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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活 6

■哀愁なき倉庫番長とアクションスターの喜劇

会社の人達と「沈黙の戦艦」を観に行った時の話。
あ、邦画じゃないです、そうセガールのほうです。

テロリストに奪われた海上の戦艦を実は元特殊部隊な
料理長と少数精鋭で取り返すアクション大作?な映画。

単純明快でテンポよく、個人的には非常に好きな映画。
ほぼ最前列で一緒に観た先輩や同僚達も面白かったと。

映画終了後、先輩から徐に今はしがない倉庫番だけど、
実は元特殊部隊所属みたいな肩書ってどう?と言われ。

へ??何すかその中学生を絵に描いたような発言は。

この方が元特殊部隊でコックさん。

映画観て勝手に盛り上がる、いい歳したサラリーマン。
何だかストレス溜まってるのだろうか?と心配になる。

まぁ当時の仕事を簡単に言えばただの倉庫番でしたが。
要はそのあと飲み屋で盛り上がりたいんだろうなぁと。

そうですそうです!特にアクション映画観ちゃうと
気分盛り上がって、変なテンションになりますよね。

手っ取り早く観る人を楽しませることが出来るコンテンツ。
80年代当時、テレビで散々アクション映画が流れてました。
ジャッキーやインディ、その後スタローンやシュワちゃん。
ポリスアカデミーとかコメディも多く流れてて好きになる。

ファースト・ブラッドなランボー

ただ何度も繰り返し観ていたり、社会人になってから観返すと、
もっと深い所で映画の主軸が立っていたり、主人公の背景とか
より鮮明になって面白さが際立ったりして余計に感情移入する。

真面目に学生していなかった自分からしてみれば、ランボーの
悲しき背景だったり、香港ジャッキー映画の時代背景も知らず。
ただただアクション物として、仮面ライダーやウルトラマンの
それと変わらぬ勧善懲悪で、主人公は絶対弾が当たらないし?
当たって血だらけでも、悪の親玉と直接対決して勝つみたいな。

でも洋画をしっかり観始めてみると、その国々の時代背景とか
理解出来てなければなんの事やら判らない時代設定等があって。
ジャッキー映画によくあるイギリス統治下だった香港の状況や、
ランボーのベトナム戦争帰還兵とかロッキー4の米ソ冷戦とか。

ただの超絶アクションもいいけど、悲しき人物描写もいいよねぇ。

パイセン!訳の判らぬテンションで飲み屋行くんじゃなくて、
そういった異国の背景とかを子供な私に教えてほしかったよ!

スタローンとデ・ニーロのコップ・ランド

■やっぱり男前だよ!シルベスター・スタローン

スタローンは演技が下手だし、筋肉もシュワちゃんの方が凄くね?と、
学生時代とか男連中が揃うとそんな意味不明な話で盛り上がったなと。

スタローンは上手い下手とかじゃなく、何ともいわれぬ良さがあり。
アクションヒーローな映画もあるけど、どちらかといえばドラマな
映画の方を主軸として、アクションはオマケだったように思ってる。

言語障害がある中で、言葉以上の身振り手振りや見せ方で勝負してたと。
人によってはマイナスと捉える部分を、プラスに転換出来る凄い人だと。

演技が下手だからドラマ物では大成しない的な事を言われていた?様子。
そんな事は無い、スタローンはアクションがオマケでドラマな映画多し。

ランボーだって第1作はドラマ物だし(2作目以降はアクション多し)、
ロッキーだってボクシングドラマだし、フィストや勝利への脱出とか
オーバー・ザ・トップなんてのも良きドラマ物なんだよなぁとかとか。
まぁ90年代からコメディ出たりと、迷走期に入ってしまいお茶目さん。

ハードボイルドといいますか、全てを語らない(語れない?)スタローン。
語らずカメラアングルで人物描写してたり、編集で大胆にブッタ切るわで、
スタローンの映画は判り易く面白い、ロッキー4とかすんごく短いもので。
でもちゃんとエンターテインメントとドラマが同居しているように作る人。

還暦過ぎて始めた「エクスペンダブルズ」ただ物で無いお人でございます。

スタローン、シュワ、ジェット・リー、バンデラス、素敵なオヤジ祭り

■妄想膨らむ!素直に楽しくアクション映画観ればいいよね!

最初はやっぱりテレビで散々見たジャッキーチェンだと思います。
ブルース・リーは私よりもう少し上のお兄さん世代だったりして。
少林寺リーリンチェイからのジェット・リーは少し下の世代かな。

プロジェクトAやスパルタンX、ポリスストーリーと石丸博也さんの
吹き替えも相まって、何度も何度も同じ映画を繰り返し見てました。

いつも走って飛んで戦って大変な成龍

その後に筋骨隆々なスタローンやらシュワちゃんがやってくる訳ですが。
弾が当たろうが当たらまいがアクションスター達は負けないやられない。
マシンガンやバズーカ、ロケットランチャーで敵をガンガンやっつける。

シュワちゃん映画であれば、第三次世界大戦だ!コマンドーでしょうか。
バトルランナー、プレデター、トータル・リコールのSFシュワ三部作、
トゥルー・ライズやイレイザーとか何も考えず楽しめる映画が大好きで。
大半の方々が大好きだろう「I'll be back」ターミネーターはそんなにです。

娘を助けるためにお父さん戦います

そして筋肉マンな映画もあっという間に下火になりつつあった1989年に、
ただのおじさんアクション映画が、アメリカから日本やってまいります。

そうです「ダイハード」です。

スタローンやシュワちゃんのように筋骨隆々でないし、ジャッキーのように
飛んだり跳ねたりしないし、ダクトの中を這いずり回って体中煤だらけだし
血だらけだし、小言をずっと言ってるしで、普通のおっさんが刑事とはいえ
ガンガンテロリストをシバキあげていき高層ビルを爆破したりするんです。

なんで俺ばかりこんな目にあうんだと

マッチョじゃない普通のおじさんに変な期待をさせちゃった代表作です。
ただダイハードは回を重ねるごとに超人的なおっさんになってくけども。

前後してメル・ギブソンと本当のオヤジ(失礼)ダニー・グローヴァーの
バディ大作「リーサル・ウェポン」もあり筋肉マンである必要が無くなる。
リーサル・ウェポンに至っては、回を重ねる毎にメルのおじさん化が進む。
あ、ダニー・グローヴァーはプレデター倒してたからおじさんじゃないか?

わろてしまいますわぁ

そんなおじさん期を経て、鍛錬に鍛錬を重ねた主人公が生まれる訳です。
キアヌ・リーヴスがその人、マトリックスはSFでしょうかアクションか?
まぁその後のジョン・ウィックなんて、常人では計り知れない人物です。

色々むちゃくちゃだけどカッコいい映画

まぁ色んな事を思いながらも、アクション映画は気楽に観るのが最高です。
あ、因みに個人的ハリウッド最強の悪役は、下の方々だと思っております。

レンガ投げられようが燃やされようが絶対に倒されることが無い最強の悪役

アクション映画大好きな皆さまへ ~ 今回はこの曲でおひらき


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