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週刊 金相場展望 2024年8月26日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のビッグイベント、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演はほぼ9月の利下げを確定付けるものであった。議長は「金融政策の方向性は明確で、金融緩和へ政策を転換する時機が到来した」との見解を明らかにした。また議長は「労働市場が一段と冷え込むことを歓迎しない」と発言し、インフレ再燃よりも労働市場の悪化に重きを置いたことは重要である。市場はFRBが長い間、インフレ沈静化に焦点を当てていたことから、パウエル氏の発言に変化が見られたのはサプライズと受け止められ、パウエル氏が想定以上にハト派寄りの姿勢を見せたことが注目された。問題は9月会合での利下げ幅だが、これに関しては明言を避け、まだ雇用統計や物価指数などの発表が残っているため、25bpか50bpの選択肢は残されている。また11月と12月会合での追加利下げも視野に入りつつあるが、年後半の雇用統計や物価指数などによっては流動的である。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。

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