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開店休業通訳ガイド、大学で学ぶ

絶賛開店休業中の英語通訳ガイドです。
別名、転んでもタダでは起きないコロタダアヤコ、今度は大学へ。
あ、教えるほうではなく、受講する側です。

この秋は立教大学観光学研究所の公開講座「観光地経営専門家育成プログラム」を受講しています。(今年は全てオンライン講義)
https://www.rikkyo.ac.jp/research/institute/it/specialist.html/#schedule

一見、通訳ガイドの仕事と関係なさそうな、この講座を受講したいと考えた理由はふたつあります。
◆ひとつは、棚卸し。

これまでの自身の通訳ガイド(8年目)の仕事や勉強で得た知見を、日本の旅行業に還元するという視点から整理し、足りない部分を補うためです。

通訳ガイドの現場で経験することは、成功も失敗も、ともに価値があると信じています。しかし、その価値を「以心伝心」で理解・共感できるのは同業者だけ。その知見を消化・昇華し、研修やコンサルティング等、相手の望む形で提供するのには、知恵と手間がかかります。

通訳ガイドとしての現場での仕事がない今だからこそ、こうした棚卸には最適かと思いました。

また、ここ数年、環境省の事業等で、インバウンドの誘客を促進したい自然豊かな地域に対する研修講師や観光アドバイザーを経験しました。
今後ますます重要になる、こうした仕事の精度を上げ、結果を出すためにも、もっと地域のことを理解する必要があると感じています。

◆もうひとつは、敢えて乱暴に言えば、喧嘩の準備。

日本のインバウンド業界が盛り上がる一方で、業界内でプロの通訳ガイドの存在は軽視されている現状に疑問を感じています。メディア等で持ち上げられる割には、社会的認知度は低く、待遇にも改善の余地があります。
でも、周りのことを無視して自己主張だけしても、誰も聞く耳を持つはずがありません。
通訳ガイドが業界内の他業種や、他分野の方々と渡り合うために、地域を例にした観光ビジネスの基礎を勉強をしておく必要があります。

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という事で、11月いっぱいまで、眠気を我慢しながらオンライン講義を聴く週末が続きます。
ほどほどに頑張ります。

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