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PCとインターネットと私

90年代後半

私が初めてパソコンに触ったのは小学3〜4年生頃だったと記憶しています。Windows98の入ったNECのデスクトップパソコンでした。親が何故パソコンを買ったのかは分かりませんが(特に仕事で使うわけでもない)子どもたちにも触らせてくれました。私はパソコンに興味を持ち、パソコンでお絵描きをしてみたり、犬を飼うゲーム(確か誕生日にソフトを買ってもらった)をしたり、家族の誰よりもパソコンを使う時間が長かったと思います。
インターネットにもたまに繋いでくれました。現在では考えられないことですが、当時はネットを繋ぐと電話が使えなくなっていましたし、料金も使い放題プランなどが無い時代だったので「15分で切るように!」などと厳しく言われていました。
私は当時好きだったサンリオの、子ども向けSNSのようなサイト『magnet』を利用していました。サイト上に自分の家が割り当てられ、デザインなども自分で決められたような気がします。ポストが備え付けられていて他のユーザーとメールのやりとりをすることが出来、私はここで初めてネットを通じて交流するという体験をしました。チャットルームもあって覗いてみたのですが、タイピングが追いつかずに参加を断念しました。
父がタイピングゲームを買ってきて遊んでいたので、私も一緒になってやり始めました。このおかげで段々とタイピングも速くなって、ほぼブラインドタッチで打てるようになりました。
小学生の間はネットを使用するのは親が見ている時だけで、勝手に使ったりはしていませんでした。

2000年代

前半〜中学時代〜

中学生になってもしばらくはネット使い放題ではなかったのですが、一人でネットを繋いで遊ぶことが増えました。テキストサイトなどを見ていたと思います。Flashも流行っていたのでたくさん見ていました。
チャットルームがズラーッと並んだサイトなどもこの頃はたくさんあり、「中学生チャット」みたいな所でチャットをし始めました。人気のチャットだと毎日メンバーが変わります。「こん」「お初」「何歳?>ALL」など、チャット特有の言い回しがありました。
この頃は個人のホームページが乱立し始めた時期でした。ある時、友達(私の唯一の親友)がホームページを作ったと言い出します。私にとってそれは衝撃的でした。ホームページ作れるの!?カッコいい!!あーあたしもー!(便乗)と早速教えてもらったサイトを見ながら作りました。サイトのメニューはプロフィール、BBS(掲示板)、日記、リンクくらいで中身はスカスカでした。当時はホームページのランキングサイトがたくさんあり、そこに登録していました。それ経由で遊びに来て掲示板にカキコしてくれた人とやりとりして仲良くなって相互リンクしてもらったり…。人気サイトでもなんでもないのに毎月のようにリニューアルしてデザイン変更していました。ホームページの素材サイトもよく利用していて、materialという単語はこの頃に覚えました。最初はホームページビルダー(?)みたいなやつで作っていましたが、より複雑でデザイン性を重視したサイトを作りたくなって、自分でHTMLを書いて作るようになりました。
そしてチャットでよく話すネッ友(死語?)が出来、MSNメッセンジャーで個別に話すようにもなりました。ネットが使い放題になり、調子に乗って夜中までチャットをしていてボロクソ怒られてました。
同時期、牧場物語のファンサイトをよく見ていて、お絵かき掲示板でよくお絵描きしていました。サイトの管理人さんがめちゃくちゃ優しい人で、私の描いた下手な絵をサイトに飾ってくれたりして、当時はかなり嬉しかったです。私はそんな女神みたいな事できません…人間が出来た人だったんだろうなぁ…。

前半〜高校時代〜

高校進学後もしばらくは個人のホームページブームは続いていたと思いますが、ブログが出てきたことでどんどん流れが変わり始めました。私もホームページは辞めてブログを書き始めました。高3になると受験勉強について書いており、同じ受験生仲間がコメントをくれたりしていました。
閲覧するサイトは主にハリポタのイラストサイトと夢小説サイトでした。夢小説という言葉を聞いたことがない人が多いかもしれません。

夢小説は、読者自身が物語の主人公として登場する形式のファンフィクションです。通常、読者が好きな世界観に入り込んで、オリジナルのストーリーが展開されます。「夢主」と呼ばれる読者自身が、既存のキャラクターと関わりを持つ点が特徴です。

チャットGPTに聞いてみた

例えばハリポタだと、ハリーの同級生として自分がホグワーツに入学する、みたいな物語が多かったです。私は日本人がホグワーツに入るのは解釈不一致だったので、イギリス人ぽい名前を入れて読んでました。当時はたくさんあったのですが、おそらく権利的な関係で多くのサイトは閉鎖していきました。(ハリポタは特に作者が二次創作に厳しいのでね…)

この数年でメッセンジャーは衰退し、徐々にSkypeに移行していきます。Skypeで無作為に話しかけられる Skype meという機能があったのですが、それで知り合った人と長々チャットしたりもしていました。マイクは持ってなかったので通話はしたことがありませんでした。

後半

ネット漬けだった私もなんとか大学進学し、自分用のノートパソコンをゲットします。この頃はまだガラケーの時代なのでネットサーフィンは基本的にパソコンでしていました。ただ大学生前半は割と友達と遊んだり勉強したりと忙しかったので、そこまでネットにはのめり込んでいませんでした。mixiが登場したのが丁度この頃で、これにはガッツリハマっていました。日記をたくさん書いたり、mixiのゲームも毎日ポチポチやってました。
そしてついにニコニコに出会います。私の人生を変えたと言っても過言ではない出来事です。Twitterも始め、ネットでのつながりが拡がっていった時期です。
確か初期の歌ってみたや音MADは家族用のパソコンで作っていました。Windowsムービーメーカーが入ってたからだったのか、何故かよく覚えていませんが…。音声は Radio Lineや Audacityを使って編集していました。Reaperを使い出したのは本格的に音MADを作り始めてからです。
Skypeではヱ民のグループチャットに参加し、この時に初めてネット上の人と通話をしました。

2010年代

大学を卒業し就職、夏のボーナスで新しいパソコンを買いました。驚くべきことに、そのパソコンを今も使っています。ありがとう、私のパソコン。(12年経ちました)
当時パソコンでSIMS3というゲームをプレイしたかったのですが、スペックが足りない為、新しいパソコンを買うことにしたわけです。メモリ8GBあればいいのに32GBのパソコンを買いました(アホ)
社会人の強みは経済力です。自由に使えるお金があるので、パソコン周りは充実していきました。(他に使うところ無かった)
座り心地の良い椅子、2つ目のモニター(デュアルモニターは最高☆)、ちょっと良いマイク、オーディオインターフェイス、MIDIキーボード等を買いました。
この頃になるとパソコンでゲームをし始め、前述したSIMS3やSimcity、Civilizationなどをプレイしていました。全部時間溶かしゲーです。油断すると休日が丸一日ゲームで終わったりしてました。

あとは言わずもがな、音MADや歌ってみた、作曲などでパソコンを使う日々でした。パソコンが無いと生きていけないレベルでパソコンに依存していました。パソコンをつけてない日は無かったと思います。通話もかなり高頻度でしていた時期がありました。

現在

私のパソコン周りの環境は2010年代とほぼ変わっていないという恐ろしい状況ですが、スマホが普及してきたことでネットはスマホで見れる時代になりました。今はiPhoneとiPadを使いつつ、スマホだと不便な時はパソコンを使っています。
幼い頃から培ったパソコンの知識はいろんな場面で役に立っているので、自分の子どもたちにもパソコンはある程度使えるようになって欲しいと思っています。

終わり

まだまだ現役で活躍中の12年もののマイパソコン、壊れたら新しいのを買うつもりです。その時はまた記事を書くのでアドバイスを下さる人がいたら、是非お願いします。

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