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windy[見習い日記]#10安心感

自家焙煎珈琲店 Windy-ウィンディ
京都は東山区にあります。
知る人ぞ知る、京都の名店です。
最寄り駅は京阪線の清水五条駅。

ーー2017/11/04ーー


とても美味しかった。
そして、疲れた心が安らいだ。
そんなコーヒーでした。

最近は、ウィンディに来るとすごく安心します。
京都に来てもう1年が経ちますが、ウィンディにいるときがいちばん素の自分になっているかもしれません。

「いつでも好きな時に、来れる時に来てくれたらいいよ。」
と待っててくれるマスター。
階段を上がってお店のドアを開けると笑顔で「いらっしゃい」と迎えてくださる。
その瞬間本当にほっとします。
「ああ、ここに来ていいんだな」と。

こういう、誰かの拠り所になれる喫茶店っていいですよね。
ウィンディに来てこうした安心感を得るお客さんは、他の常連さんにも多いのではと思います。
30分~1時間ほど、マスターや奥さんとの会話を楽しんでいく。
その間を取り持つのは、もちろんマスターの美味しいコーヒーであります。

好きだから続ける。努力する。美味しいコーヒーを作る。そしてそれを維持できるかどうかの緊張感と戦う。
これがマスターのコーヒーの 舞台裏ですが、こうした背景があるからこそマスターのコーヒーには「美味しさへの安心感」もある。
「安定」ではありません。
日々常に努力されているマスターのコーヒーを、「安定」という言葉で表現することは失礼だと私は考えます。
常に向上している。毎日、毎日。


だから、「微妙」ということへの感度がものすごく鋭い。
この「微妙」はもしかしたら、マスターにしか理解することのできない領域のものであるのかもしれません。
昨日と今日。今朝と夕方。同じように焙煎し、同じように点てたコーヒー。
条件は同じようにしていても、やはりどこか違ってくる。
その違いは、ほんの僅かなところ。
表現するのにも一苦労してしまうほどです。
しかし、ウィンディの美味しいコーヒーのその味わいは、この領域を日々追求しているからこそ発揮されるのではないか。

先日の記事にも書きましたが、コーヒーは農産物です。
したがって、仕入れる豆の状態は毎回毎回異なります。
全く同じ豆というものはありません。
そういった条件の中でも最高のものを作り上げていく。

その姿勢に、マスターへ対する安心感が生まれるのだと思います。
そしてその空気はやはりお店全体のなかに溢れている。

「ここに来れば、美味しいコーヒーが飲める。」
「優しいマスターがいて、奥さんがいる」

一週間ぶりにお邪魔しましたが、やはり素敵な喫茶店であります。
京都の本当に美味しいコーヒーをお探しの方は、ぜひ ウィンディへお越しください。

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