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不思議な猫。

峠工房第二教室にご飯を食べにくる地域猫のみけこちゃんはとても不思議な猫です。

峠工房第二教室にいる姫ちゃんより半年前に生まれた子だから大体一歳半くらい。

姫ちゃん

姫ちゃん達が生まれた時は親猫のニャー子さんはとても調子が悪くて、家族全員保護すべきか?などと話し合っていました。

左側がにゃー子さん

その時もミケコサンはにゃー子さんの子育てを手伝っていて、賢い子だなーと感心していました。
そろそろおちびたちが乳離する頃だなーというある日、いつも餌をあげているところに小さな猫が来ました。
すぐににゃー子さんの子だと分かりましたが、乳離れしたばかりの子が一人で?と思ったら少し離れたところにミケコサンがいました。
コロナ禍で換気のために開け放している玄関先におちびがよちよち入って行っても動じず。
ガラス戸を閉めて、そおっと玄関を閉め、玄関先に落ち葉を閉じ込めても動じず。
そうして我々は無事におちびを保護することができたのです。
賢いミケコサンは、子育てが負担になってるにゃー子さんを助けるために、良質な猫の下僕のいる峠に頼りに来たのかも?と思っていました。
そんな賢すぎて不思議な行動をとるミケコサンですが、今日はミケコサンに助けられました。
みんなが帰って、我々も帰ろうと戸締りをしていたところ、玄関が猫1匹分ほど開いている…?!
元々この玄関の引き戸はかなり軽くて、子どもが締めた後、隙間が開くことがあり、そうするとそこに爪をかけて開けてしまうので、わたしがしめなおしたはずなのに!
案の定、室内に姫ちゃんはいません。
えさでつろうと餌を持って外を探したら見つかるには見つかりましたが、大パニックに陥って逃げる逃げる!
猫を追って町内を走り回っていましたが、どうしてもパニックは治りません。
30分ほど追っかけっこをしていた時、聞き覚えのある高めの鳴き声が聞こえて来ました。
ミケコサンです。
少し離れた道の真ん中で鳴いています。
ミケコサンの声で落ち着き、声の方に行くので住宅地に入らなくなったので何とか捕まえることができました。
姫ちゃんを室内に戻してから、きっとご飯を食べに来たらわあわあしてるからきたんだろうと思った私は、外の餌場を見に行きました。
でもミケコサンは来ていません。
もしかして姫ちゃん捕まえるの手伝いに来てくれた?
まったく賢くて不思議な猫です。
夜中に来るかもしれないのでえさは置いていきましたが、明日お礼にちゅーるをあげようと思いました。

サポートは峠工房の維持運営費となります! 受け皿のなかった重度障害者の生活・学習・就労訓練から始まり半世紀、近年は増加傾向にあり、対応が追いついていない軽度発達障害、また選択肢の少ない身体障害の人達も住み慣れた地域で生きていけるような自立を支援をしています。よろしくお願いします。