【たちまちミートアップ事例 #02】コワーキングスペース×ドローン協会技術顧問┃オンラインから生まれたリアルイベント
「オンラインでたちまち繋がって、リアルで会おう!」がコンセプトのオンラインイベント「TOUCH × MATCH MEETUP(たちまちミートアップ)」。
広島県のコワーキングスペースやハブとなる施設が軸となり、事業者や創業者が「いつかリアルで出会うために」オンラインで繋がるイベントです。
前回の#01に引き続き今回はMEET UP事例 #02をご紹介 。TOUCH × MATCH MEETUPを通じて生まれたドローンイベントについて話を聞きました。
コワーキングスペースでドローン体験!?「TOUCH × MATCH MEETUP」で生まれたリアルイベント
―まずはお二人の仕事(事業)について教えてください。普段はどんな仕事をされていますか?
井口都さん:広島市にあるコワーキングスペース「co-ba hiroshima」でコミュニティマネージャーを務めています。施設の管理・運営はもちろん、人と人が繋がるための場作りや利用者同士のマッチングなど、幅広くなんでもやります。
co-ba hiroshimaは広島の中心部にあり、契約席数は70ほど。デザイナーやWEB制作などクリエイティブな仕事で独立している利用者が多い印象です。
岡田秀一さん:「広島県ドローン協会」で技術顧問をしています。ドローンを使った映像制作や技術指導が主な役割ですが、大学で「ドローンで撮る地域の魅力」という授業の講師を務めたり、消防の方に対してドローンの運用指導にあたったりもしています。最近ですと、ドローンにまつわる法改正のワーキンググループ(国土交通省)にオブザーバーとして参加しました。
―第3回「TOUCH × MATCH MEETUP」(2022年1月25日)に参加されたお二人。たちまちミートアップへの参加目的を教えてください。
井口さん:コワーキングスペース間の横のつながりや、情報の間口をもっと広げていきたくて、co-ba hiroshimaとして“たちまち”にはできる限り参加しています。
広島のコワーキングスペースって地理的に中心部にかたまってしまっているんですが、“たちまち”を通じてほかの地域の人たちとも顔見知りになっておきたくて。「こんな人いない?」と尋ねられたときに、もっと紹介できるネットワークを広げておきたいんです。
岡田さん:実は2回目の“たちまち”参加でした!1回目は「見る側」として、2回目ではプレゼンターとして参加しました。
目的は、刺激となるアイデアや取り組みに出会いたかったからです。正直にいうと、初めて参加したときはちょっとだけ勇気がいりました(笑) でもコロナ禍で人に会う機会が激減していて、意識的に若い人と接点を持っていたいと思っていたんです。
―今回“たちまち”をきっかけに実現したことを教えてください。
井口さん:co-ba hiroshimaでのドローンイベント「知る、触れる、動かす! これからのドローンの世界」が実現しました!
まずは2月に「入門編」を開催。60分間のオンライン講座で、ドローンの基礎知識や規制、操縦について学びました。
そして3月には90分間の「実践編」を開催。岡田さんの指導のもとドローンに触れ、実際にco-ba hiroshimaでドローンを飛ばしました。
岡田さん:今回のイベントがきっかけで初めてco-ba hiroshimaさんを利用しました。どんな運営をされているのか、どんな方が利用されているのか、興味が尽きなかったですね。
―オンラインイベントとリアルイベントの2部構成だったのですね。どういった流れで一緒にドローンイベントをやろうということになったんですか?
井口さん:コワーキングスペースでイベントがやりたかったので、岡田さんにお声かけしました。航空法改正によってドローンまわりの法律が整備されることから「ドローンを始めるなら今がチャンス!」という“たちまち”での岡田さんのプレゼンを聞いて、ものすごくおもしろそうだと思ったんです。
「室内でも飛ばせたりしますか?」と岡田さんに伺ってみたら「できます!」とのことだったので、ぜひにとお願いしましたね。
岡田さん:井口さんとは“たちまち”のイベント中に、まずSNSでつながったんですよね。イベント準備の約1カ月間は、Messengerで連絡を取り合ったりZoomで打ち合わせをしたりしていました。
オンラインで出会ったからこそ生まれる、
企画と実行のスピード感
―イベントを開催してみて、参加者の反応はいかがでしたか?
井口さん:やはりオンラインイベントだと気軽に参加してくれる人が多いと感じましたが、のめり込み方をみるとやはりリアルイベントのほうが熱量が大きいですね。
個人的には、ドローンの種類の豊富さに驚きました。イベント後、ドローンライセンスについて岡田さんに質問されている参加者もいたので、イベントを開催して良かったと思います。
岡田さん:若い方々と知り合うきっかけになったのが一番の収穫です!講座をおもしろがってくれて、僕自身もうれしかったですね。コロナ以降、急速にオンラインのコミュニケーションが普及しましたが、やっぱりリアルで会うのって大事だなと改めて考えさせられました。
―今後の展望を教えてください。
井口さん:お互いどんな事業をしていて、今後どんなことをしていきたいのか。そこをオンライン上でフランクに会話しておけたからこそ、スピード感をもって協働できました。“たちまち”で顔なじみになることで、オンラインで繋がった方とリアルイベントを開催することに対してハードルがひとつ下がるんだということが実感できましたね。今後は、繋がったコワーキングスペースと新しい連携の仕組みが作れたらと思います。
岡田さん:自動車と同じで、使い方によってドローンは人を傷付けてしまうこともある。ドローンの安全な使い方を知って、身近に役立てられる社会を作っていきたいです。
―最後に、今回”たちまち”繋がった感想を教えてください。
井口さん:イベントを一緒に企画して運営するというワクワク感や一体感を共有できたのは大きな収穫でした。岡田さん、ご一緒できてとても楽しかったです!
岡田さん:コロナ以降は、失ったものを数えることのほうが多かったんです。でも“たちまち”をきっかけに井口さんをはじめ若い世代の方々と一緒にイベントを創り上げたことで、年齢も場所も超えて刺激的な時間を過ごすことができました。企画から実行までのスピード感も心地良かったです。
また、“たちまち”は、ぜひ40代以降の年齢層の方々に参加してほしいと感じましたね。年齢を重ねるごとに自分の持つ価値観だけが正しいと思い込んでしまいがちなんですが、思い切って新しい世界に飛び込むことで驚くほど視界が開けていきますよ。
今回は人に会う熱量を実感できてうれしかったです。井口さん、こちらこそありがとうございました!
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・企画 / 編集=後藤峻(@concierge_goto)
・取材 / 執筆=アンドウミク(@holiday_cloudy)
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