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中国語学習日記9ヶ月目<雨だれ石を穿つ>

はじめに


もはや年末。年の流れの速さを感じつつも、今年の年初を考えると大きく状況が、自分自身が変わっていることを実感します。1年もう、でも1年一生懸命いきたとも思うそんな年末になったような気がします。(その時は現在の会社に就職が決まっていなかったと思ったのもすごく変な感じがします)
時間は常に水のように流れていき、年末が近づいた時に初めて時が流れているのにそこで初めて気づいた時に「虚しさ」が押し寄せてくるのだと思います。何も残らずただ水が流れて何も残ってないように感じるけれど、水は流れていくだけではなく私たちの元に何かが残っていることがあり、年末はそれを確認する時期だと考えています。
それが私にとって「言語」特に中国語だったように思います。

1年前の1月は私は拼音も知らなかったのに、今はネイティブと会話を続けられるまでになったことは大きな達成感を私に与えてくれます。

①台湾留学の前の特訓

このままのレベルでは2ヶ月後の台湾留学の時に対して何も得られずに言ってしまう可能性があると考え、勉強量を増やすことにしました。
ある程度詰め込み、それを「慣れさせる」ために留学に行く段階に持って行きたいからです。いつもやってる勉強に4つ増やすことにしました。

(1)原書を読む(15分)


ある書店で見つけた台湾の雑誌「新活水」。フェミニズムに関することが書かれていると思ったので2冊購入しました。それをipadでPDF化してGoodNoteで拼音と意味を書いていくというのを15分やるようにしています。こういうことは勉強というより「作業」に近いのでプレッシャーをあまり感じずにできるからおすすめです。

感じる成果としては拼音に対してより正確に記憶できること。そしてそれが発音の矯正につながります。そして繁体字に慣れることにも役立ちます。

韓国語を勉強するのに読書体験を通して世界や視野を広げていった私にとっては「読書」は外国語勉強に欠かせないパーツの一つ。そして目的でもあるので、今後原書体験の基盤になるように早い時期から挑戦することにしました。意味はほとんど理解していません。

(2)Chinese Beansのスクリプトを毎日2つずつ読む。

iTalkiの先生に教えてもらったChinese Bean.

HSKのレベル別に合わせたスクリプトが大量に掲載されています。(それも音声、拼音付きで無料)実は前からこのような短めなスクリプトを探していました。
理由は今使っているSuperChineseがいつかは底を尽きてしまうからです。毎日の勉強習慣の牙城が底を尽きてしまったら勉強習慣が崩れてしまう可能性があり、それを一番避けたかったです。
前から聴く中国語!という雑誌を読もうかと思ってはいたんですが、レベルも難しいことが難点でした。お金もかかるし。
それが全て無料でできるのを知って両手をあげて喜びました。
やり方はスクリプトを読みながら、音声認識を同時に起動してきちんと正しい発音しているか確認します。そしてわからない単語はその場その場で調べます。→これをAnkiに登録まで続けられたら理想。。。

(3)中国語の動画を5分見る。

前回オタク基盤がないから言語を慣れるための多听をするのが難しいし心理的負担が大きいと書いたと思うのですが、まずは先に「やってみる」が大事かと思い5分だけ中国語の動画を見ています。基本的には赵丽颖のインタビュー動画を1日5分ずつ小分けにしてわからない単語はノートにメモしている状況です。


(4)文法書を毎日少しずつやる


これは(1)(2)(3)をやりながら気づいたことなんですがやはり文章を構成して話す力が弱いなと思い文法をもう一度きちんとやることにしました。買っておいて挫折した中国語のテキスト(笑)

②新しいことに取り組んでわかったこと。

(1)文章を構成する力が弱い


さっきも書きましたが、単語をわかってもそれを構成するすべを知らなければ相手に伝わらないということを実感しました。特にチャットしている時に感じます。いつも簡単な文章だけ中国語で返して難しいのは日本語で打ってしまいます。

(2)HABIT TRACKERの存在

最近は何らかのライフハックとしてハビットトラッカーの存在を知りました。

ハビットトラッカー(Habit tracker)は自分の習慣を書き留めること。

今回やることを増やす上で始めたが今のところ大きく機能をしています。自分がやらないことが増えすぎたので何をやって、何をやってないかがわかるというのをリマインドしてくれる機能があるのも嬉しい誤算でした。そして水のように流れていってしまう「勉強」を一つ一つ拾って積み上げていくのが目に見えてわかるので「上達」以外の方法で自分がやってきたことに対して自信を感じられると思います。

③不意にやってくる「気づき」

(1)滴水穿水(di1shui3chuan1shi2)。



言語勉強をしていると不意に「確かに」と気づきを得られることがあります。
題目にも書いている「雨だれ石を穿つ」。これは本当に突然、言語学習は「雨だれ石を穿つ」なのだとそのイメージが浮かびました。何度か書いているが言語学習の良い点はどんなに頭が悪くてもきちんと毎日続けていたらきちんと効果が現れてくれること。いつの間にか石に穴が空いていると認識した時の快感は何事にも変えられません。
「雨だれ石を穿つ」が現していることはもう一つあって、あんな固い石なんて水なんかで削られる訳がないと思っているものがいつの間にか削れていること、つまり絶対に不可能だと思っていたものが自分がやれたと実感する時、快感と共にやってくるのは自分に対しての自信です。その2点が100%表現しているのがこのことわざだなと思いました。
ちなみに中国語は滴水穿水(di1shui3chuan1shi2)。

(2)「どれだけやればいいのか」という絶望、でもカウンターパンチがやってきた。


言語勉強をやっている時に感じる絶望のうちの1つが「一体どれだけやればいいの?」ということ。あまりにもゴールが遠すぎて見えない時に感じる絶望感がやってきます。
しかし今回は違いました。カウンターパンチわからない単語に出会った時一体あとどれくらいやればいいのだろうとふっと浮かんだ時、カウンターパンチも同時にやってきました。

「ゴールはないから、過程を楽しめばいい。最初からゴールなんてないのだらか幻想のゴールを追い求めるのはやめよう」と。

これは自分でも驚きました。今まで何度も思ってきたことだっただけに「あ、またきた」と思ったのと同時に自分で自分が勇気づけられたこと、自分で答えが出せたことに対しての喜びがより一層胸を打ちました。

おわりに

バーナーの趣向を変えました。今まで固定のものがなくていつも悩みの種でした。「統一性」「中国的な要素」「写真の美しさ」
というキーワードで探していたらドラマ「知否知否应是绿肥红瘦」の製作陣が24節気に合わせた細長の写真を出していたのでそれをアップロードする時期の時の24節気の写真にすることにしました。今は「大雪」です。


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