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#本当にあったら気味が悪い話
公衆電話から自宅に電話がかけられなかった話。(本当にあったら気味が悪い話)小話
私が中学生の頃の話です。
当時は両親と姉と私の四人家族で暮らしていました。両親の夫婦仲は決していいとはいえないまでも、かろうじて家族の形は保っている状態でした。
ある時から、いたずら電話が頻繁にかかってくるようになりました。
はじまりは私がひとりで自宅にいる日中でした。いつものように受話器を取って姓を名乗ると、相手は知らない男でした。
男は母の名を知っていました。職場も知っていま