【投機の流儀】現状の株式相場の三大問題
第1部 当面の市況(1)週明けは売り先行で安く始まろう
先週末の米国市場では、NYダウは終値31392ドルで▲880ドル(▲2.7%)の大幅下落となった。市場予想を上回った5月米CPIの結果を受け、インフレ加速による金融引き締め加速の懸念でハイテク株中心のナスダック指数は▲3.5%とNYダウに比べて下落率は高くなっている。
なお、CME日経先物は2万7350円、週末値より500円程度安い水準で取引を終えている。
既に市場では6月・7月FOMCでの0.5%利上げは織り込む動き