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note村の治安は誰が守る?

二、三日、noteを書く手が止まりました。
怖くなってしまったから。

記録しておきたいことができたとき、noteは、他のブログツールとは違って、画像をベタベタ貼り付けなくても、文字のみで成り立っている記事が多いことから選択しました。
文章を書くのに、いちいち写真を撮って、レイアウトを考えて・・って、めんどくさいもの。
素敵な文章を書くnoterさんがたくさんいることも魅力の一つ。
自分が書きたいことを、書きたいように書くには、使いやすいツールなのではないかと思います。
いや、思っていました。

表現の自由なんていうと聞こえはいいけれど、憲法に保障されたこの自由は、当然ながら無制限ではありません。(無制限といえるのは、内心の自由ぐらい)
法律を守ること。他者の利益を侵害しないこと。
ルールに則ってこそ得られる自由です。
あ、もちろん公序良俗に反することもNGです。
このあたりの管理を、note運営側はどこまで真摯に取り組んでいるのでしょうか。
note村の住民が起こしたトラブルやモラル違反は、全て住民にお任せですか?
誰かが村長さんや消防士さんに立候補するのを待っているだけですか?
自己責任ですか?

お金を払ってまで読みたい文章って、そうそうあるものではないです。
たいていの本は図書館で借りられます。
借りて読んで、これは手元に置いておきたいなと思えたら、私は買います。
noteは一つの収益方法としても提案されていることから、私の考えとは矛盾するのでしょうが、続きが読みたかったらお金を払えというのは、なんだか文章を読み書きする人間として、根本的に間違っている気がします。
せっかく払ったのに、期待どおりの出来ではなかったら、誰がどうやって責任取るんですか?
またまた自己責任ですか?

例えば、吉本ばななさんなど、著名な作家が有料記事を配信していますが、吉本さんクラスになれば、その内容や質はおおよそ把握できるので、ファンならば抵抗なく購入するでしょう。
応援団、ファンクラブを作りますといって有料マガジンを配信している人もいますが、その人を知っていて応援したいと思うなら、それはそれで各人の自由です。
全てさらした文章に対して、「がんばってください」「読ませてくださってありがとう」の意味合いで送るサポートはまああってもいいと思います。

ともあれ、noteの運営者は、実際のところ、noteの住民に何をさせたいのでしょうか。
やたら有料記事の推奨、noteの収益化を後押しするようなお知らせを目にしますが、ここはただ、書くことが好きで、好きなことを(悪意なく)書いているうちに作家になれちゃったみたいなこともあるよという、そんな緩い空気が流れる場所ではないのですか?
違うの?
最初から金銭を狙うところなの?
手数料ありきですか?
そして、そのためには、モラル違反さえ、瑣末なこととして見逃すの?

noteにnoteへの批判を書いてどうするんだ?と思いますが、ちょっとね、考えてしまいます。
相応の利益を生み出しnote運営に貢献しているクリエイターさんはともかく、無料でのんきに利用している書き手は、いざというとき守ってもらえないんじゃないかと。

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