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伝える勇気

人間はスーパー自己中で伝えるのが下手な生き物だ。

他の動物に比べたら圧倒的に便利な"言葉"という道具を持っているはずなのに。便利なはずなのに同じ言語を話す仲良い人たちとの意思疎通がもっとも難しいと思う。

会社の人や学生団体のチーム、家族、友人、恋人。

「まあまあ」「かなり」知っているはずの人たちに自分が思っていることを伝えるのってそう簡単ではない。

長く一緒の時間を過ごすと「あなたはこういう人」っていうラベルを貼り付けて、「これくらいはしてくれるよね」「これは無理そうだな」っていう勝手な期待を押しつける。

やってくれないと、評価を下げたり勝手にがっかりしたりする。
なんと自己中な生きものだろう。

最近、恋人が仕事忙しくて会えない土日が続いてちょっと寂しくなった。
でも、仕事が忙しい時期なんて社会人になれば絶対あるししょうがない。
こんな時、「ちょっと寂しいから電話しよ」と言えればよかったのにそれができないから、気持ちを溜め込んでしまった。

この裏には、「会えない分、相手から埋め合わせとして電話くらいしてくれるだろうな」という期待があった。それがなくてちょっぴり裏切られた気分になってしまった。(相手が前に会えない期間が続く時は電話しよって言っていたのもあるかも...)

そして、「気なくなっちゃったかな」とか「嫌われちゃったかな」と余計な気苦労だけが重なった。

現代は便利な世の中でインターネットでいくらでも検索できる。
心配になったので、"仕事 忙しい 会えない" だったかな?、調べてみた。

そうすると、どうやら女性脳は仕事忙しくても「彼氏がどうだ、夜ご飯がどうだ」と複数のことを同時に考えられるが、男性脳はシングルタスクで一つの物事しか考えられないそうだ。別に優先順位が下がっているということではなく、仕事に集中しすぎて他のことは手に付かない状態になってしまうそうだ。(それはそれで女性からするとすごい)

てことは「自分が素直になればいいだけかも」と思い直し、勇気を持って電話アポをとった(営業か)

10分ほど話したら、1週間くらい悩んでいたものがあっさり解決された。

なんだ、話したら解決するのか。

そんなこんなで平和な世の中になりました。(抽象すぎ)
付け足すと、大事な話はテキストでしてはダメです。伝えたいことの1/10くらいしか伝わりません。せっかく口があるので、想いの丈を伝えてください。

それではまた会う日まで。




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