金(ただしヘタな現役よりも給付の多い)頼み。そうした中で生活に不安はないなどと言いながら、健保不加入をやっていたのだ。この指摘を受けてその弁護士「そんな事はない、健保には加入している」と大ウソ。結果的に墓穴を掘ったという事態だったと聞き及ぶ。
 
私としても、周囲のアドバイスもあって相手方をワナに追い込むべくいくつもの策略を仕掛ける事は出来た(ワナにはワナだ)。その一例を本ブログ12.暴かれた「影の女」との新会社の設立(2)で書いているが母子手帳や私製の育児ノートを返せという件。結果的に意図を悟られたのかとってつけたような言い訳で返還を拒否してきたが、裏を返せば「そこに事実が残っている」と言う事でもある。
 
私が当初に代理人としたのが越谷市のしらこばと法律事務所の渡部友之という弁護士だ。事件を背景に受任をしないような弁護士も多数いた中で、少なくとも事件の事を伝えた上で受任してくれたと言う点では多少なりとも弁護士としての矜持があると言っても悪くはないだろう。それに私自身も先に書いたように人に過不足なく内容を伝えるという資質には恵まれていなかったし、その事で十分な働きが出来なかったと言われれば返す言葉もない。
 
ただ結果的に相手方代理人弁護士のウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実の言葉に騙されたのは渡部友之にも相応の落度があると言わざるを得ない。
 
そもそも「親権を相手方として離婚に応じれば子どもに会わせる」という話が出てきたのは調停と言う証拠が残る場所ではない。結果的に離婚が成立する事となった平成26年(2014年)7月7日の期日に於いて調停前に「相手方の弁護士(ウソツキの絶対王者・木村ウソツキ真実)と調停前に話しますか」と言って来たのは渡部友之だったのだ。
 
こうした経緯があるからこそ、後に私は渡部友之を相手取って相手方代理人弁護士の甘言に乗った事で子どもと会えなくなったのは弁護士としての義務を果たさなかったからだとして損害賠償を請求する訴訟を起こしたのである。

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