同人誌感想：11冊

今回も読んだ本をぼちぼちご紹介していきますね。

お通販や展示会など、ちょっと変わったルートでGETした本たちと、文学フリマ東京都コミティアでお迎えした本です。

六合九里さん（@create_correct）の「Letter Friend」読んだ。
手紙でのやりとりを中心としたストーリー構成で、青春と切なさを感じられる作品。
特筆すべきは本文中に画像で差し込まれている手紙で、差出人ごとに封筒を変えているこだわりよう。特に最後に出てくる手紙は胸に迫るものがあった。

ななさん（@nano1257）主催の「本屋さんがすき」読んだ。
本屋さんへの愛情あふれるアンソロジー。小説・エッセイ・詩歌・イラストなど、コンパクトながらに盛りだくさん。とてもノスタルジーを感じる1冊。
あと、装丁がめちゃくちゃおもしろい。表紙の窓もすごいけど、綴じ方もすごいね！？

鹿島堂さん（@kashimadou）の「謎飯」読んだ。
ごはん本なのに勢いがすごい。
自炊ってこうなるよねわかる～！が詰まってる。
製作過程を読むとだいぶ限界なのに、添えられている料理の写真はおいしそうなのもポイント高い。
ちゃんと栄養を考えてるのもえらいよ……！

キツネ月さん（@Kitsune_Hyoka）の「きつねのきせつ」読んだ。
2編収録されているお話は、どちらもほっこりあたたかい。
そしておきつねさまのイラストもかわいい。
それぞれに個性のある二組のおきつねさまが最高ですね。
蒔狐さん（@mako_wataji）の和綴じ製本も内容のイメージにぴったり！

はのさん（@hanoween0523）作の「十」読んだ。
一見不条理に見えるショートショートを11本詰め込んだ1冊。
軽めの読み口のものから不穏なものまでよくばりセット。毎日書いてる人はやはり違う。
ページ数も軽めなので読むのがゆっくりの人でも気軽に読めるボリューム感がいい。

アケビワタナベさんの「一人豆まき」読んだ。
どこか懐かしくてちょっとだけ寂しい。でも、どこかにしあわせが潜んでいるような短編集だった。
少しもどかしいストーリー展開もラストを際立たせてる気がする。

結励琉さん（@lightnoveldream）発行の「レンタルおじさん　想い出写真館」読んだ。
1作目はラッキースケベ系かと思ったらそういうオチで持ってくる！？という感じ。おじさんが紳士的で安心だった。
2作目はしみじみとしたヒューマンドラマでよかった。こういうのが好きなんだ。

善之新さん（@iIonNedukA）主催の「Thank you foR Cooperating!!!!!」読んだ。
TRCモチーフにしたお話やエッセイが詰まったスペシャルな1冊。 ホラーやミステリなど意外な作品の他、創作をやる人のエールになるようなエッセイもあり胸がいっぱい。
次はビッグサイトで会おうな！

虚影庵さん（@kyoeianCM）主催の「ともしびかかげて」読んだ。
一筆献納（@ippitu_kennou）という企画の一環で行われた、能登半島地震義援金チャリティー企画の本。
テーマは「ともしび」とのことで希望があるお話が多い。日常ものすこしふしぎが多いかな？ 1本あたりがコンパクトなのに読み応えある。

日埜和なこさん（@hinowasanchi）主催の「輝石のドロップス」読んだ。
最後希望が残るお話というのが裏テーマなので、とんでもないバッドエンドはないので安心して読める。ファンタジー多めかな？ でもシビアなお話はあるよ！
余談ですが「輝石」という単語は普通にあります……リチア輝石とか……

OYAKATAさん（@OYAKATA_SS）の「ROG」読んだ。
モノクロ基調で全体にノイズがかった表現のイラストが超クール！ おおむねかっこいい男性だけど、女の子もめちゃくちゃかわいい。
全体のモノクロがたまに入る差し色を際立たせる構成ですごくかっこいいイラスト集になってると思う。

今回はこんな感じです。
これからもまた、同人誌を読んでいくぞー！