賃貸アパートの自宅で陶芸を始めるときに必要なアイテムをまとめました
賃貸アパートの自宅で陶芸を始めて約1か月経ちました。環境が整ってきたので、使っている道具や設備について紹介します😀
なお、陶芸の工程は大きく分けて2工程、
①成形→②焼成
となりますが、このうち、①成形の工程のみ自宅で行っています。電動ろくろを使っての成形がメインです。
焼成以降の工程は私が通っている陶芸教室で行っています。
1.部屋の準備について
電動ろくろの周りは泥が飛び散ります。賃貸の部屋なのでなるべく汚さないように、ゴミ袋を開いて養生テープで壁に貼り付けました。
私が購入した日本電産シンポのRK-3Dは静かで振動もほぼありません。が、念のため床には100均で買った連結マットを敷いています。4枚購入し2枚ずつ組み合わせ、電動ろくろの脚の下に敷きました。
マットの上に直接電動ろくろを置くとグラグラしたので、電動ろくろの梱包材として付属していたベニヤ板をマットの上に敷いています。
ちなみに写真左下の発泡スチロール製のブロックは100均で買った足置きです。縦にするとやや不安定なのでもう1ブロック買うか検討中。
2.ろくろについて
日本電産シンポのRK-3Dを購入しました。「電源を消し忘れるぐらい静か」というキャッチフレーズ通り、毎回電源を消し忘れています。最速で回しても振動はほぼなく、音は扇風機より静かです。こちらを購入して良かったです。
こちらの動画でRK-3Dの紹介をされています。
ネットで探しているとだいたい12万円台が新品の相場のようです。
私は陶芸教室の先生から、先生の仕入れ先の陶芸用品卸屋さんに見積をしてもらったところ、送料込みで相場より1~2万円安かったので、そちらで購入しました。
RK-3Dは重さが45 kgあるので、女性が一人で持ち上げるのは無理だと思います。私の場合は搬入してもらったお店のスタッフさんに設置してもらいました。
ろくろの脚の高さを合わせる作業のとき、たまたまですがネジがものすごく硬くてかなり苦戦されていました。自分ひとりでは到底無理そうでした。自信がない方はお店の方に設置してもらえる方法で購入した方が良いです。
ちなみに手ろくろは購入していませんが、今のところ特に不便はありません。数千円するので手びねりで作陶する予定のない方は買わなくていいと思います。
像を作ったときに回る台の上で作業した方がやりやすいな、と思いましたが、Amazonで600円程で買ったケーキ用の回転台で十分間に合いました。下の猫の像はケーキ台に乗っています。
3.家具類の備品について
家具は棚、机、イスを用意しました。イスはこだわったので次の章で紹介します。
作品の乾燥や道具の置き場所として棚は欲しいところです。
棚はいらないカラーボックスの本棚があったのでそれを使いました。どちらからでも取りやすくしたかったので、背面の板は抜いて使っています。こういう形のちょうどいい棚が通販で見つからなかったので(あっても大きくて値段も高い)この方法が私的にはベストでした。
粘土を練るために机は必須だと思います。机は家に余ってたニトリの5000円の机を使っています。
元々夫のパソコン作業用の机だったので、土を練るには強度が弱くてグラグラするのでは、と少々不安でした。また、高さが72 cmなので身長150 cmの私が土を練るには高いです。
まあ多少は揺れるし高すぎますが、一日に何回か土を練る分には特に問題ありませんでした。タダで入手できてこれなら十分です。
粘土を練るときは100均で買った板の上で練っています。板と机の間に同じく100均で買ったすべり止めシートを挟んでいます。
今困っているのが、100均で買った板は水を吸うとだんだん反り返ってくることです。今家にある板は全部沿ってしまっているので、成形直後の作品を乗せると一緒に反ってしまいそうです。なので新聞を敷いて机に乗せています。反らなくて多少吸水するお安い板があったら教えて頂きたいです…。
4.イスについて
こちらのイスにキャスターなしのオプションを付けてを購入しました。
候補が少なくて探すのに苦労しました。
選んだ理由は、
①座面の最低の高さが42 cmとかなり低め(身長が低いため)
②座面の高さが調整できる
③キャスターなしのオプションがある
の3つです。
こちらの動画で、座面の高さの調整ができてキャスターがないイスがおすすめだと紹介されていたので、そのようなイスを探しました。
買ってみて、やはり最低42 cmというのは私にはちょうどよく、良かったです。が、使ってみて気付いた点が2つ。
①背もたれはいらなかった
ちょっともたれられて良いかなと思ったのですが、座る面を向けるときに汚れた手でイスを回さないといけないので邪魔になりました。
②メッシュ素材なので汚れが拭きにくい
イスをどうしても汚れた手で触らないといけない場面があるので、拭きやすい合皮の方が良かったですね。
というわけで背もたれがなくて合皮のものをおすすめします。
5.道具について
使っている小道具類は写真の通りです。私は大阪在住なので、掻きベラ(右の1本)、ゴムへら、カンナ、木ごて(左の1個)、柄ごては草葉善兵衛商店のネットショップで購入しました。
それ以外はもともと家にあったり、100均で買ったり、Amazonの陶芸セットで買ったものなどです。
語りたいことがあるのは定規とゴムへらです。
■定規
端までメモリのある定規が家にありませんでした。そして大皿や丼を作るとき用に15 cmだけでなく30 cmの定規も必要になりました。
写真のステンレスの定規は100均のセリアで購入しました。(近所のダイソーにはプラスチック製しかなかった)ちょっと分厚いですが値段の割に良い品です。
■ゴムへら(ソフト小)
Youtubeでゴムへらを使っている動画を見て使ってみたいなと思い購入しました。
粘土の成形直後は表面が滑らかですが、削り後の表面はザラザラになってしまいますよね。それが嫌でなめし革でなめしてたのですが、スポンジで少し湿らせてからゴムへらでなめすとすごくきれいになりました。買ってよかったです。
6.土の再生について
陶芸に使った道具を洗面所や流しでそのまま洗うと、排水管に土が沈殿して詰まる恐れがあります。要注意です。
私はバケツに水をためておき、道具類はここで洗っています。電動ろくろをするときの手水もこのバケツの水を使っています。バケツは2~3個あると便利です。100均で買いました。
水は2週間に1回ぐらい変えています。泥を沈殿させてから上澄みを雨水が流れ込む排水溝に直接捨てに行っています。
【2021/6/11追記】暑くなってきて水が腐敗しやすくなってきた(どぶ臭くなる😱)ので、バケツの水は毎回変えるようにしました。
沈殿させた泥や、電動ろくろのときに出るドベはすべて集めておきます。乾燥した削りカスや、失敗作を乾燥後に砕いたものもバケツに集めておき、そこに水とドベを混ぜて粘土を再生します。
粘土を再生するときは、普通は素焼きの鉢や厚い石膏板を使いますが、うちにはないので、最初は板の上で2日ほど乾かしていました。
ですがふと思いついて珪藻土マットを買ってみたところ、1日もかからず乾かせました。
乾かすときには板と粘土の間に布を挟むと良いようです。この布は木綿だと粘土中の微生物が木綿を食べてしまってすぐボロボロになるそうなので、化繊の方がいいそうです。私は着なくなったユニクロのポリエステル100%の服を破いて使っています。
おわりに
以上が私が自宅で陶芸する際に使っているものの紹介でした。ご質問やアドバイスがございましたら、ぜひぜひコメント欄から教えて頂けると嬉しいです😊
よろしければサポートをおねがいします😊頂いたお金は粘土代に使い、陶芸の道を極めていきます。いつか作品にプレミアがつくようにがんばります🍵