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ビジネスパワーという立方体を創る

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「好きx得意x強い」の三軸で生まれるビジネスパワー

五十代ラストイヤーである2020年というスパンが、いまさらながら己のビジネスパワーを拡げてくれたと認識している。
それはもちろん新型コロナウィルスの蔓延による社会的変動によるもので、働く誰もがそこへの影響を受けたはずだ。

ビジネスパワーとは、働く人物を包み込む立方体である。(すこぶる陳腐な名称を勝手に名付けた)
もちろん視覚的には認識できないが、それは有る。確実に有る。
20年もの間、多くの企業戦士を相手に人材育成をしていると、じんわり掴めるようになった洞察ともいえる、いわばビジネス活動における属人的キャパシティだ。

具体的に説くと、好きなコト得意なコトでできた面積に強いコトを高さとして形成される空間の大きさである。
私の場合、好きなことは「マンガを描く」。これは小学生へ上り立の頃から続いている。
得意なことは「教える」という他者への働きかけ。特に好きな事ではないが、三人兄弟の兄という立場が教える役割を余儀なくさせてくれた。
そしてメカ好きの亡父の影響で機械類には強くなった。PC8001を買い求める際、生涯初めて月賦を組んだあの日のドキドキは忘れられない。

強いコトを伸ばさせたコロナ禍でのビジネス環境

これら三軸で構成される不可視な立方体を人それぞれが身にまとっており、その容積が活動のフィルターとなってビジネスチャンスを得られる構造になっている。
私にとって感染症対策としてテレワークの推進が、強いコトを一気に押し伸ばしてくれた。
好む好まないなど言ってられないオンライン学習が、問答無用の勢いで人材教育の世界へと浸透していく現実。
急変する事態がデジタルツールに明るい私の様子につながって、はからずもビジネスパワーの領域が拡がったのだ。

ただし強いコトは相対的な軸なので、世の中の移り変わりによってはいつまでも優位というわけではない。
好きなコトと得意なコトで基盤を築いておき、取り巻く環境の中で強さを活性させていく……六十代に突入する私のビジネス戦略なのである。


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