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事業の選択① ~最大限の損失と固定費~

前回の自己紹介がまだ途中のまま、今日は2棟目に買った不動産の話と、事業リスクの話をします。。。

上の写真は2棟目の完成当初の写真です。

簡単に概要をはなしておくと、千葉県千葉市に2016年完成した、新築木造2階建(全8室)です。すべて1Kタイプで、各部屋30㎡~40㎡あるので、単身向けにしては広めな造りです。

2棟目の投資となると、1棟目と比較して格段に、投資に対してだいぶ冷静になれます。1棟目はやっぱり、リスク・投資のデメリットを過大にとらえてしまいがちです。

初めて買った不動産は中古の築古でしたが、2棟目は、木造の新築でした。

土地を見つけてきて、各業者にその土地に適したプランを描いてもらい見積もりを算定してもらいます。その後、最もいい業者を選定し、金融機関へ土地と建物の建築費の融資を打診します。満額借りれることもあれば、自己資金を入れることもあります。

さて、今回は土地の探し方とか、どういう不動産がいいのかとか、そういう話ではなく、事業・投資についての私なりの考え方を少しお話しすることにします。

当然ですが、大きな借金をすることも、大きな買い物をすることも、すべて初めての経験のため、人間どうしても恐怖心が生まれます。

事業でも投資でも、リスクを過大評価したり、または過小評価したり、時には、リターンを過大評価したり、または過小評価したりと、どれも良くないことですが、一番良くないと思うのは、リスクの過小評価ですかね。

(厳密には、リスクとは”不確実性”のことをいいますが、ここでの表現はヤバさという意味で使っています)

大げさなことをいうかもしれませんが、最大限のリスクが計算できれば、投資の判断として最低限十分だと私は思います。

この投資はどれくらい儲かるんだろうとか、考えることも大事かもしれませんが、寝る前にニヤニヤ想像する程度で十分かもしれません。エクセルでちゃちゃっと計算する程度でもいいかもしれません。

私が事業で新しいことをやろうとするとき、または、なにかに投資する際、いつも最初に考えることは、最大限の損失です。

このプランを実行して、稼働するまでにいくら使うか(イニシャルはいくらか)はもちろん、稼働が始まってから、全く売れなかったらどのような費用が掛かるかとかをしっかり、最大限の損失を想定します。

これってみんなすることだと思います。そうです。でもこれが一番重要だと私は考えています。最大限の損失に現在の保有資産が耐えられるならキホン”GO”です。

将来いくら儲かるかなんて全く分かりません。現に、自分の会社は毎年の様に来年の見込みは大きく外れています。私のセンスが無いのかもしれませんが、予測のできない良い意味での売上増は良くあることです。これは読めないことの方が多いのです。しかし、最大限の損失は数値化しやすく、ズレにくいです。

事業に使うお金には、初期投資と、稼働してからの、変動費固定費という概念があります。

一番大事なのは、固定費です。

固定費は事業をスタートしてから、基本的には減りません。むしろ状況判断より増えることの方が圧倒的に多いです。それでも、初期段階には、できるだけ固定費は必要十分に把握して下さい。後々になって固定費が増えるときは、たいてい売上が当初の予想よりも大きくなっている時です。

八百屋さんを想像してみてください。八百屋をオープンするために掛かったお金が初期投資です。

仕入れたリンゴの値段が変動費です。リンゴ1個の売値は決まっているので、1個のリンゴを売ったときの利益の額も自ずと決まります。この、売値と仕入の差額と売値との比率を利益率とか粗利率といいます。つまり、99円で仕入れた物を100円で売っても、儲かりますし、利益率は、(100-99)÷100=で1%となり、売れば売るだけ粗利がでるということになります。

問題なのは固定費です。当然ですが、粗利がこの固定費を上回らなければ利益はでません。

固定費とは、家賃やインターネットの基本料金など、売上が多かろうが少なかろうが絶対に一定で掛かるものです。

事業を選択するには固定費は絶対に小さい方が良いです。理想はゼロです。

私がこのように考える理由は、粗利がでるだけのビジネスは比較的思いつきやすいからです。単に粗利ですよ?原価(変動費)より売上の方が大きいビジネスです。現実的な範囲でも相当多いと思います。だから、そういうビジネスは、固定費が小さければ、極論からすれば、必ず儲かるのです。少なくとも私は思考の部分ではビジネスの発想初期段階では、そのように発想して、選択してます。
つまり、何年もやらなくていいんです。2ヶ月だけとか、1週間だけとか、1回だけでも、、、長く儲かるビジネスなんていう概念に囚われる必要は全く無いです。
とにかくそのプランの固定費が小さければ、継続可能な期間は短いけれど儲かるな!という事業でも開始できます。
1つのビジネスで利益を出すプランニングは、圧倒的に体型建てて考えやすくなります。
これを、固変分解とかいったりもします。私が大好きな言葉です。

なにが固定費でなにが変動費なのかは、学問やネット情報を信じてはいけません!
事業内容よって変わります。と、私は考えています。
売上に連動して増えるのが変動費
売上と無関係で連動しない残り全ては固定費
です。

肯定はしませんが、せどりなどもこの一種のビジネスモデルです。自宅でやる分には固定費はほぼかかりませんから。ただし、在庫リスクはあります。これは別の話で語ります。在庫リスクは、もちろん少ない方がいいです。せどりはこの部分がデメリットです。繰り返しますが、せどりは肯定しませんし、私が好きなビジネスモデルでも有りません。

私の事業は固定費がとても小さいです。またフリーランスの方なども基本的には小さいかと思います。

なので、なにか事業をやろうと思ったら、まずは、掛かりそうなお金を、全部、固定費と変動費に分解してください。
なにが固定費なのか変動費なのかはその事業によって変わると考えています。

長くなってきたので、そろそろ切り上げないと。。。

私は、粗利率も高い方がいいと思いますし、初期投資も小さい方がいいと思いますが、一番大事なことは、固定費が小さいビジネスをやるということだと思っています。

今日は、不動産投資の話から、ビジネスのスタート時の考え方にシフトしてしまいました。

まとめると、ビジネスをスタートする際、最大限の損失を最初に把握し、固定費の小さなビジネスを選ぶことで、事業や投資の判断の重要な1歩が、正しい道を選ぶということです。

今回の新型コロナウイルス感染症により不運にも倒産してしまった企業の方たちは、異常事態とはいえ、固定費が高かったことが原因のひとつです。
固定費が小さければ、売上が仮にゼロでも、毎月の支払いは固定費のみです。事業選択の重要性を最大の損失と固定費にわたしが置く意味は今回の教訓からも学べるかもしれません。

すみません、自己紹介の続きは次回以降に。

まだ23時ですが、既にウトウトしていて、、、まとまっていない文章かもしれませんが、ここまで読んでくれてありがとうございます。おやすみなさい!

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