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Photo by
morikoharu
大きな音が怖いので恐怖を感じてみた
昨日の夜中
息子がわざと大きな足音を立てて
階段を登って行ったの
寝てたところを猫に起こされて
怒ってたみたい
その階段を踏み鳴らす大きな音を
階下で聞いて
強烈な恐怖を感じた
背筋が一瞬でこわばって
左の脇腹が締め付けられる感じ
その後、猛烈な怒りが込み上げてきて
息子の部屋に怒鳴り込みに
行きそうになるところを
ぐっと堪えて内観した
怖い怖い怖い
それは幼少期
父親が毎晩酔っては怒り出し
大きな足音を立てたり
扉を叩きつけるように閉めたりして
大きな音を立てて家族を脅していた恐怖だった
わたしはリビングで鳴り響くその音を
2階のベッドの中で毎晩聞いていた
わたしがやるべきことは
息子に怒鳴り込みに行くことではなく
わたしの記憶に寄り添ってあげること
身体に意識を向けて
その記憶のある部分に留まる
そうすると
「ママ、助けて、助けてよー」
って小さいわたしの声がした
きっといつもこう叫んでたんだね
ママ、助けてよ って
身体の感覚を感じ切って
ふわっと緩んだら
もう息子に対する怒りは
きれいさっぱり消えていた
これを教えてくれるために
息子は大きな音を立ててくれたのかな
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