統合失調症だけど、精一杯幸せに生きると決めた。
私は統合失調症だ。
精神科に入院した経験も何度もある。
死のうとした事も何度もある。
生きてるのが嫌になる事も私にとってはよくある日常だ。
私の人生で大きな選択といえば、
結婚した事も大きい。
しかも、子供を二人授かった。
結婚し、出産するという選択は、このような持病を持つ者にとってマイナスになりかねない、と思われるかもしれない。
でも私は家庭を持った事がプラスに働き、
大好きな新しい家族と暮らせて幸せで薬も減った。
でも。
何かあればすぐ夫婦喧嘩。
そんな姿を子供に見せて、
こんなんじゃダメだ。
私、幸せになるんだ。
そんな時、過去＝潜在意識から楽にしていくという、コーチングをしている方と出会った。
説明を受けると、結構な金額だ。
でも、主治医の先生も家族も
誰も反対しなかった。
コーチングを受ける事を決めた。
これが、私の人生を変えた大きな選択になった。
高額なのは、それだけの覚悟がある人が受けて欲しいとのこと。
私は自己肯定感がとてつもなく低く、
自分の事が大嫌いだった。
私は自分で自分の粗探しをするため、
頑張ったり良い結果を出せば出すほど自信がなくなっていくという謎の思考回路になっていた。
「仕事が出来ないと周りに思われている気がして、仕事に行くのが辛いです」
コーチが
「え？その悩み前の受講生さんも言ってたわ。ふむふむ、それはどういう事？」
そんな悩み？と思うかも知れない。
けれど、私は自信がなさすぎて仕事に行くのが辛くて仕方なかった。
人より劣っている。
人よりできない自分は、何を言われてるんだろう…。
コーチは、完全に私は他人軸になっていることを教えてくれた。
その通り。
私は悩んで自分で解決する事ができない。
だから精神科に行って相談をする。
コーチングを始めた次の日から
過去を思い出して、思い出した事をコーチにLINEし続けた。
間違った捉え方を、コーチが教えてくれた。
トイレに行って何度も吐いた。
自分と向き合うとはそういうことだ。
言葉に吐き出して、本当に吐いて、
楽になっていくということだった。
胃が荒れて、1ヶ月ほど口角にできものができていた。
卒業してからも、
ずっと続けた。
辛い事を思い出すたび、
捉え直しをした。
私は統合失調症だ。
でも、
元気に働いて、家族と仲良く暮らしたい。
幸せに生きたい。
その強い思いがあったから
自己肯定感が上がり、自己解決できるようになった。
自己肯定感が上がると何が良いのか。
以下の比較を読んでほしい。
以前、私は職場で字が雑だと言われた。
そのため美文字練習帳を買ってきて
仕事の合間に字の練習していた。
それを職場の方がとても褒めてくださった。
字が汚いと言われてもそんなふうに努力できる人はなかなかいない、と。
すると、私の以前の謎の思考回路はこうだ。
「こんな努力している事自体、仕事に関係ないことだし、私のレベルが低いからこんな事でしか褒められないんだ…うんちゃらかんちゃら」
今、私は障害クローズで清掃のアルバイトをしている。
育児をしながら清掃の仕事はかなり疲れる。
勤めて初めて知ったが、清掃の仕事はかなり体を使う仕事だ。
でも、自己肯定感が高い今の私は
「せっかくこの体を動かす仕事に就いたんだから、自分でも体力をもっとつけよう。
運動する習慣を作っていこう。
そして、健康になって仕事ももう少し動きが良くなるように頑張ろう。」
この違いは、根底に、
自分を褒めることができる考え方が軸にあるから、人からの褒め言葉も素直に受け取れるし
どんな環境だとしても自分の考え方を良い方に捉えれば、いい方向に向かって行くと信じられるようになった
と思う。
そして、もっと言うと
人は、簡単に可哀想だとか
失敗したとか言ってきます。
その言葉を、
失敗は経験値になった
可哀想って私は人には簡単に言わない
そう思えば良いと、
他人の言葉を自分の中で前向きに変換して受け取るようになった。
私はネガティヴだったからこそ
悩んでしまう気持ちもわかる。
ネガティブを乗り越えて前向きな考え方を手に入れて、
陰陽、両方の気持ちをわかる人間になれた。
そして、一番どうにかしたかった
夫婦関係。
以前の私は
「どうして子供たちにそんな言い方するの？！」
と旦那を責めていた。
今の私は
「何回言ってもさ、子供って言うことわからないよね。私もパパと同じように思うよ。けどさ、強く言ったからってなおるわけじゃないと思うんよ。だから根気良く伝えていこうよ。」
変わりたいと本当に願った時に
現れてくれた、救世主のコーチ。
あの時、自分を変えるという選択をしたから
これからの未来も絶対に明るいと信じています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？