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読書の日々「図書館のお夜食」

こんばんは、藤里です。
庭の紫陽花が色づき始め、梅雨入りももうすぐだなと感じる今日この頃。最近、紫陽花につきものの「カタツムリ」を見かけない気がするのは私だけ?(;^_^A

皆さんは「お夜食」って馴染みがありますか?

藤里は昔から、夜起きているのが苦手で、とんとお夜食にご縁がないのですが、ドラマだと、おにぎりとか、おうどんとか、美味しそうなガッツリ炭水化物のお夜食が登場しますよね(*^_^*)


今日ご報告する本の舞台は、タイトルの通り「図書館」。

でも普通の図書館ではありません。亡くなった作家の蔵書を集め、夜の7時から12時までしか開館しない「夜の図書館」です。

夜に開館するということで、従業員さんには「まかない」が提供されるわけですが、それがタイトルにある「お夜食」。

しかも、それが実際の本に登場する料理だというのだから面白いですよね。


よくジブリ映画に出てくるいわゆる「ジブリ飯」。
憧れたことありませんか?

でも、なかなか自分で再現するのは難しいですよね。この本はそんな方に嬉しいレシピ付きです(笑)


まぁ、藤里の期待値がひたすら高すぎたのか、お夜食の描写はほとんどなくてがっかりしています(;^_^A


ストーリーはほのぼのした雰囲気から始まり、さらりと読みやすい分、「これだけ?」「ここで終わり?」というあっけなさ。
登場人物の背景も掘り返せば、いっぱい膨らんでいきそうな曲者ぞろいなのに、触れるだけ触れて、「あとはご想像にお任せいたします」状態。

勿体ないです(>_<)


ほのぼのとしたストーリーの続く前半はお気に入りで、雲行きが怪しくなる後半に多々残念な思いは残るのだけれど全体的に見れば、楽しい一冊です。

「ふっと、早く歳を取りたいなと思った。歳を取る・・・経験を積んで自分も皆に加わりたい、と」

図書館のお夜食

とくに、この一文は私のお気に入りです。


しかし、自分の死後、蔵書が寄贈されると考えると少しドキドキしてしまいます。本棚には人生が詰まってるって言いますし、何となく気恥ずかしい感じ。


そんな要らぬ心配と共に読了です。



今回の画像は田中もちもち様からお借りしました。

最後まで読んで下さりありがとうございます。
また来週お会いできるように頑張ります。



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