読書メモ1018:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方

タイトル:USJを劇的に変えた、たった1つの考え方
著者:森岡毅
読み終えた日付:2023/10/18
感想:
窮地のUSJをV字回復させたマーケッター森岡さんによるマーケティングを理知的に語った著書。
日本企業でマーケティングに力を入れている企業は少ない。それはマーケティングの根本を理解していないからだと思う。
マーケッターは消費者理解の専門家であり、どの市場で戦うかを戦略的に思考して、売り上げを最大限に伸ばす仕組みづくりをすることが重要。自分が何を食べたいかは関係なく、消費者が何を求めているかを深く洞察して様々な仕掛けづくりを興味を惹いて商品・サービスを購入してもらうことに尽力する。
「マーケティングってね、売るというよりもね、売れるようにする仕事だよ」
「売上(単価×個数)を中長期で最大化させてブランドを長く繫栄させていく」
「どう戦うかの前に、どこで戦うかを正しく見極める」
などがマーケティングの本質を衝いているようだ。
また、マーケッターに向いている適正4つが挙げられている。
1.リーダーシップがある
2.戦略的思考の素養がある
3.EQの高い人
4.精神的にタフな人
すべて揃っていなくても、どれか複数を持ち合わせていれば向いてると説いている。
マーケティング思考は企業活動のみならず、個人が会社で働く際にも有効な武器になりえるので、日々戦略的に物事を考えながらキャリアアップやスキルアップ、そのほか人生の目標達成に活用していきたい。

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