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これまでの私とは……画文家になるための往日

自身の干支が5度訪れるまで考えもしなかった還暦という名のマイルストーン。
そこから二年近くが経ち、60代というポジションにも慣れ始めました。(多くの申請書類に設けられた年齢欄の最右へチェックする抵抗感など)
そんな我が身をアップデートするために、このnoteというプラットフォームを相棒として付き合い直します。
そこでひとまず立ち止まって、いままでの歩みをまとめてみることにしました。

本業といえば、人材教育の講師業

描いて教える得意技をひっさげ、企業に赴いての研修講師を22年間務めております。
そもそもは電機メーカーに就職し、やがて一念発起して情報システム開発会社を立ち上げましたが、倒産の憂き目に遭いました。
(会社を畳んだ日に富士川SAから見た富士山が、ただただ美しかった……)

再起の道としては、我が身ひとつで働く決心を固め、飛び込んだのが企業の人材教育を担う研修講師なる仕事。
ホワイトボードに絵を描きながらビジネススキルを教えていくスタイルで、数社のエージェントと契約しました。

ちなみに2022年に描いた100枚以上の板書は、次回の投稿にまとめます。

実際に講義で描いた板書(iPadアプリ”Concept”にて)

絵を描いてきたこれまで

ビジュアライゼーションにて講義するスタイルは、子供の頃から漫画を描いていた経験に支えられています。
絵とは直接関係のない企業研修という世界だからこそ、私の特技が多少目立ったわけです。
(漫画との出会いは、マガジン『漫画を描くことについて語るときに僕が語ること』をご覧ください)
https://note.com/tou15/m/madafbcc6bf52

人生において漫画に関する出来事は、こんな具合です。
 2019年2月:「ドニチマン」とっとり国際マンガコンテスト 優秀賞受賞
 2019年3月:「紳士と呼ばないで」京阪奈情報教育出版刊

「ドニチマン」全編(とっとり国際マンガコンテスト公式サイトより)
https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1171810/donichiman.pdf

文章を書いてきたこれまで

講師業を営むには、全国に拡がる研修会場への移動が伴います。
週に2回ほど東京大阪間を往復するなど、多忙な時期には相当続きました。
新幹線車内での持て余す時間に某文学賞の募集要項が目に留まり、それへ挑戦しようと秀丸エディタを起動したのが始まりです。

人生において小説に関する出来事は、こんな具合です。
 2000年6月:「営業情報システム」週刊小説ショートストーリー賞受賞
 2003年11月:「eボンバー」オール讀物推理小説新人賞 最終候補
 2015年〜16年:「ならまちサードプレス」短編4分冊発行

印刷された小説たち(中央の原稿はオール讀物の最終審査用ゲラ)

めざすは画文家という存在

漫画と小説に関する活動では、人様からなんらかのご評価をいただけました。
そのどちらにも共通する要素は、ストーリーを拵える妄想力なのかもしれません。
なので、これからの自分へさらなる妄想を拡げるべく、イラストと軽い文章で何事かを著してまいります。
やがてこのnoteが私のポートフォリオとなって、絵と文で想いを語れる画文家と名乗れるように……

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