【投機の流儀 セレクション】衰退する日本(続き)
本稿の2月12号の第2部(12)で、この30年間の日本の衰退の諸現象として8項目ほど挙げた。それに対して、少々補足したい。その8番に博士論文の本数、この30年間で激減と述べたが、BIS(ビジネスインテリジェンス研究会)の第180回発表会のBIS会長の話しによれば、論文数の首位は5年間連続で中国科学院であり、日本は11位にも入っていないという。
また、スイスの国際開発研究所IMDの国際競争ランキングによれば、日本は1989年〜92年までの3年間(バブル頂上と下落当初)の国際競争