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ドキュメンタリー映画 『旅する不動明王』 製作進行中!

等覚院に江戸時代から続く 「不動尊ご巡行」を題材にしたドキュメンタリー映画『旅する不動明王』の製作が進行中です。

等覚院には、毎年春に、お厨子に入った不動明王像を地域住民で持ち回る「ご巡行」という風習があります。こうした風習は一般に「出開帳」と呼ばれ、江戸時代には清涼寺(京都)の釈迦如来像、善光寺(長野)の阿弥陀如来像の出開帳が人気を博したとされ、現在の博物館展示もその延長にあります。「ご巡行」は、江戸時代から現代まで途切れずに継承されている点、「不動」尊像が他の地域に「動く」という点で全国的に珍しいとされます。

撮影のきっかけはコロナ禍でした。2020年より規模の縮小を余儀なくされ、長年お宿を勤めて下さっていたお世話人の方も、相次いで逝去されました。<いま記録して継承しておかないと、この伝統そのものが途絶えてしまう>。そうした危機感から少しずつ撮影を開始。時同じくして、新規に「お不動様をお招きしたい」という若い世代も現れ、その願いは2022年に初の東海巡行という形で結実しました。

コロナ禍の数年で、日本各地はおろか世界中で祭りや伝統行事が揺れる中、「ご巡行」はどうなってゆくのか。過去(その歴史)・現在 (とりまく現状)・そして未来への展望を、一本の映像作品として発表します。現在撮影の8割程度が終了した段階で、撮影が終わると編集作業に移り、2024年年内の完成を目指しています。こちらはまた改めてご案内致しますが、近くクラウドファンディングも公開予定です。

撮影、編集やデザイン、資金調達、配給、広報などなど、ノウハウのある方は是非お力をお貸し下さい。映画の完成へ向けて、皆様のご信援をお願い申し上げます。

<監督/中島光信(当山 副住職)>

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