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戦国追体験~城郭を歩こう!

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山城を中心に、戦国の気風を感じられる城跡を訪問します。
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#わたしの旅行記

熊本城「宇土櫓素屋根特別公開」訪問記

 2016年の熊本地震によって大きな被害を受けた熊本城。いまだに震災の傷跡が残りますが、少し…

高取城~山中に眠る天険の要害

 奈良県で唯一「日本100名城」に選定されている高取城は、高市郡高取町にあります。標高583メ…

湯築城~見事な水堀を持つ中世城郭

 愛媛県松山市にある名城といえば、言うまでもなく松山城が挙がるでしょう。  知名度では劣…

岡山城「月見櫓特別公開」訪問記

 私のnoteを読んでくださっている方は、城の「特別公開」に関する記事が非常に多いことに気づ…

備中高松城~戦国の分岐点となった水攻め

 2023年最後の記事は、今年11月に訪問した備中高松城の紹介といたします。 備中高松城の戦い…

備中松山城に縁のある人々

 先日、備中松山城の訪問記を「建物の魅力」の面から紹介しました。  今日は趣向を変えて、…

岡山の名城・備中松山城の天守を"普段見えない角度"から見る

 岡山県高梁市にある備中松山城は、全国に12しかない「現存天守」のひとつがあることで知られています。  天和3(1683)年に修築され、明治維新以降も解体されることがなかった天守は、国の重要文化財に指定されています。また、天守の背後にある「二重櫓」も重要文化財です。今年11月4日~5日に内部が特別公開され、貴重な機会を逃さないため訪問してきました。 現存唯一の「山城」の天守 備中松山城が築かれたのは、標高430mの小松山山頂です。中世には、さらに奥の大松山に城が築かれてい

明石城「櫓特別公開」訪問記

 兵庫県明石市にある明石城は、日本100名城の一つでもあります。築城は江戸時代初期の元和5(…

吉田郡山城~毛利氏の繁栄を伝える大城郭

 安芸の国人領主から、中国地方の覇者に成長した戦国大名が毛利元就です。  毛利氏は鎌倉時…

広島城~西国の覇者の城の楽しみ方

 広島城は、毛利輝元が太田川の河口に築いた近世城郭です。関ヶ原の戦いで毛利氏が敗れると福…

安土城~近世の始まりを告げた城

 安土城は、織田信長が築いた城としてあまりにも有名です。  昨年、彦根城や観音寺城と一緒…

大坂城「櫓特別公開」訪問記

 大坂城(現在は「大阪」だが本来は「大坂」といった)と言えば知らない人はいないでしょう。…

赤穂城~山鹿流兵学を取り入れた個性的な城郭

 播州赤穂といえば、有名な塩の産地。そして、大石内蔵助に率いられた赤穂浪士の討ち入りが思…

タコとウサギと岸和田城

 大阪府南部にある岸和田城は、続日本100名城にも指定されています。  南北朝時代、楠木正成の配下である岸和田氏が築いたのが起源といわれています。安土桃山時代、羽柴秀吉の叔父・小出秀政が城主となって近世城郭として整備されました。  江戸時代には、譜代大名の岡部氏が城主となり、岸和田藩を治めました。現在の岸和田城は、本来の広大な城域のうち、本丸と二の丸の一部が残っているだけです。  岸和田城の最寄り駅は、南海電鉄岸和田駅、もしくはその隣の蛸地蔵駅です。 「蛸地蔵」という