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ビジネスチャンスをモノにする人たち

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拡がったビジネスパワーをひっさげて歩き回る

ビジネスパワーについては前述の通り(好きx得意x強いで構成される不可視な容積)だが、そいつをただ大きくするだけに満足していてはいけない。
己を包む立方体を動かして、宙に舞う様々な好機を取り込んでいく具体的な行動が求められるのだ。
いくら大きな虫取り網があっても、ただ足下に置いて蝶々が網に止まるのを待つのでは愚かだ。蝶々が飛び交うお花畑を見つけて、手にする網で大きな八の字を描くことが求められる。

浮遊するビジネスチャンスは、ビジネスパワーというフィルターに吸収され、やがてそいつを形成する三軸のそこかしこへと影響していく。
その結果、ビジネスパワーはより厚みを増し大きくなる。
そのためにもとにかく、己のビジネスパワーを信じて歩き回れ。歩き回りなはれ!

ビジネスチャンスを捉える感度を磨く

”好きで得意で強い”の3要件から形成されるビジネスパワーは、ビジネスチャンスをつかむためのアンテナでもある。
大きな容積を有して歩き回れば、そこにははからずも何かが引っかかる。
取捨選択は必要だが、それだけチャンスを捉える感度が高い状態になっているといえよう。
したがって前項と重ね合わせると、ビジネスチャンスをモノにする人たちはビジネスパワーが大きくなり、ビジネスパワーが大きくなるからビジネスチャンスをモノにすることができるという好ループが生まれるわけだ。

ビジネスチャンスをモノにしたと感じるために

企業研修の講師である私は、都心へ出かけては企業の会議室などに受講者を集めて、コンセプチャル系の教育を行っている。いや、行っていた。
しかし2020年の稼働を振り返ると、97%が奈良にこしらえたライブ配信スタジオからのオンライン講義に様変わりした。
さらには、リモートワークを推進するためのビジネス書出版への依頼まで舞い込んできたのだ。

社会や経済、政治など環境の変化において、多くのビジネスチャンスが空を舞う。
それは世の中の困りごとから発生する社会的課題といえよう。
自らの”強み”がそれらに反応したとき、ビジネススタイルに変化が生まれる。
たとえばこのコロナ禍を顧みて、昨年とは異なるビジネススタイルが得られているか。
それも”好き”と”得意”を活かせる活動として。
そんな実感があれば、ビジネスチャンスをモノにしているといっても過言ではない。



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