うさぎごと 第5回 クローズ就労からオープンへ

　うさぎごと第1回で「統合失調症であることは職場には言っていません。いつか、言えたらいいなと思っています。伝えた時に「統合失調症でも一緒に働けるんだ」と思ってもらえる人間になりたいです。」と書いたのですが、職場に「精神疾患を患っていおり、障害者手帳を持っている」と伝えました。

　伝えた相手は直属の上司です。上司は「よく働けているので、他の社員には障害を伝える必要がないと思う」と言ってくださり、さらにその上司と、総務部署の担当の方にのみ伝えることになりました。精神障害者であることは伝えましたが、病名は特に聞かれませんでした（今思うとざっくりした職場ですね）。

　伝えてから半月ほど経ちましたが、今のところ職場ではあまり変化はありません。朝定時より早く出勤していたら、上司に「朝早いね。大丈夫？」と聞かれたくらい。今の職場はホワイトなので、早出やサービス残業をしようとするとめちゃくちゃ心配されます。その延長でもあるので、障害というよりは単純に心配されたのかもしれません。

　確定申告をすればお金がいくらか返ってくるらしいので、準備して提出してみようかなと思います。お金が欲しいというよりかは確定申告の勉強をしておこうかな、という感じです。

　そんな感じで、開示しても態度が変わらない環境でよかったなと思います。世の中には偏見を持っている人もいるので、今のところうまくいっていても、今後も開示する相手は慎重に見極めていきたいです。