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投機の流儀 セレクション

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メールマガジン配信大手の「まぐまぐ」で好評を博し、堀江貴文氏(ホリエモン)と並んで2年連続「メルマガ大賞」を受賞、殿堂入りした週報「投機の流儀」。 人生の前場をセルサイドとして、…
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2023年4月の記事一覧

【投機の流儀 セレクション】外国人材が再拡大

少子化が進む中で、働き手としての外国人材は重要度が強まっている。コロナ禍で入国は一時ストップしたが、水際対策の緩和で再拡大した。昨年度の外国人労働者は182万人となって、過去最多となった。10年以内に500万人にはなるだろうと筆者は思う。 日本で働きたいと思う外国人はたくさんいるはずだ。しかも、彼らは筆者が見る限り(狭い範囲かもしれないが)非常に真面目で勤勉である。彼らは日本人になりたがっている。そして、入国後3年で350万円を貯金する。そして、その間に証券投資を勉強して、入

【投機の流儀 セレクション】買い一服感が横溢して、膠着状態

日経平均株価は4月18日(火)先々週末から先週火曜日まで、終値で言う限りは8日間連続続騰であった。しかし、上げ幅は小さいし、売買高も多くはない。3月の戻り高値を抜いたところで、先週火曜日は終えた。8連騰の上げ幅は1200円。上昇株が大きかったのは商社株と内需株だったが、これらに買い一服感が横溢して、膠着状態をもたらすであろう。 週末は6日連騰の後は連日が小確りだった。週末の騰落レシオ(25日)は135%でやや買われ過ぎというところであるが、ちょうどこのぐらいが「適温」であっ

【投機の流儀 セレクション】米地銀破綻前日の日経高値ツラ合わせか、2年3カ月続いたボックスを抜ける気か?

先週末はメジャーSQ日ではないが、SQ日であった。極めてわずかの差でSQ値(28519円43銭)をクリアできなかった。所謂「幻のSQ」である。こういう時は近日中に波乱があるとされているが、必ずしも実証的根拠はない。但し、SQ日に向かって買い上げる、売り叩くという現象は時々あった。 日経平均で言えば、週末の高値は3月9日のザラ場高値(米の地銀破綻の前日)28734円に迫った。ここで止まればダブルトップを形成するが、騰落レシオ(25日)は週末現在104%、25日線との乖離率は2

【投機の流儀 セレクション】短期筋の空売りの力学に動じない個人の物色と企業の自社株買い─個人投資家の動向統計開始以来、最大の個人の買い越し額7500億円

長期資金は、資本構造の改善や賃上げといった変化に前向きな企業への個人投資家の需要とPBR1倍未満の会社の自社株買いなどが、売り方の勢力に動じない根強い上昇圧力となっている。新年度に入って連騰して、幸先の良さを示したように見える。 日本株相場の方向性は依然として7割(先物では8割)の売買代金を海外勢が左右する。3月のリーマンショックと勘違いした金融不安でヘッジファンドは売りへ傾き、上げ相場が一旦は安定したが、この下げ相場で見せた日本株の意外な底堅さが目立った。 3月の第3週

【投機の流儀 セレクション】新年度特別LIVE配信動画

新年度相場を迎え、週報「投機の流儀」2023年4月2日号は、LIVE配信動画にて対応させていただきます。 【テーマ】 ・景気後退懸念と向き合いながら、どう2023年相場と対峙するか ・またその心構え ・直近の相場について 【視聴・資料ページ】 下記のリンクにアクセスしてください。 (リンクは有料会員のみに公開させていただいております) 皆様の今後の投資行動の一助となれば幸いです。 何卒、宜しくお願い申し上げます。 山崎和邦 事務局 【プロフィール】 山崎和邦(やま