見出し画像

【投機の流儀】大相場につきものの不動産価格上昇、これの終わりについて

今週号の目次
(1)当面の市況:2日シンポは荒れるか
(2)当面の市況:2万3000円の上値抵抗線
(3)当面の市況:海外勢の日本株売りが10年ぶりの最高ベース
(4)当面の市況:機関投資家の中小型株の保有比率を下げている
(5)当面の市況:環境汚染の観点からの各国ファンドの株式売却
(6)当面の市況:NY高はアップル1社で上昇幅の半分を占めた
(8)当面の市況:自民党総裁選
(9)「少なくとも中勢的には上値はとってこられない」(5月13日号再現)
(10)好業績を裏付けにした年末高のシナリオ
(11)「いずれ転換点を迎えるとの警戒感が背景にある」
(12)生かされなかった金融庁内・専門家チームの忠告
(13)投資信託投資者の評価損
(14)「レベル」でなく「トレンド」こそ重要だ
(15)景気動向に敏感な指数が8月末に下落
(16)「晴れた日には3万8千円が見える」(1年前の大和証券・木野内氏)、「晴れた日にはGMが見える」(40年前のJ・パトリック・ライト著作)
(17)原油価格高めに推移する可能性と嘗ての教条主義者の言い分
(18)中国人民軍の正体
(19)NY市場のプレイヤーたちは見通しが甘すぎる
(21)トランプのCIA総括の波紋は前米国民に及び「理念の共和国たる米国」は崩壊寸前にまで行く恐れあり
(22)安倍3選の実現と石破氏の正論
(23)マクロの景気の見方
(24)「2%目標」が達せられない背景

【来週以降に掲載予定の項目】
○北朝鮮の非核化は信用できるか(6月米朝会談の直後の本稿再現)
○「失われた20年」と近年の日銀総裁就任期間中の株価騰落
○不規則衝撃に対する学界の考え方

(1)当面の市況:2日シンポは荒れるか

二日シンポ(二日が初営業日の月)は荒れると昔から言う。
だが、その実証的根拠はない(既報で既述)。
一種の縁起担ぎであろう。

ところで、9月は「二日シンポ」どころか3日から始まった。
9月に入ってから毎日小幅続落だった。
日足で陽線は9月は1日もない。
だが、6日続落で僅か▲567円幅、8月下旬は昨年10月以来で初めての8日連騰で僅か670円幅、いずれも「無相場状態」だ。
売買売代金も少ない。

ここから先は

18,356字

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?