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私の歴史⑫


いつも記事をのぞいて下さり、ありがとうございます


前回のお話から、話は少し戻ってしまうのですが

僕は前に働いていた会社で、心が病みそうになった時期がありました

それは丁度、会社に入って2~3年目

当時の師匠から仕事を教わり始めた頃でした


入社して配属された先の仕事は半年ほどで覚えて

2年目は後輩が出来て指導をしました

その後輩も半年くらいで、1人で作業ができるようになってくれたため

僕は、新たな仕事を覚えたいと思い、管理者に相談をしました

その結果、当時の師匠となって頂いた、エリート社員の先輩の下で

指導を受けることになりました


心が病みそうになったのは、ちょうどその頃です


どんな感じだったかというと

「自分はこのままで良いのだろうか?」

という不安が常に頭の中にあり、将来への不安が

ものすごく強くなっていました

20歳くらいの時です


給料は手取りで、月14万円ほどでした

決して高いとは言えません

でも、ボーナスがあったので、実質は手取りで月20万円

くらいにはなっていました

ですので、地元企業の高卒の給料にしては高い方で

お金には全く困っていませんでした


家にも毎月2~3万円ほど入れていましたが

それでも貯金を、月3万円くらいは余裕でできたし

保険などの固定費を差し引いても

自分が遊ぶお金は十分にありました


でもなぜか、自分の現状が不安でどうしようもない

このままこの会社にいて、自分はどうなってしまうんだろう

漠然とした不安ドンドン強くなっていきました


考えれば考えるほど、よくわからなくなり

なんでこんなことを考えているんだろう

と考えてはさらに落ち込んでしまい

解らないという事が解らない、という

意味の解らない事を考えるようになっていました


転職をしようとか、今の会社がものすごく嫌だとか

給料が安いから嫌だとか、そういった悩みでもないのです

自分がなんで悩んでいるかすら、わからない状態で

しだいに夜も眠れなくなりました


市販でしたが、睡眠薬を服用してみましたが効果はなく

自分が眠っているのかよくわからないような日々が続きました

毎日だるく、心も暗く、うつのような状態になり

毎日不安で、泣きたくて仕方ありませんでした


そんな時、身体の疲れから、僕はマッサージに行くことになります

お世話になったのは、母の知り合いの方でした

自宅でよく、仕事の愚痴を言っていたという事があり

身体も疲れているんじゃないか、ということで

母が薦めてくれたのでした


あまり記憶はなかったのですが

僕が中学生で、陸上をしていた時に1度だけ

お世話になったことがある方の元に行くことになります


結論から言うと、僕はその再開がきっかけで

会社を辞めることを決意し

自分が初めて、心からやりたいと思った道に進むことになります


そんなことは知らずに、会社の疲れを癒したいと

ふらっと、マッサージに行くわけです


その母の知り合いの方は、母より1つ、2つほど上の方で

当時、40歳後半くらいの方でした

(以下、Nさんとさせて頂きます)


僕は、Nさんにも会社の愚痴を言いまくりました(笑)

こういう奴がいて、どうのこうの言って

アイツは嫌いだとか、クソッとか、馬鹿とか

なんでアイツはああなんだ

もう本当に、汚い言葉を吐き出していました…

今となっては愚かな行為であったと、痛いほど実感しております


Nさんは、そんな僕の愚痴を聞いても

そんなことは言っちゃいけないよ、などとは言わずに

そっかそっかと聞いてくださいました

アドバイスをしてくださったりもしました


Nさんにお会いして話を聞いていただくと

荒んでいた気持ちがおさまるというか

穏やかになるというか、心が軽くなる

なんで自分は怒っていたんだろうと、自分が馬鹿らしく思えたり

自分が悩んでいたことが馬鹿らしく思えるようになりました


Nさんは、当時の鬱っぽかった自分の心を、救って下さいました

僕は、人の心を救うって素晴らしいなと、心の底から感じました


そのおかげで僕は、それまでの漠然とした悩みが

自然と消えていることに気が付きました

むしろ、自分も人の心を救う人になりたい、という夢が芽生えました

俺がやりたかったことはこれだ!!

という感覚でした


僕は、将来の夢もなくそれまでを過ごし、就職をしました

おそらく、鬱っぽくなってしまった原因

漠然とした不安の正体は

「目的がない、という事から来た不安」だったのだとわかりました


それから僕は、自分もNさんのような仕事がしたいと思い

Nさんに相談をします

Nさんは快く応援して下さり

それから色々なことを教えていただくこととなります

そこから僕は、自分も人の心を救える人になる

自分の店を持つ、という夢を抱いて

夢に向かって歩み始めることとなります


続きはまた書いていきます

ここまでお付き合い下さり、本当にありがとうございました



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