見出し画像

【投機の流儀】イスラエル旅行で感じたこと

【今週号の目次】
(1)米、景気転換を確認(★註)、NYダウのトレンド変化の可能性。投資家にとっては今が一番重要な過ごし方をするべき期間である
(2)「波乱相場でも勝つ」「嵐に負けぬ」「優良割安株に先読み」――日経ヴェリタス紙3月17日~23日の見出しの文句である。なるほど、これができればこれに越したことはないが筆者の考え方は少々違う。
(3)株式相場の大勢を決める景気認識の問題――大底圏内を探るため本稿における筆者の責務
景気認識の問題:1
 ○20日の月例経済報告と景気動向指数
景気認識の問題:2
 ○日本経済研究センターと「景気後退確率」
景気認識の問題:3
 ○強まる追加緩和観測=景気の先行き警戒
景気認識の問題:4
 ○米FRBは20日の公開市場委員会FOMCで景気警戒を示した
(4)戦後最長景気(?)について
(5) 今週は売り先行から安く始まるであろう。
 ○当面の市況(1)200日線は到達不能
 ○当面の市況(2)半値戻りレベルは定着できないであろう
 ○当面の市況(3)日銀、強まる追加緩和観測
 ○当面の市況(4)中国経済→先行して上海総合株価指数=日経平均株価動向
 ○当面の市況(5)先週週初の出来事
(6)マイナス金利に疑義とその反論
(7)大相場に付きものの地価上昇は4年連続
(8)原油相場の大局
(9)輸出立国型の日本経済に逆風
(10)中国株と日本株との連動性が高まる
(11)英国のEU離脱延期は混迷,解決はされていない
(12)BREXITの問題とシティ凋落の問題
(13)4月以降開催見通しの日米交渉
(14)イスラエル旅行で感じたこと
蛇足――何が「秋霜烈日」なものか。「検察の正義」とは何か?

(1)米、景気転換を確認(★註)、NYダウのトレンド変化の可能性。投資家にとっては今が一番重要な過ごし方をするべき期間である

日本株も当然にNYダウに連動する。本稿で夙に述べてきた通り日米ともに景気の曲がり角に来ている、
いろいろの外部要因が山積みだが、大勢的に見て、また、中長期に見て、これが最大の材料であろう。
「売るべし、買うべし、休むべし」という。「休む」とは、ぼんやり見ていることではない。ましてや、迂闊に手を出すことではない。これが実は一番難しい。我慢が要るからだ。今週号はこの点に重点を置いて述べたい。この期間の過ごし方が長期的に金融資産の構築に一番影響するからだ。

ここから先は

22,141字

¥ 400

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?