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no.15 大きめの花瓶 作成編①

陶芸教室で作っている作品の作成過程です😊
先日、大阪市にある東洋陶磁美術館にお母さんと行きました。いろんな展示を見た中で、下のリンク先のような花瓶を作って~とリクエストをもらいました😎

500~600年前に韓国で作られた俵型の壺です。何百年も前に作られたものが残っているって本当にすごいですね✨

■大きさと重さのメモ📝
赤土を2 kg使って作りました。

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まずは円筒形になるべく薄く高く引き上げていきます。
23 cmしか上がってません…😵😭2 kgもあったら30 cmは上げたいところです。

以下、電動ろくろの自分用メモです📝
・面積が広くて常に全体的に水を付けるのが難しかった。水切れを起こし摩擦が出て作業が難しい。
・分厚い土を安定して押し付けられるほど指の力がない。スポンジで押さえつけたら安定感は少し出た。しかし厚みが分かりにくく均一な厚みにできず、デコボコになった。
・あとで口をつけるときに穴を開けたら、厚みが1.5 cmぐらいあった。もっと薄くしたい。

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電動ろくろの最後に、上の穴を閉じてしまいます。このまま乾燥すると割れてしまうので、空気穴を開ける必要があります⚡側面に花瓶の口を開けるので、そこに小さな空気穴を開けました。

この後、ドライヤーで数分乾かし、シッタという台に乗せて、底を少しだけ削りました。
中身が全く見えないので、どれぐらい削ったらいいのか分からず、分厚くなってしまいました😅穴を閉じる前にチェックしないといけませんね🤔

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口は電動ろくろで作りました。大きすぎたので手ろくろを使って結構小さく削りました。
側面に穴を開けて口を乗せる形で接着しました。

土が乾いておらずかなり柔らかい状態で作業しました😗
俵を横にした後、側面を叩いて台形に近い形に変形させる必要がありました。乾きすぎると叩いているときにヒビが入ってしまうので、なるべく柔らかい状態で作業しました。

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柔らかすぎるので、ベタ~っとたれてきてしまいます。完全にたれぱんだ状態でした🐼上の写真は、口をつけてから垂れてしまうので支えているところです。

(…たれぱんだっていうキャラクター、ご存じですか?)

ここまでを1日で作業しました。

ある程度乾燥してから、装飾の作業を行いました。
陶芸教室で作っていると、なんと、過去に他の生徒さんも同じ作品を見てかなりリアルな再現作品を作られていました…❗❗🙄
美術館で見たのと同じ色にしてもおもしろくないなぁと思ったので、全然違う色にしてみました。

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弁柄という茶色くなる顔料を水で溶いてスポンジでトントンと塗りました。
その上から、黒化粧という真っ黒な液状の土を少し水で薄め、同じくスポンジでトントンと塗りました🥳

お母さんに相談したところ、「手に付きそうな茶色がいい」とのことでした。
手に付きそうな茶色…?🤔
よくよく聞いてみると、備前焼の焼き締め(釉薬をつけずに本焼きすること)みたいな、渋い感じが良いとのことだったので、弁柄と黒化粧を塗ってみました。この上は施釉せず焼き締めてみる予定です😉

そして、お母さんは美術館では鶴の絵が描いてある作品が気に入っているようでした。
どんな鶴が良いのか聞いてみると「現代アートっぽいやつ」がいいとのことでした。
現代アートっぽい鶴…??🤔🤔
Googleで検索してみると、このような飛んでいる鶴がいいそうです。

キャプチャ

(現代アートっぽいのか…??🥳)

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白化粧で鶴の形に盛ってみました。翼が羽っぽくなるようにモコモコに盛ってみたのですが、あんまりそれっぽくないですね😅

釉薬は鶴の部分にだけ、光沢のある赤・黒を乗せようと思っています😀くちばしは絵の具で黄色にするか、金箔釉でキラっとするか、悩んでいます。

次回は釉掛けのときに更新します✨

【2020/10/27更新】この作品の続きはこちらの記事です。ぜひご覧ください😉


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